先日、インテルのコロナクラスターにより延期されていた、サッスオーロ戦が行われました。
サッスオーロも、コロナ等の影響で主力を大幅に欠いた状態です。
インテルにとっては運が良かったですね。
この試合を含めて、7勝すれば優勝を決められます。
さて、結果の方ですが、2-1の勝利でした!
終盤にいらない失点はありましたが、ガッチリ引いてカウンターに徹し、10連勝を達成しました。
ハイライト
マッチレポート
試合データ
WhoScored.comより引用しています。
インテル | サッスオーロ | |
---|---|---|
得点 | 2 | 1 |
ポゼッション | 29.9% | 70.1% |
シュート(枠内) | 7(2) | 15(3) |
パス | 361 | 848 |
クロス | 10 | 28 |
コーナー | 1 | 8 |
シュートブロック | 6 | 2 |
タックル | 20 | 10 |
支配率とパス本数に圧倒的な差が出ていますが、サッスオーロはいわゆる「持たされている状態」でした。
インテルの堅固な守備ブロックに苦戦し、外でボールを回していたため、このような数字になっています。
決定機の数は、圧倒的にインテルの方が多かったです。
左サイドを制圧
この試合、インテルは新しくなったロゴで試合を行いました。
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バストーニとブロゾビッチが累積で出場停止のため、それぞれ、ダルミアンとエリクセンが、その穴を埋めました。
ダルミアンのCBは思ったより良かったですね。潰しに行くこともできますし、上がるタイミングも良いです。
ある程度のレベルで、DFラインを全てこなしてくれるのは、ありがたいですね。
試合開始早々、ラウタロがキリケシュからボールを奪い、チャンスを作ります。抜け出したバレッラにスルーパスを通しますが、シュートまではいけませんでした。
その後、サッスオーロに立て続けに2本のミドルシュートを打たれますが、これは枠に飛びません。
カウンターでチャンスを作るインテルは、決定機を迎えます。
ルカクの見事なサイドチェンジから、ヤングがクロスを上げます。ハキミが頭で合わせますが、これは枠をそれました。
しかし、続くチャンスをモノにします。
ラウタロが左に展開し、ヤングがドリブルで相手を揺さぶり、右足でクロス。ルカクが頭で合わせてゴールを決めました。
ルカクは3試合連続ゴールとなります。
ヤングもこの試合、調子が良かったですね。
インテルが引き気味だったこともあり、サッスオーロは攻撃に多くの人数をかけていました。
また、パスを繋ぐためコンパクトにする必要があり、DFラインも高く保ちます。
そのため、インテルが奪った時に、裏のスペースが大きく空いており、ロングボール1つでチャンスを作っていました。
前半の始めにヤングが上げたクロスは、どちらもサイドチェンジを受けて、スペースのある状態でクロスを上げていました。
また、ラウタロのプレイも効いていました。
素早く空いているスペースを見つけてボールを送り、カウンターに繋げていました。
前半は、0-1のまま終了です。
完璧なカウンター
1点を取ったインテルは、完全に引いてカウンターを狙います。
中を固めるインテルに対し、サッスオーロは、楔のボールを入れられません。外でボールを回す他なく、攻略の糸口を掴めていませんでした。
必然的にミドルが多くなりますが、枠に飛びません。
ドリブルが得意なボガにボールを回しますが、スペースも少なく、パスアンドゴーで裏を狙う動きが多くなっていました。しかし、これもあまり効果的ではありません。
サッスオーロが圧倒的にボールを持ちますが、攻め手に欠くという状況が続きます。
すると、67分にインテルが、綺麗なカウンターから追加点を奪いました。
ゴール前のクロスを奪い、バレッラが右サイドにいたルカクにスルーパス。2対2の状況になり、少しキープして、逆サイドを駆け上がったラウタロにパスを渡します。ゴール前で受けて、カットインを匂わせつつ、左足のシュートを突き刺し追加点です。
その前のプレイで、デ•フライが相手選手のユニフォームを軽く引っ張っていたため、サッスオーロの選手は猛抗議します。
しかし、VARの結果ノーファウルでした。
このゴールで、ほぼ試合が決まりです。
とにかく点の欲しいサッスオーロは、人数をかけインテルを押し込みます。ただ、インテルの牙城を崩すことは難しく、時間だけが過ぎていきます。
しかし、85分に1点を返すことに成功しました。
ハキミがゴール前で失い、混戦となる中トラオレにボールが渡り、コントロールショットを決めました。
ハンダノビッチは、ブチギレです。インテルは、余計なロストと失点でしたね。
その後、サッスオーロの猛攻が続きましたが、何とか逃げ切り10連勝を達成しました。
しかし、サッスオーロの選手はアピールが多かったですね。見ていて、気持ちよくなかったです。
インリスタだからかも知れませんが。
選手レビュー
MOMルカク
WhoScored.comによる、MOMに輝いたのはルカクでした。2試合連続となります。
1ゴール1アシストの活躍でチームを勝利に導きました。
また、空中戦では6回勝っています。フィジカルの差を見せつけましたね。
終盤にサンチェスに出したパスも見事でした。
ルカクにスペースを与えると、殆どの確率で相手を抜き去ります。
スピード、フィジカル、献身性と全てを兼ね備えた、完璧なFWですね。
コンテ戦術に欠かせない選手となりました。
新オプション ダルミアンのCB
今回左CBでスタメンとなったダルミアンですが、素晴らしい安定感でした。
クリア4回、インターセプト3回を記録しています。
FWにボールが入ると素早くチェックに行き、自由にプレイさせていませんでした。
両WBとCBをある程度のレベルでこなすポリバレント性には、非常に助けられています。
昨シーズンは、ダンブロージオがその役割を果たしていましたが、今シーズンは不安定なため、ダルミアンの存在は大きいですね。
元マンUの選手は殆どが活躍してくれて、ありがたいです。
潤滑油となったラウタロ
この試合のラウタロは、展開力が目立っていました。
ボールを受けたらすぐにサイドに出し、攻撃を活性化させていました。
また、試合数に余裕があるおかげか、プレッシングもサボらなくなっています。
最近では、バレッラ並みにプレッシングをしていて、非常に助かっています。
ゴールも決め、セリエAで自己最高得点(15ゴール)に到達しました。
このまま20ゴールを達成して欲しいですね。
次節はカリアリ戦
リーグ戦10連勝としたインテル。
次節は、元インテルが多数在籍するカリアリとの対戦です。
ナインゴランやゴディン等、順位は低いですが実力者は揃っています。
キックオフは、2021/4/11 (日) 19:30 です。
カリアリの次はナポリ戦のため、11連勝して貯金を増やしておきたいですね。
では!