ウルトラに関する捜査と、クラブおよび選手の関与の調査は続いている。
10月上旬、事件資料はFIGC検察局に引き渡された。今後、禁止や失格処分を科すためには時間がかかる。
スポーツ法廷も正式に動き出した。インテルとミランのウルトラに関する事件資料が開封された。
ミラン検察庁が進めた「2つのカーブ」捜査に新しい焦点が加わり、2つのクラブとそのメンバーに影響が出る可能性がある。
昨日午前、連邦検察官のジュゼッペ・キネはミラン捜査の捜査書類を受け取った。キネは10月上旬、最初の逮捕（これまでに19人逮捕）の直後に捜査書類の提供を要請していたが、司法当局は10月上旬までアレッギ通りから離れた場所にあるFIGC検察局で書類を保管し、尋問や傍受した内容をすべてまとめた後、渡すことを選択した。
捜査書類は約1万2千ページもあり、膨大な情報を提供する。キネとそのグループは昨日午後から審査を開始した。
関係者の一人以上の起訴の可否を判断するには、かなりの時間がかかる。司法スポーツ法を慎重に読み終えて初めて、キネは提示可能な罪状を把握できる。
違法行為の内容だけでなく、犯行者に特定の責任があるかどうかを判断する必要がある。過失責任の制裁は直接責任の制裁よりも軽く、両者は会長や管理者レベルの責任を問われる場合に設定される。
これまでに、シモーネ・インザーギ、ハカン・チャルハノール、ダヴィデ・カラブリア、ハビエル・サネッティ、ジョルジョ・フルラニが事実の参考人として尋問されていることが確認されている。
キネは、クラブのメンバーとウルトラの関係の実際の性質の詳細を明らかにし、違反の有無を確認する必要がある。
FIGC司法スポーツ法第25条第10項には、「協会が認可した（または協会が認可したとメディアが伝えた）サポーターグループまたはサポーターグループの代表者との関係を持つことは禁止される」とある。
考えられる制裁：禁止/失格処分と罰金
また、同条の第1項には、「クラブは、独自のサポーター組織された団体と組織されていない団体の確立と維持に、財政的援助またはその他の方法で貢献することを禁止される。ただし、国の法令で定められているものを除く」とある。
考えられる制裁：1万ユーロから5万ユーロの罰金
ただし、スポーツ法では、クラブのメンバーが違法行為を犯した場合、クラブは同じ法典の第6条に基づき責任（個々の責任または過失責任に基づき）を負う。
考えられる制裁：罰金、減点処分
昨日、スポーツ青少年大臣の アンドレア・アボーディ氏が、「忠実、誠実、公明性の原則の不遵守」を明らかにし、第4条でもこれを引用した。この場合も、減点処分というリスクがある。
2017年、ユベントスとクルヴァ・スッドの関係により、アンドレア・アネッリは10万ユーロの罰金、クラブは60万ユーロの罰金（およびクルバ・スッドの1試合閉鎖）の処分を受けた。
当時のペコラーロ検察官は、アネッリに30か月の処分（のち撤回）を求め、減点処分はなかった、と日刊紙は付け加えている。
引用元 : Ultras, ora tocca alla giustizia sportiva. Indagini in Procura Figc, squalifiche? Serve tempo
