前節、スクデット獲得を決めたインテル。今節は消化試合でしたが、ホームということもあり、スタジアムの外にはファンが3000人程集まっていたようです。
勝って祝勝ムードに華を添えたいですね。
インテルは控え中心のメンバーで臨みました。
結果は、5-1の大勝!!
試合後には、ピッチ上で喜んでいました。
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ハイライト
マッチレポート
試合データ
WhoScored.comより引用しています。
インテル | サンプドリア | |
---|---|---|
得点 | 5 | 1 |
ポゼッション | 55% | 45% |
シュート(枠内) | 14(7) | 14(3) |
パス | 536 | 410 |
クロス | 9 | 28 |
コーナー | 2 | 8 |
シュートブロック | 8 | 4 |
タックル | 6 | 4 |
5点を奪い、久々の大勝です。優勝のプレッシャーから解放された影響か、選手は伸び伸びプレイしていました。
変わらぬ強さ
試合開始前の整列で、サンプドリアの選手達は、インテルの優勝を祝福してくれました。
インテルは、ベシーノやラノッキア、ダンブロージオ等、控え中心のメンバーで挑みます。
中盤は、ボランチにエリクセンが入り、その脇をガリアルディーニとベシーノが固めました。
メンバーは落としましたが、幸先よく先制点を奪います。
中盤でサンチェスが受けて、サイドに流れながら、斜めのボールをベシーノに入れます。すぐさまラウタロに出して、サイドを走っていたヤングにパス。ダイレクトでグラウンダーのクロスを入れて、ガリアルディーニが流し込みました。
開始4分の先制点です。綺麗な崩しでした。
この試合、サイドから斜めの縦パスを入れるシーンが多かったです。特にラウタロが、相手を剥がした隙にパスを受けて、チャンスを作っていました。
インテルは慣れないメンバーで挑んでいるためか、自陣でのミスが散見されました。
ビルドアップのミスを奪われて、ショートカウンターを受けるシーンが多かったです。
ただ、サンプドリアは前でハメてくるため、そこを躱すと後ろが手薄になっていました。
2点目は、プレスを回避してから奪った得点です。
ベシーノのワンタッチパスを、ガリアルディーニが反転しながら受け、相手のマークを剥がして持ち上がります。
2人引きつけた所で、フリーになったサンチェスにパス。ワントラップして、GKが触れないコースに蹴り込みました。
綺麗にカウンターが決まりました。ガリアルディーニが、上手かったですね。
意地を見せたいサンプドリアも、反撃に出ます。
ハンダノビッチのロングボールを受けたラウタロに、プレッシャーをかけてボールを奪い、ショートカウンター。左サイドに渡してクロスを上げます。
フリーのカンドレーバが放ったシュートは、ハンダノビッチが何とか掻き出しますが、こぼれ球をケイタに蹴り込まれました。
前半戦に続き、ケイタにゴールを奪われましたね。
しかし、インテルもすぐさま点を返します。
ロングボールをラウタロが落とし、サンチェスが受けて、キープしながらハキミにパス。
マイナス気味のクロスに、サンチェスがダイレクトで合わせてゴールです。
上手く当てましたね。良いコースに飛んで、ゴールとなりました。
このまま、前半は終了です。
ピナモンティのゴール!
後半は、サンプドリアが4人を代えて、システムを変更します。3バックにして、点を奪いにきていました。
インテルは、ハンダノビッチに代えてラドゥを投入します。
後半の始めは、サンプドリアのシステム変更が功を奏し、チャンスを多く作っていました。
前線からのプレッシングがハマり、ショートカウンターで、ゴールに迫ります。
また、ヤング対カンドレーバとなるシチュエーションを多く作り、右サイドで優位な状況を作っていました。
ただ、カンドレーバのクロスは、ゴールには繋がりません。
段々とインテルも慣れてきて、反撃に転じます。交代選手も、どんどん投入していました。
61分には、交代で入ったバレッラがいきなりアシストを記録します。
ロングボールに、バレッラが中盤で競り勝ち、ラウタロに渡します。リターンを受けて、浮き球のパスをピナモンティに送り、ワントラップから放ったシュートがゴールに入りました。
ピナモンティは、出番が少なかったですが、これは嬉しいゴールですね。今シーズンのセリエA初ゴールです。
いけいけムードとなったインテルは、更に追加点を奪います。
パス交換で右サイドを突破した、ダンブロージオがクロス。流れた所を、バレッラがミドルシュートを放ち、ブロックした選手の手に当たりました。
PKをラウタロが沈めて、5点目です。
選手層の厚さを見せたインテルが、サンプドリアを圧倒し、試合終了です。
スクデット獲得に華を添える快勝でした。
選手レビュー
MOMはガリアルディーニ
WhoScored.comによる、MOMに輝いたのはガリアルディーニでした。
1ゴール1アシストの活躍です。
アシストのシーンは、見事な中盤からの持ち上がりでした。
展開力やパスセンスでは、スタメン組と比べると見劣りしますが、ポジショニングやシュートセンスは光るものがありますね。
また、身長が高いので身体を張った守備や、セットプレイでも強みになります。
ガリアルディーニが控えてくれているのは、ありがたいですね。
2ゴールのサンチェス
インテルに来てからのサンチェスは、チャンスメイクは良いけど決定力が足りない、という印象でした。
決定機でトラップの位置が悪くて、シュートコースがなくなる、というシーンもありました。
そのため、この試合の1点目でトラップした瞬間、だめかな? と思ったのですが、ちゃんと決めてくれましたね。
2点目も、難しいボールにダイレクトで合わせて、ゴールの隅に決めていました。
あの調子なら、ハットトリックも決められたかもしれませんが、早い時間に交代していて不満そうでしたね。
来シーズンも、頼れるベテランとして残って欲しい選手です。
エリクセンのボランチ起用
この試合でボランチ起用されたエリクセンですが、一長一短のプレイを見せていました。
少ない動作で、正確なロングボールを蹴れるため、カウンター時は非常に強力な武器となります。
ヤングに出したサイドチェンジは、垂涎ものでした。
ただ、ビルドアップ時に、ダイレクトパスをミスって、相手に渡してしまうシーンも何回かありました。
自陣近くのミスは、致命的なので怖いですね。
ただ、慣れの問題かもしれないので、何回かボランチで起用し続ければ改善されるかもしれません。
解説の細江さんいわく、守備時にエリクセンの脇や裏を狙われていたので、そこをどう対処するかは、検討が必要です。
課題点が改善されれば、ブロゾビッチが不調の際に、代替案となるかもしれません。
次節はローマ戦
来季からモウリーニョが指揮を取ることに決まったローマ。
今シーズンは、CL出場権の獲得が絶望的です。
お互い消化試合に近い形ですが、せっかくなので後半戦負けなしで駆け抜けたいですね。
キックオフは、2021/5/13(木) AM3:45キックオフです。
センシ辺りの活躍が見たいですね。
では!