94分、インテルが3-1でリード、勝負は決した。
サン・シーロが終了の笛を待つ中、インテルのキャプテンで昨年のセリエA最優秀選手であるラウタロ・マルティネスが、ボールを奪い返すために半分のピッチを駆け上がる。
再登場だ。インテルのセカンドスターが、ひとつの動作に集約されている。
レプブリカ紙が今日の号で強調したのはこの部分だ。昨夜、シモーネ・インザーギ率いるチームがパルマに勝利した試合。そこには昨年の意欲と一貫性が戻っているように思われた。
「すべてのものをむさぼり尽くし、テーブルにカスひとつ残さない餓えたチーム」。
もちろん、ネラッズーリたちは、まとまりのある組織と、背番号や役割に関係なくチーム全体に広がる高いクオリティも持っている。
パルマのキーパー鈴木は前夜、ラウタロとチュラムのどちらを警戒するかと尋ねられて、「ディマルコ」と答えた。
前半終了直前、インテルの背番号32は左からペナルティエリアに進入し、ムヒタリアンにパスを出して戻してもらい、かかとでコントロールして切り返し、ニアを狙って右足で蹴り込んだ。インテルがリードしたのはこの時だ。それもフルバックがだ。
このような相手を前に、ペッキアの率いるパルマに何を言えるだろうか?
引用元 : Repubblica – Inter, c’è un gesto di Lautaro al 94′ col Parma che nessuno ha notato