チャンピオンズリーグの2日間を終えて、ラファ・ベニテスからのコメントが届いた。
元インテルとナポリの監督は、「ガゼッタ・デロ・スポルト」に次のように語った。
「バルセロナ対バイエルン戦は、ライブで見ていて興奮した。期待以上の展開だったよ。
ラ・マシアの若手は、ドイツ人のエネルギッシュさとフィジカルに立ち向かった。
守備面では完璧とは言えなかったかもしれないけど、サッカー好きにはたまらない驚きのある試合だった。
バルサはカンテラがいかに価値があるかを示した。そしてバイエルンは、相手の才能と自分たちのミスに翻弄されていたが、おそらくそれが試合の行方を決定づけたんだ」
2つのチームがリードしている。それはリバプールとアストン・ビラだ。これが話題の中心となった。
「他のチームよりもチームとしてのバランスが取れている。攻撃もするが、インテリジェンスとスピードで守備も固めている。
勝利を導く哲学と、チームとしての成熟度が際立っている。偶然トップでいるわけではない。ボローニャとライプツィヒ戦では、両チームとも勝ち点に値した。圧倒的には勝っていないけど、自分たちの強烈な個性を印象づけた」
もちろん、その背後には多くのチームがひしめいている。インテルでは、93分にチュラムがゴールを決めた。
「チームの良さ、強さ、そして適時適切にターンオーバーを実施する必要性は、疑いの余地がない。
インザーギ監督は、ベンチからバストーニ、ジエリンスキ、ディマルコ、チュラム、ラウタロを投入できた。
ベルンのスタメン選手がいれば、PKで先制できたかもしれないが、ミスをしたので、ベンチの選手のパワーを活かす必要があった」
ラフィーニャ、ビニシウス、ハーランドなどで話題になった今週、ディマルコの素晴らしいシーズンと進化にも注目したい。
「並外れたインテンシティを持つ選手さ。試合の流れの中で彼の存在感が感じられる。彼の運動能力は最終的に結果を残す。
インザーギ監督にとっても、スパレッティ監督にとっても、もはや欠かせない選手となった。
全体を見渡してみても、彼が現在最も強力なウイングの内の1人であることは間違いないだろう。的確な判断力、そして何よりもチームメイトにとって最善の解決策を見つける能力。まさに強みだ！」
イタリアのチームにとっては明暗が分かれるラウンドとなり、ユベントスは敗北を喫して苦しい状況に陥った。
「火曜日のような悪い夜が訪れるとは予想できなかった。しかし、チアゴ・モッタやビアンコネリの幹部たちのようにサッカーに関わっている人たちは、それが起こり得ることを知っている。
今はそれを忘れ、吸収する必要がある。正しい表現はあなた自身の判断に委ねます。しかし、前を向いてくれ。カレンダーはそれほど助けにならない。ユベントスには難しい試合が待ち受けているが、技術的なクオリティは存在するし、立ち直ることはまだ可能だ。チャンピオンズリーグは1月まで続くからね...」
アトランタにとって運は味方しなかった。
「枠内シュート、無駄にしたチャンス。0-0という結果だけでそのパフォーマンスを論じることはできない。これが国際的なサッカーだ。そういう試合では、いくら良いプレーをしても何時間も続けてプレーすることになるが、自分がふさわしいものを得ることはできないということをピッチ上で実感することになる。しかし、ガスペリーニ監督は、選手たちの取り組みだけでなく、監督のアイデアを理解する能力も評価した」
ボローニャも自分たちのミスに泣かされた。
「しかし彼らと対峙したチームは、最も印象的な1つだった。
抽選の時点では運が良かったようには思えないし、リバプールやアストン・ビラと、しかも彼らのホームで対戦しなければならないことは負担だっただろう」
予想をするのはまだ時期尚早だろうか？
「3試合は少なくもないが、多くもない。目に見える問題はすぐに明らかになる。ミランはマドリードでレアルと対戦し、ユベントスはフランスでリール、アトランタはシュトゥットガルト、インテルはサン・シーロでアーセナル、ボローニャはモナコと対戦する。しかし、チャンピオンズリーグに出場している限り、このような試合に気後れすることはできない。
イタリアのチームには歴史があり、それは重要だ。非常に難しい試合になるが、不可能ではない。しかし、おそらく次の試合で何かが分かるだろう。より明確な方向性が見えるかもしれない。8試合は、上位8チームに入るだけの力があるチームや、プレーオフに出場できるチームを見極めるために、役立つと私は考えている」
引用元 : Rafa Benitez: “Dimarco tra i top esterni: penso si possa dire tranquillamente che…”
