結局、ボローニャ対ミランは2月に延期された。この決定は、リーグの最後の評議会後に公式発表された。
コリエーレ・デロ・スポルトは、経緯を再構築する。「金曜日の午後1時頃、救助隊がサン・パオロ・ディ・ラヴォーネ教会から約700メートルのアンドレア・コスタ通りや、付近の小さな通りで救助を続けている最中、Joey Saputo会長は、その時間帯にミラノでリーグの議会に出席していたClaudio Fenucciに電話した。なんと彼はFenucciにこう告げたという。『ボローニャは苦しんでいるボローニャ市民に対して敬意を表し、他のスタジアムでは試合を行わない』と。リーグ評議員が試合の延期を認めず、ボローニャに0-3の没収試合を宣告する結果となっても構わないと。」
「これは思いのほか強い姿勢であり、リーグもミランも予想していなかっただろう。なぜなら、彼らはボローニャ対ミランの試合を観客なしで開催できるスタジアムを探し、ボローニャにこの解決策を受け入れさせるために、世界中を動き回っていたからだ。」
「しかもこの姿勢のために（関係者によると）、経営責任者であるFenucciの主張はさらに強固なものとなった。リーグはボローニャの同意がなければ、他のスタジアムで試合を行うことを強制できなかった。このため、評議会に出席したリーグの弁護士が評議員にこれを伝えた。」
「もちろん、ミランの会長であるPaolo Scaroniは、リーグがボローニャ対ミランの延期を正式に決定した後、議会の最後に自身の考えを述べることはできたし、むしろそうすべきだっただろう。『ボローニャのLepore市長が、ボローニャで観客なしの試合を開催することを認めなかったという決定は理解できない』と彼は言った。しかし実際、発言する前にダッラーラ・スタジアムの周辺を視察し、何が起こっているかを自分の目で確かめるべきだった。評議会の最中も、Scaroniは2つの重要な行動をとった。それは評価に値する。」
「第一に、利害関係者である彼は、投票を棄権するのが適切だと考えた。第二に、観客なしで試合を実施しようとしたが、災害被災者に金銭的な支援をすることを拒否したくはなかったため、ミラノは被災者（50万ユーロ程度）に収益の半分にあたる約25万ユーロを提供する用意があると彼は述べた。」
引用元 : Cds – Così Saputo ha stoppato Lega e Milan: la telefonata e la proposta di Scaroni
