20-21シーズン マッチレポート

20-21シーズン セリエA 32節スペツィア×インテル

前節ナポリと引き分けたインテル。今節から、中下位のチームと4連戦です。

7試合の内4勝で優勝が決まる為、この連戦で決めたいですね。今節は、15位のスペツィアと対戦でした。

 

 

しかし、結果は1-1の引き分けでした。

またしてもドローに終わっています。GKとの一対一を外すなど、決定力が足りませんでしたね。単純な横パスが合わなかったりと、細かいミスも多発していました。

2位のミランが敗戦したのが、せめてもの救いです。

ハイライト

マッチレポート

試合データ

WhoScored.comより引用しています。

スペツィアインテル
得点11
ポゼッション36.7%63.3%
シュート(枠内)1(1)20(5)
パス290563
クロス526
コーナー08
シュートブロック30
タックル1210

唯一打たれたシュートが失点となっています。

インテルは、シュート20本を放ち1点のみでした。特にルカクは、決定機を決めて欲しかったですね。

ちなみに、インテルは右サイドからの攻撃が48%を占めています。ハキミからのクロスは何本あったのでしょうか。

2試合連続で先制点を許す

前節から1人だけスタメンを変更したインテル。左WBがダルミアンから、ペリシッチに変わっています。

左WBだけ、スタメンを未だに試行錯誤していますね。誰か補強するのでしょうか。

レンタル先のヴェローナで、ディ・マルコが活躍しているようです。買取OPが付いていますが、一度インテルで見てみたい選手ですね。

 

前節、先制点を許していたインテルは、この日も追いかける展開となります。

PA手前の左サイドで受けたファリアスが、オーバーラップしたマルキッザにパスするも失敗。自分で拾って、カットインからミドルシュートを放ちました。

味方がブラインドになったのか、ハンダノビッチの脇の下を抜け、ゴールとなってしまいます。

開始10分で失点です。

 

先制したスペツィアは、高い位置からのプレスでボール奪取を図っていました。中央にかなり絞って、中盤へのパスは厳しく監視します。

スペースがないため、ブロゾビッチとエリクセンはDFラインまで下がり、ビルドアップに参加していました。

シュクリニアルとバストーニはワイドに開き、パスコースを確保します。

それにしても、エリクセンのロングボールは、本当に精度が高いですね。相手は触れないけど、味方にはピッタリと合うようなパスです。

 

スペツィアは中央に人数を割くため、サイドは手薄になっていました。

そのため、ハキミへのマークが薄くなり、何度も右サイドを突破していました。

恐らく、この試合で一番多くクロスを上げたのが、ハキミではないでしょうか。

 

おかげで、右からのCKが沢山ありましたが、同じようなシュートを3回くらい見た気がします。

エリクセンが上げたクロスに、味方が競り勝ってヘディングで合わせるも、ファーに流れるというシーンです。

ニアで合わせて、ファーサイドを狙う練習でも、普段しているのでしょうか。

 

ハキミは何度もクロスを供給していましたが、その内の1本がアシストになりました。

ハキミがルカクに預け、スルスルと裏に抜けます。ポストプレイの落としを受けたバレッラが、抜け出したハキミに浮き玉のパスを供給します。

反転してすぐにファーのペリシッチにクロスを上げ、ボールを押し込みました。

素晴らしい崩しからのゴールです。ペリシッチも見事起用に応えました。

 

終了間際に同点弾を奪い、いい流れで前半を終えます。

足りなかった決定力

後半開始早々、シュクリニアルのロングボールに抜けたラウタロが、角度のない所からシュートを放ち、GKを脅かします。

インテルは、DFライン3枚のパス精度が高いのが強みですね。

バストーニの斜めのロングボールに、ルカクが抜けてシュートまで持っていく、というシーンは良く見かけます。

 

インテルの圧力に押され、スペツィアは守備一辺倒となります。ボールを持っても、クリア気味のロングボールを出すのがやっとでした。

ルカクがボールを持った際2人マークに付き、右に開いたバレッラがフリーで受けます。

ゴール前に絶妙なクロスを上げ、触ればゴールというシーンを作りました。

ハキミのクロスが味方に合わないシーンを何度も見てたので、バレッラがクロス1本で絶好機を作ったのは印象的でした。テクニックは、図抜けてますね。

 

守備に追われ焦りが出たのか、スペツィアが大きなミスを犯します。

イスマイリからGKへのバックパスが短くなり、ルカクが拾って独走。GKと1対1となり、躱しにいくも読まれてボールに触られます。

もたもたしてる内に相手DFも帰陣し、ルカクが放ったシュートは結局GKに止められました。

千載一遇のチャンスを逃しました。流石にこれは決めて欲しかったです。

 

相手デフェンス陣がミスを連発しますが、ゴールが奪えません。

ラウタロがCBからボールを奪って抜け出したシーンも、自らのミスを取り返すようなスライディングで、クリアされてしまいました。

スペツィアが動揺している内に、点が欲しかったですね。

 

その後も、何度も決定機を作ります。

サンチェスのFKにシュクリニアルが合わせますが、シュートできずにGKに止められます。

ラウタロが放ったミドルシュートは、ポストに嫌われました。

 

さらに終盤、ハキミが抜け出して並走したルカクにパスを出し、ゴールを決めますがオフサイドの判定。

続くシーンでは、ラウタロがシュクリニアルのロングボールに抜け出して、ゴールを決めますが、これもオフサイドで取り消しです。

2度のぬか喜びです。オフサイドばっかりですね。

 

結局ゴールを決め切れず、ドロー決着となりました。

勝ち点1ずつを分け合う形です。

2位のミランがサッスオーロに敗れたため、勝ち点差は10に広がりました。

選手レビュー

MOMは意外な男

WhoScored.comによる、MOMに輝いたのはラウタロです。

ゴールを決めたペリシッチでもなく、何度も右サイドを突破して、アシストを決めたハキミでもありませんでした。

 

ラウタロは、ポストに当たるミドルシュートを打つなど、存在感を放っています。

守備にも奔走し、チームに貢献しました。タックル3回は、チーム1位の数字です。

個人的には、中盤で反転して2人抜いて、持ち上がったシーンが印象に残っています。相手の裏をかくプレイで、局面を打開し、チャンスを作りました。

また、ファーに巻くミドルシュートが上手いですよね。得意な形なのでしょう。

セットプレイで目立ったシュクリニアル

この試合のハイライトを見ると、セットプレイが多いのですが、ほとんどシュクリニアルが映っています。

それだけ、セットプレイで脅威になったということでしょう。

守備の時間が少なかったこともあり、攻撃に重きを置いていました。

クロスはあまり上手くないのですが、積極的な上がりでチャンスを作っています。

今シーズンは、完全にコンテの信頼を勝ち得ましたね。本当に、放出されなくて良かったです。

右サイドを蹂躙したハキミ

やはり、ハキミの突破力は大きな武器ですね。

味方に預けて一気に加速し、抜け出してクロスというシーンが何度もありました。

カウンター時は常に走っていますし、攻撃意識が高い選手です。

若干クロス精度が低いのが難点ですが、それを補って余りある突破力ですね。

右サイドにルカクとバレッラがいるのも大きいです。相性が良く、3人で崩すシーンも多く見かけます。

また、守備ではシュクリニアルが控えているため、安心して攻撃に専念することができるのでしょう。

 次節はヴェローナ戦

2試合連続で引き分けてしまったインテル。

まだまだ、勝ち点差に余裕があるとはいえ、次節は勝利してほしいですね。

相手はヴェローナとなります。

キックオフは、2021/4/25 (日)  22:00 です。

 

残り6試合で3勝すれば優勝が決まるため、頑張って欲しいですね。

では!

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