ナポリのサントボーノ・パウジリポン病院を訪問したイタリア代表監督のルチアーノ・スパレッティは、報道陣に対してコメントした。
「スタジアムでの最近の暴力事件についてだが、我々が正しい見本を示し、ピッチ上で正当な振る舞いをすることが肝要だ。当たり前のことかもしれないが、スタジアムに足を運ぶ観客の数の多さを考えれば、適切なスタジアムを再建する必要がある。現在のスタジアムでは、混乱が生じやすく、問題を起こそうとする人間が暴力的行為に走りやすくなってしまう。たびたび話しているが、サッカーというのは世界の心臓であり、どこでも同じように鼓動している。サッカーを愛する人は、敵地に乗り込んでも喧嘩などしない」
スパレッティは続けた。
「人々はチームを応援するために長旅をし、他の街で過ごさなければならない。彼らを歓迎すべきだ。イングランドでは、相手チームのファンでも受け入れ、相手チームのファンが自分のチームのゴールを喜んでも容認している。私は何度もインテル対ミランのダービーを見てきたが、そこで多くの正しい行為を目にした。他のスタジアムでも同様だ。このような状況から出発し、そこから学ぶ必要がある」