ヨーロッパサッカーを見ていて、ふと思ったのが、良いプレイヤーってローマ出身が多いなということです。
プレミア得点王、CL王者、T・シウヴァの後継者。もし、全員がローマに留まっていたら、凄いメンツだったのではないでしょうか。
ということで、過去にローマ在籍経験のある選手で、ベストイレブンを作ってみました。
昔すぎるとあれなので、2010年以降に在籍歴のある選手から選出しています。
ベストイレブン
フォーメーションは、ダイヤモンド型の4-4-2です。SBが無理やり感ありますが(笑)
ただ、メンツはかなり豪華ですよね。各クラブで中心選手として活躍する選手ばかりです。
アリソン
年 クラブ 出場 (得点) 2013-2016 SCインテルナシオナル 44 (0) 2016-2018 ASローマ 37 (0) 2018- リヴァプールFC 68 (0) ※Wikipediaより引用
リヴァプールに所属する、言わずと知れた正守護神です。
総合力が高く、ブラジル代表ではマンチェスター・シティに所属する、キック精度おばけのエデルソンを抑え、ゴールマウスを守っています。
ローマ時代にCLでリヴァプールに負けた時、攻撃スタイルに感銘を受けて移籍を決断したそうです。
移籍後は、CLとプレミアリーグ優勝に貢献しています。
ちなみに、シュチェスニーがいた頃は、控えでした。
シュチェスニーが「ローマ時代はアリソンが控えで、ユーベではブッフォンが控えなので、俺がNo1GKだ!」とシャレを言っていたのが、面白かったです。
ロマニョーリ
年 クラブ 出場 (得点) 2012-2015 ASローマ 13 (1) 2014-2015 → UCサンプドリア (loan) 30 (2) 2015- ACミラン 156 (6) ※Wikipediaより引用
当時は、ルガーニと共にイタリアの若手有望DFとして、注目されていました。今では、2人にかなり差がついてしまいましたね。
ルガー二はユーベに移籍するも、ほとんど試合に出れませんでした。2021年の冬には、カリアリにローン移籍しています。
ロマニョーリは、ACミランに移籍し今ではキャプテンを務めるまでになりました。暗黒期を乗り越え、2020-2021シーズンのミラン躍進を支えています。
ゼーマンに見込まれ、17歳にしてローマのトップチームに合流する逸材っぷりです。
ベナティア
年 クラブ 出場 (得点) 2005-2008 マルセイユ 0 (0) 2006-2007 → トゥール (loan) 29 (0) 2007-2008 → ロリアン (loan) 0 (0) 2008-2010 クレルモン 56 (2) 2010-2013 ウディネーゼ 80 (6) 2013-2014 ローマ 33 (5) 2014-2017 バイエルン・ミュンヘン 29 (2) 2016-2017 → ユヴェントス (loan) 12 (1) 2017-2019 ユヴェントス 28 (2) 2019- アル・ドゥハイルSC ※Wikipediaより引用
渋すぎたのか、Youtubeで動画が見つかりませんでした(笑)
ローマがウディネーゼから獲得した、モロッコ人のDFです。
ローマでのプレイは1年しかないですが、リーグ2位と好成績を収めたチームに貢献しています。
その後、バイエルンで3年間プレイし、ユーベに移籍という形でイタリアに帰還しています。
ツィエクもそうですが、モロッコ人はちょくちょく良い選手が出ますね。
マノラス
年 クラブ 出場 (得点) 2009 トラシュブロス 6 (0) 2009-2012 AEKアテネ 66 (3) 2012-2014 オリンピアコス 49 (4) 2014-2019 ローマ 156 (5) 2019- ナポリ 26 (4) ※Wikipediaより引用
2014年にベナティアの後釜として、オリンピアコスから獲得した、ギリシャ人CBです。
いきなり主力に定着し、リーグ2位フィニッシュに貢献しました。
ファン投票では「今シーズン最もよかった獲得選手」に選ばれています。
数々のビッククラブに狙われるも、5年間ローマでプレイしました。
最終的には、2019年に3600万ユーロでナポリに移籍しています。
マルキーニョス
年 クラブ 出場 (得点) 2011-2012 コリンチャンス 6 (0) 2012-2013 ローマ 26 (0) 2013- パリ・サンジェルマン 179 (14) ※Wikipediaより引用
Youtubeでプレイ集もあったのですが、このシーンが好きなので紹介します。
リヴァプールとの試合で、サラーの突破を2人で止めた、T・シウヴァとマルキーニョスが胸ドンする熱いシーンです。
マルキーニョスは、1年だけローマに在籍していました。
コリンチャンスから獲得して、レギュラーに定着します。しかし、PSGに目をつけられ、翌シーズンには3500万ユーロで移籍してしまいました。
今では、T・シウヴァの後継者として、PSGで活躍しています。
CLでは、ボランチも高いレベルでこなしていました。2019-2020シーズンは、PSG初のCL決勝進出を決めるゴールを奪っています。
ナインゴラン
年 クラブ 出場 (得点) 2007-2009 ピアチェンツァ 71 (4) 2010 → カリアリ (loan) 7 (0) 2010-2014 カリアリ 124 (7) 2014 → ローマ (loan) 17 (2) 2014-2018 ローマ 138 (26) 2018- インテル 33 (6) 2019-2020 → カリアリ (loan) 26 (6) 2021- → カリアリ (loan) 0 (0) ※Wikipediaより引用
カリアリでブレイクし、数々のビッククラブが狙う中、ローマが獲得しました。
2014-2015、2015-2016シーズンは、セリエAで2年連続のベストイレブンに選ばれています。
2018年には、ザニオーロとのトレードでインテルに移籍しました。
強面でヘビースモーカーなので、風貌だけでも相手はビビるでしょう。
インテルでは、ビダルとナインゴランが同時に交代で出てきて、話題になりました。
ピッチを走り回り、ハードな守備も厭わない献身性もあります。喫煙者とは思えない運動量です。
技術も確かで、ローマ時代はトップ下もこなしていました。パンチ力のあるミドルも打てるため、定期的にスーパーゴールを決めています。
デ・ロッシ
年 クラブ 出場 (得点) 2001-2019 ローマ 459 (43) 2019-2020 ボカ・ジュニアーズ 5 (1) ※Wikipediaより引用
トッティの後を継ぐ、ローマのバンディエラです。
ローマでの公式戦出場は、トッティに次ぐ616試合と、素晴らしい数字を残しています。
好守にバランスが取れている、完成度の高いプレイヤーです。
鋭い読みで、相手の攻撃の芽を摘み取ります。
ゲームメイクの能力も高く、ボランチの位置から高精度のキックで、一気にチャンスを作ります。
イタリアが決勝まで進出したユーロでは、3バックの1角を務めていました。サッカーIQが高いのでしょう。
ピアニッチ
年 クラブ 出場 (得点) 2007-2008 FCメス 32 (2) 2008-2011 リヨン 90 (10) 2011-2016 ローマ 159 (27) 2016-2020 ユヴェントス 122 (15) 2020- バルセロナ 0 (0) ※Wikipediaより引用
ローマでは、中軸として活躍していました。2014-2015、2015-2016シーズンには、セリエAで最多アシストも記録しています。
ショート、ミドル、ロング、どのレンジのパスでも、正確に出す技術を持っています。
また、FKの制度も高く、一時期は5大リーグで最も高いFK成功率を誇っていました。
プレス耐性も高く、中盤で相手をいなすプレイも得意としています。
2016年に、3200万ユーロでユベントスに移籍しました。
トッティ
年 クラブ 出場 (得点) 1993-2017 ローマ 619 (250) ※Wikipediaより引用
ローマ=トッティと言っても差し支えない、生けるレジェンドです。
ファンタジスタで、観るものを魅了するプレーを得意としていました。
過去には、数々のビッククラブからオファーを受けるも、ローマ愛を示し引退までプレー。過去には中田英寿とも、ポジションを争っていました。
ただ、割と天然らしく、おバカなエピソードも結構あります。
「悩みが50%解決する」と謳った本を2冊買って「これで悩みは、100%解決だ!」と言ったり、調べるとエピソードが結構出てきて面白いです。
ジェコ
年 クラブ 出場 (得点) 2003-2005 ジェリェズニチャル 38 (3) 2005-2007 テプリツェ 43 (16) 2005 → ウースティー・ナド・ラベム (loan) 15 (6) 2007-2011 ヴォルフスブルク 111 (66) 2011-2015 マンチェスター・シティ 130 (50) 2015 → ローマ (loan) 31 (8) 2016- ローマ 102 (54) ※Wikipediaより引用
マンチェスターシティから移籍してきた、大型FWです。
空中戦に強く、確かなスキルを持っているため、前線の起点としてチームを牽引しています。
ブンデス、プレミア、セリエAで50ゴールを達成した、唯一の選手となっています。
2020-2021シーズンは、ペドロ、ムヒタリアンと共に、おじさん3トップとして、ローマを牽引しています。
サラー
年 クラブ 出場 (得点) 2010-2012 コントラクターズ 38 (11) 2012-2014 バーゼル 47 (9) 2014-2016 チェルシー 13 (2) 2015 → フィオレンティーナ (loan) 16 (6) 2015-2016 → ローマ (loan) 34 (14) 2016-2017 ローマ 31 (15) 2017- リヴァプール 108 (73) ※Wikipediaより引用
リヴァプールがローマからサラーを獲得した時、ここまで活躍すると誰が予想できたでしょうか。
移籍初年度で、32ゴールを上げプレミア得点王を獲得。その後は、アリソンと共にCLとプレミアリーグ優勝に貢献しています。
爆発撃なスピードとドリブルテクニック、高精度のシュートで、ゴールを量産する、エジプト人ストライカーです。
小柄ですがフィジカルも強く、腹筋はバキバキに割れています。
ちなみに、インテル時代の長友は、サラーを完璧に抑えていました。
やはりエースキラーですね。ドリブルを得意とする選手をマークするのが、得意なのでしょう。
ベンチ入り選手
今回選出しませんでしたが、まだまだ良いプレイヤーが多くいます。
メモ
- フロレンツィ
- バルザレッティ
- ジェルビーニョ
- アシュリー・コール
- エルシャーラウィ
- ストロートマン
- パレデス
etc
他のチームでも、活躍した素晴らしい選手たちです。
フロレンツィは、トッティ、デ・ロッシの後を継ぐローマのバンディエラとして期待されただけに、PSGへの移籍は残念ですね。
まとめ
これだけの選手達が、ローマに残っていたらもの凄いメンツになっていたでしょう。スカウトが優秀ということですかね。
ちなみに、プレミアリーグのサウサンプトンもいい選手を、多く輩出しているので、今度まとめてみたいと思います。
では!