お互い、モチベーションの維持が難しい、消化試合となりました。
ただ、この対戦は、6試合連続で引き分けているため、そろそろ決着をつけたいですね。
来シーズンからローマは、モウリーニョが監督になるため、より厄介な相手となります。オーナーも代わり、補強資金も結構な額を投入するようです。
さて、結果の方ですが、3-1の勝利でした!!
やっと、勝てましたね。ローマは守備が緩かったです。
怪我したくないという意識が働いたのか、ゴール前で、インテルの選手をフリーにさせる場面が多かったですね。
ハイライト
マッチレポート
試合データ
WhoScored.comより引用しています。
インテル | ローマ | |
---|---|---|
得点 | 3 | 1 |
ポゼッション | 51.3% | 48.7% |
シュート(枠内) | 14(5) | 20(5) |
パス | 483 | 445 |
クロス | 11 | 22 |
コーナー | 5 | 8 |
シュートブロック | 6 | 3 |
タックル | 11 | 13 |
ルカクにも久々のゴールが生まれ、3−1で快勝しました。
ベシーノが良かったですね。復帰して間もないですが、1ゴールを決めて勝利に貢献しています。
ローマの緩い守備
前節に続き、インテルは控え中心のメンバーで臨みました。
GKは、今シーズン初のスタメン出場を果たした、ラドゥです。ハンダノビッチを尊敬していて、何を食べたかまでをチェックしているようです。
良い飛び出しで1対1のピンチを防ぐなど、好プレイもありました。今後に期待ですね。
実況は、ロマニスタの北川さんだったため、ローマに関する話が沢山聞けました。解説の細江さんと、楽しそうにしていましたね。
ダルボエをベタ褒めしていたので、注目して見ていたのですが、確かにいい選手ですね。
終盤、ピナモンティにありえないパスミスをしていましたが、落ち着いたプレイで、上手くボールを動かしていました。
マンU戦で、ポグバとブルーノ・フェルナンデスに、ユニフォーム交換を求められたのも納得です。
試合は、早い時間帯に動きます。
ローマが攻め込む時間が続く中で、インテルがワンチャンスをモノにしました。
ブロゾビッチの縦パスをサンチェスが受けて、右に展開。フリーでダルミアンが受けて、マイナスのクロス。
前線が引っ張って空いたスペースに、ブロゾビッチが入り、フリーでダイレクトシュートをゴール右に決めました。
良い攻撃でしたね。
この試合、ダルミアンはマイナスのクロスが多かったのですが、何か練習していたのでしょうか。
インテルは、続けてチャンスを作ります。
相手のパスミスから、バレッラがすぐさま裏にロングボールを出します。
抜け出したルカクが、PA内でキープして、後ろから上がってきたベシーノにパス。ダイレクトシュートを右隅に決めました。
バレッラとルカクのホットラインで、チャンスを作りました。ベシーノもナイスゴールです。
逆にローマは、守備が緩いですね。
怪我が怖いのか、ゴール前でガツガツ来るような守備がなく、簡単にプレイさせていました。
細江さんも言っていましたが、ベシーノが決めたシュートも、マンチーニが背中を向けながらジャンプしていました。
ブロックにならず、コースはガラ空きです。
完全に流れを失ったかに見えたローマですが、一瞬の隙を突き、1点返します。
マンチーニの縦パスを受けたジェコが、ターンして、PA内に走り込んだムヒタリアンにスルーパス。ダイレクトシュートを沈めました。
ラドゥもよく反応しましたが、流石に防ぎきれず。ローマが劣勢の中で、1点を返します。
心なしか、北川さんのテンションも上がっていました。
しかし、ムヒタリアンはインテル戦でよく決めますね。
1点取られましたが、インテルは落ち着いていました。
右サイドからベシーノが、PA手前にいたサンチェスにパス。ヒールでの落としを、PA内に侵入したベシーノが拾います。
GKと1対1になりますが、シュートは止められました。
サンチェスのオシャレなパスでしたね。
ただ、この直後、怪我でラウタロと交代しています。
サンチェスは、引いてボールを受けるシーンが多いですが、ラウタロは比較的前線にいますね。
ルカクめがけてロングボールが飛んできた時は、大体ラウタロが裏のスペースを狙っています。
前半はインテルリードで終わりました。
ブチギレるラウタロ
後半は、ローマペースで試合が進みました。
ダルボエを中心に、テンポ良くボールを回し、チャンスを作ります。
また、左サイドに入ったエルシャーラウィが、効いていました。後半からの出場にも関わらず、両チームトップの、キーパス5本を出しています。
ドリブル突破を匂わせて、時間を作ってのパスが上手かったですね。
押し込むローマは、決定機を作ります。
PA内で斜めの楔のパスを受けたジェコが、ターンして左足のシュート。ポストに当たりました。
ブロゾビッチは、カットを試みましたが、ギリギリ取り切れませんでした。
続くシーンでは、カウンターからエルシャーラウィが、ドリブルで持ち上がります。
裏に走ったジェコにスルーパスを出し、シュートしますが、ここはラドゥが止めました。
更にチャンスです。
カルスドルプのパスを、ダイレクトでムヒタリアンがクロスを上げます。
ニアでクリスタンテが合わせますが、枠を外れました。
押し込まれるインテルは、上手くカウンターを発動できません。
追加点が欲しいコンテは、ラウタロに代えてピナモンティを投入しました。
途中交代で入ったラウタロは、不満をぶちまけて、ボトルを蹴り飛ばします。
それを見たコンテもブチギレです。
ただ、試合後にラウタロが謝罪したようです。コンテとラウタロが、和解の印として、ボクシングをするというニュースがありました。
さて、交代で入ったピナモンティですが、ビッグチャンスを迎えます。
ダルボエが自陣ゴール前で、ピナモンティにプレゼントパス。
GKと1対1になりましたが、シュートは枠を超えてしまいました。
ダルボエのスライディングを受けたため、PKを主張しますが、認められません。
決定機を逃したインテルですが、終盤に止めのゴールを決めました。
自陣から、小気味の良いビルドアップで相手をかわし、バレッラがスルーパス。
ルカクを狙ったのか分かりませんが、これが抜け出したハキミに通ります。
独走してGKと1対1になり、並走していたルカクにパス。ガラ空きのゴールに、難なく決めました。
試合はこのまま終了です。
久々にローマと決着が着きましたね。
選手レビュー
MOMはルカク
WhoScored.comによる、MOMに輝いたのはルカクでした。
1ゴール1アシストで勝利に貢献しています。
ポストプレイだけでなく、裏への抜け出しもあるため、相手にとっては脅威でしかないですね。
アシストのシーンは見事な裏抜けでした。バレッラが持った瞬間に、裏へ走りマークを引き剥がしています。
ポストプレイでも、ビッグチャンスを作っています。ルカクがフリックしたボールを、バレッラが拾って抜け出し、4対2のチャンスになりました。
ハキミのシュートは止められましたが…
ルカクはポストプレイの精度を上げるため、マシンを使って練習していたようです。
ラノッキアやデ・フライを背負いながら、時速40キロのボールを受ける、という練習です。
それは、ポストプレイも上手くなりますね。
最初はボールの衝撃で、息もできなくなっていたようです。
基準を作ったバレッラ
細江さんの解説で、なるほどと思ったのが、今のインテルの中盤は、バレッラのプレイを基準としている、というものです。
この試合で先発したベシーノも、バレッラと同じような動きをしている、とのことでした。
コンテは、バレッラのプレイを見て、戦術の基本としたようです。
そう考えると、バレッラの凄さがより際立ちますね。
初先発のラドゥ
今シーズン、初先発を果たしたラドゥ。
良いセーブもありましたし、落ち着いてプレイしていましたね。
ハンダノビッチから、日々学んでいるようです。
絶対的な守護神であるハンダノビッチも、今シーズンは衰えを指摘されたりと、そろそろ世代交代を考えなければなりません。
それが誰になるかは分かりませんが、ラドゥにも頑張って欲しいですね。
次節はユーベ戦
CL出場権獲得に、黄信号が灯っているユベントス。ユーベにとっては、次節は絶対に負けられない一戦ですね。
対するインテルは、何も懸かっていない試合です。
ただ、コンテやマロッタからすると、絶対に負けたくない相手でもあります。恐らく、ベストメンバーで臨むでしょう。
キックオフは、2021/5/16(日) AM1:00キックオフです。
覇権奪回を示すためにも、是非勝利して欲しいですね!
では!