ラツィオ対インテル戦のテーマのひとつは、
ニコラ・ロヴェッラとハカン・チャルハノールという、
2チームの要の遠隔対決だろう。
ガゼッタ・デロ・スポルトはこの2人のミッドフィルダーの対決をこう紹介している。
「選択する前に構築する、2チームの違った指揮官。
ラツィオ対インテルの勝敗はロヴェッラと、
中盤のチャルハノールにかかっている。
爆発的に成長した若者がルカス・レイバに敬意を表し、
背番号6を選択した昨夏を思い起こさせるプレーで。
「ラツィオらしさは素晴らしい。
私は一生このチームのファンでいるだろう」と常々口にする選手。
ピッチでベストを尽くすための、良いスタート地点だ。
チャルハノールはインテルっ子ではない。
だがロヴェッラよりも複雑な道のりを通って、
地元の人々の心をつかんだ。
彼は別のチームのユニフォームを着た後、
ネラッズーリのアイドル兼シンボルになった。
今日、彼は再びホームの感覚を味わうだろう。
バレッラとムヒタリアンに守られ、大事にされる。
インテルの驚異のトリオだ。
チャルハノールのプレーは素晴らしい。
彼は年齢とともに成長し、視野の広さに
(元々攻撃的MFやハーフバックとして備わっていたが)、
ボールの奪取能力と相手のラインを遮断する能力を加えた。
トルコ人選手としては過小評価されがちだった能力だ。
ロヴェッラにもこの能力は明らかだ。
バローニ監督の下で、これまでにはなかった
肉体的、そしてプレーの上での安定性を得た。
彼はゴールを挙げていないのが、2人との最も明らかな違いだ。
しかし、その成長をスパレッティ監督も認めており、
競争が激しい代表チームのミッドフィルダーに選出している。
ラツィオ対インテルは、中盤の展開に大きく左右されるだろう。
なぜなら両チームとも、特徴として外側からの素早い攻撃を仕掛ける。
そのため、中盤の選手はjuego de cambios(スペイン語で、戦術的な交代)に長けていなければならない。
よりうまくjuego de cambiosを行った方が、大きなアドバンテージを得るだろう。
引用元 : Lazio-Inter è anche Rovella contro Calhanoglu: chi vincerà la sfida in mezzo al campo?