20-21シーズン マッチレポート

20-21シーズン セリエA 36節インテル×ローマ

お互い、モチベーションの維持が難しい、消化試合となりました。

ただ、この対戦は、6試合連続で引き分けているため、そろそろ決着をつけたいですね。

来シーズンからローマは、モウリーニョが監督になるため、より厄介な相手となります。オーナーも代わり、補強資金も結構な額を投入するようです。

 

 

 

さて、結果の方ですが、3-1の勝利でした!!

やっと、勝てましたね。ローマは守備が緩かったです。

怪我したくないという意識が働いたのか、ゴール前で、インテルの選手をフリーにさせる場面が多かったですね。

ハイライト

マッチレポート

試合データ

WhoScored.comより引用しています。

インテルローマ
得点31
ポゼッション51.3%48.7%
シュート(枠内)14(5)20(5)
パス483445
クロス1122
コーナー58
シュートブロック63
タックル1113

ルカクにも久々のゴールが生まれ、3−1で快勝しました。

ベシーノが良かったですね。復帰して間もないですが、1ゴールを決めて勝利に貢献しています。

ローマの緩い守備

前節に続き、インテルは控え中心のメンバーで臨みました。

GKは、今シーズン初のスタメン出場を果たした、ラドゥです。ハンダノビッチを尊敬していて、何を食べたかまでをチェックしているようです。

良い飛び出しで1対1のピンチを防ぐなど、好プレイもありました。今後に期待ですね。

 

実況は、ロマニスタの北川さんだったため、ローマに関する話が沢山聞けました。解説の細江さんと、楽しそうにしていましたね。

ダルボエをベタ褒めしていたので、注目して見ていたのですが、確かにいい選手ですね。

終盤、ピナモンティにありえないパスミスをしていましたが、落ち着いたプレイで、上手くボールを動かしていました。

マンU戦で、ポグバとブルーノ・フェルナンデスに、ユニフォーム交換を求められたのも納得です。

 

試合は、早い時間帯に動きます。

ローマが攻め込む時間が続く中で、インテルがワンチャンスをモノにしました。

ブロゾビッチの縦パスをサンチェスが受けて、右に展開。フリーでダルミアンが受けて、マイナスのクロス。

前線が引っ張って空いたスペースに、ブロゾビッチが入り、フリーでダイレクトシュートをゴール右に決めました。

良い攻撃でしたね。

この試合、ダルミアンはマイナスのクロスが多かったのですが、何か練習していたのでしょうか。

 

インテルは、続けてチャンスを作ります。

相手のパスミスから、バレッラがすぐさま裏にロングボールを出します。

抜け出したルカクが、PA内でキープして、後ろから上がってきたベシーノにパス。ダイレクトシュートを右隅に決めました。

バレッラとルカクのホットラインで、チャンスを作りました。ベシーノもナイスゴールです。

逆にローマは、守備が緩いですね。

怪我が怖いのか、ゴール前でガツガツ来るような守備がなく、簡単にプレイさせていました。

細江さんも言っていましたが、ベシーノが決めたシュートも、マンチーニが背中を向けながらジャンプしていました。

ブロックにならず、コースはガラ空きです。

 

完全に流れを失ったかに見えたローマですが、一瞬の隙を突き、1点返します。

マンチーニの縦パスを受けたジェコが、ターンして、PA内に走り込んだムヒタリアンにスルーパス。ダイレクトシュートを沈めました。

ラドゥもよく反応しましたが、流石に防ぎきれず。ローマが劣勢の中で、1点を返します。

心なしか、北川さんのテンションも上がっていました。

しかし、ムヒタリアンはインテル戦でよく決めますね。

 

1点取られましたが、インテルは落ち着いていました。

右サイドからベシーノが、PA手前にいたサンチェスにパス。ヒールでの落としを、PA内に侵入したベシーノが拾います。

GKと1対1になりますが、シュートは止められました。

サンチェスのオシャレなパスでしたね。

ただ、この直後、怪我でラウタロと交代しています。

サンチェスは、引いてボールを受けるシーンが多いですが、ラウタロは比較的前線にいますね。

ルカクめがけてロングボールが飛んできた時は、大体ラウタロが裏のスペースを狙っています。

 

前半はインテルリードで終わりました。

ブチギレるラウタロ

後半は、ローマペースで試合が進みました。

ダルボエを中心に、テンポ良くボールを回し、チャンスを作ります。

また、左サイドに入ったエルシャーラウィが、効いていました。後半からの出場にも関わらず、両チームトップの、キーパス5本を出しています。

ドリブル突破を匂わせて、時間を作ってのパスが上手かったですね。

 

押し込むローマは、決定機を作ります。

PA内で斜めの楔のパスを受けたジェコが、ターンして左足のシュート。ポストに当たりました。

ブロゾビッチは、カットを試みましたが、ギリギリ取り切れませんでした。

続くシーンでは、カウンターからエルシャーラウィが、ドリブルで持ち上がります。

裏に走ったジェコにスルーパスを出し、シュートしますが、ここはラドゥが止めました。

更にチャンスです。

カルスドルプのパスを、ダイレクトでムヒタリアンがクロスを上げます。

ニアでクリスタンテが合わせますが、枠を外れました。

 

押し込まれるインテルは、上手くカウンターを発動できません。

追加点が欲しいコンテは、ラウタロに代えてピナモンティを投入しました。

途中交代で入ったラウタロは、不満をぶちまけて、ボトルを蹴り飛ばします。

それを見たコンテもブチギレです。

ただ、試合後にラウタロが謝罪したようです。コンテとラウタロが、和解の印として、ボクシングをするというニュースがありました。

 

さて、交代で入ったピナモンティですが、ビッグチャンスを迎えます。

ダルボエが自陣ゴール前で、ピナモンティにプレゼントパス。

GKと1対1になりましたが、シュートは枠を超えてしまいました。

ダルボエのスライディングを受けたため、PKを主張しますが、認められません。

 

決定機を逃したインテルですが、終盤に止めのゴールを決めました。

自陣から、小気味の良いビルドアップで相手をかわし、バレッラがスルーパス。

ルカクを狙ったのか分かりませんが、これが抜け出したハキミに通ります。

独走してGKと1対1になり、並走していたルカクにパス。ガラ空きのゴールに、難なく決めました。

 

試合はこのまま終了です。

久々にローマと決着が着きましたね。

選手レビュー

MOMはルカク

WhoScored.comによる、MOMに輝いたのはルカクでした。

1ゴール1アシストで勝利に貢献しています。

ポストプレイだけでなく、裏への抜け出しもあるため、相手にとっては脅威でしかないですね。

アシストのシーンは見事な裏抜けでした。バレッラが持った瞬間に、裏へ走りマークを引き剥がしています。

ポストプレイでも、ビッグチャンスを作っています。ルカクがフリックしたボールを、バレッラが拾って抜け出し、4対2のチャンスになりました。

ハキミのシュートは止められましたが…

 

ルカクはポストプレイの精度を上げるため、マシンを使って練習していたようです。

ラノッキアやデ・フライを背負いながら、時速40キロのボールを受ける、という練習です。

それは、ポストプレイも上手くなりますね。

最初はボールの衝撃で、息もできなくなっていたようです。

基準を作ったバレッラ

細江さんの解説で、なるほどと思ったのが、今のインテルの中盤は、バレッラのプレイを基準としている、というものです。

この試合で先発したベシーノも、バレッラと同じような動きをしている、とのことでした。

コンテは、バレッラのプレイを見て、戦術の基本としたようです。

そう考えると、バレッラの凄さがより際立ちますね。

初先発のラドゥ

今シーズン、初先発を果たしたラドゥ。

良いセーブもありましたし、落ち着いてプレイしていましたね。

ハンダノビッチから、日々学んでいるようです。

絶対的な守護神であるハンダノビッチも、今シーズンは衰えを指摘されたりと、そろそろ世代交代を考えなければなりません。

それが誰になるかは分かりませんが、ラドゥにも頑張って欲しいですね。

 次節はユーベ戦

CL出場権獲得に、黄信号が灯っているユベントス。ユーベにとっては、次節は絶対に負けられない一戦ですね。

対するインテルは、何も懸かっていない試合です。

ただ、コンテやマロッタからすると、絶対に負けたくない相手でもあります。恐らく、ベストメンバーで臨むでしょう。

キックオフは、2021/5/16() AM1:00キックオフです。

 

覇権奪回を示すためにも、是非勝利して欲しいですね!

では!

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