20-21シーズン マッチレポート

20-21シーズン セリエA 37節ユベントス×インテル

2020-2021シーズンも残り2試合となりました。王者インテルは、CL出場権獲得を目指す、ユベントスと対戦です。

ここで負ければ、ユベントスは5位以下が濃厚となるため、負けられない一戦です。

ただ、イタリアダービーなので、インテルも手を抜くことはありません。ベストメンバーで望みました。

 

 

 

しかし、結果は、3-2の敗戦でした。

酷い審判でしたね。どちらのチームも不幸になるジャッジでした。

両者に退場者1人ずつ、合計3つのPKを与え、試合は大荒れです。

ハイライト

マッチレポート

試合データ

WhoScored.comより引用しています。

ユベントスインテル
得点32
ポゼッション41.3%58.7%
シュート(枠内)13(6)8(3)
パス364528
クロス1317
コーナー43
シュートブロック24
タックル1211

ベンタンクールが退場してから、リードしていたユーベは引いて守っていました。そのため、インテルのパス本数が大幅に上回っています。

ユーベにPK2つ、インテルにPK1つ与えられています。55分にベンタンクール、92分にブロゾビッチが退場しました。

審判を欺くキエッリーニ

ユベントスは、負けたらCL出場権を逃すため、かなり気合が入っていました。

前線から強度の高いプレスをかけ、インテルの自由を奪います。

ビルドアップの要であるブロゾビッチは、クルゼフスキがピッタリとマークしていました。

ルカクはキエッリーニにマークされ、満足にポストプレイをさせてもらえません。集中して、ルカクへのパスをカットしていました。

パスコースを潰され、インテルは上手くボールを運べません。前半は、ほとんどシュートを打てていませんでした。

また、クアドラードのドリブル突破は脅威でしたね。必ず1人は、ドリブルで抜いていました。

 

試合を優位に進めるユベントスは、CKからPKが与えられます。

混戦の中、ダルミアンに引っ張られて、キエッリーニが転びました。VARの結果、ダルミアンにイエローが出されPKです。

確かに手はかかっていますが、そこまでのファウルには見えませんでした... かなり、納得のいかない判定です。

このPKをC・ロナウドが決めます。最初はハンダノビッチが止めますが、こぼれ球を自ら蹴り込みました。

 

しかし、この10分後、今度はインテルにPKが与えられました。

ラウタロがデ・リフトに足を踏まれ、転げ回ります。最初は無視していた審判ですが、VARでPKとなりました。

この判定も微妙ですね... 帳尻合わせだった感じはあります。

このPKは、ルカクが決めました。

 

その後は得点が生まれず、前半はこのまま終わるかと思っていました。

しかし、ユベントスが得点を奪います。

クルゼフスキのクロスがこぼれた所を、クアドラードがダイレクトでミドル。エリクセンに当たり、ゴールに入りました。

これは、文句なしのゴールですね。痛い時間に失点してしまいました。

 

前半はユベントスのリードで終わります。

大荒れの試合

インテルは前半、ビルドアップが上手くいきませんでしたが、ようやくパスが繋がり始めます。

ラウタロが、楔のボールをスペースに落とし、拾ったバレッラが、中盤から持ち上がります。エリクセンにパスして、PA内左に侵入したラウタロに渡します。

少しボールを右にずらして、ファーにシュートしますが、枠を外れました。

ラウタロの得意なパターンでしたが、惜しかったですね。

 

インテルペースになりかけた所で、またも不可解な判定が起こります。

ルカクが中盤から持ち上がると、後ろからベンタンクールが足をかけて倒しました。

これがイエローカードの判定を受け、2枚目となり退場です。軽く足をかけただけのように見えましたが。

ピルロも流石に苦笑いです。

 

1人退場したユベントスは、クルゼフスキに代えて、マッケニーを投入しました。

ラインを下げて、C・ロナウドを残す、5−3−1の形で守備ブロックを築きます。ラインも下げて、引きこもっていました。

インテルがボールを保持して、得点を狙う展開となります。

ただ、中央を締められて、サイドでボールを回すシーンが多くなります。クロスを上げますが、弾かれ続けていました。

時折、バレッラが良い位置で受けて、パスやシュートで可能性を見せていましたが、得点を奪うまでには至りません。

 

じわじわと時間が減っていく中で、インテルは決定機を作ります。

カットインしたペリシッチがクロス。ベシーノがフリーでヘッドを放ちますが、シュチェスニーに止められました。

ビッグチャンスを逃してしまいましたね。

 

しかし、この直後に同点弾を奪います。

バレッラがクロスを上げて、ルカクをマークしていたキエッリーニがオウンゴール。

最初は、キエッリーニのアピールによりファウルでしたが、VARで得点が認められます。

このシーンは、キエッリーニがルカクを手で抑えながら、バックステップをしていたら、圧力に負けて転んでいました。

つまり、自分のせいでコケたのに、ファウルをアピールしていたということです。

キエッリーニは、守備者として優秀ですし、この試合でもルカクをよく抑えていました。実績から見ても、素晴らしいDFです。

ただ、対戦相手となると、その狡猾さが不快ですね。審判を欺こうという姿勢が、かなり目に付きました。

なので、しっかりと得点が認められて良かったです。

 

しかし、この直後にまたしても波乱がありました。

クアドラードがドリブルで縦に突破して、PA内に侵入。切り替えした所で、ペリシッチの足がかかりファウルとなりました。

今回は、VARでの確認もなくPKです。クアドラードは、完全にもらいにいっていましたね。

足はかかっていますが、自分でペリシッチの足に当たりにいっているようにも見えます。大げさに転んでいますし。

またも、微妙な判定... せめて、VARで確認してほしかったです。

自らキッカーを務め、ゴール左に決めました。

 

このまま、インテルは同点弾を奪えず、試合終了です。

選手レビュー

MOMはクアドラード

WhoScored.comによる、MOMはクアドラードでした。

勝ち越しゴールと、決勝点を決めて、勝利に貢献しています。

ドリブルで、右サイドからチャンスを作っていました。

インテルは、クアドラードが本当に苦手ですね。毎回やられている気がします。

テクニックもあり、決定的な仕事ができるいい選手です。

ただ、個人的には、ファウルをアピールする時の振る舞いやドヤ顔が、受け付けません。

抑え込まれたルカク

上手くキエッリーニに抑えられていましたね。

縦パスはことごとくカットされ、落としのボールが味方に合わないシーンも多かったです。

効果的なプレイは、あまりさせてもらえませんでしたね。

誕生会を開いて、罰金を課されたというのが、応えていたのでしょうか。

主役となった主審

この試合の主役は、間違いなくカルヴァレーゼ主審です。

不可解な判定を繰り返し、試合をブチ壊してくれました。

PKは3つとも無しで良かったですし、退場もいりません。イエロー12枚、レッド2枚とカード祭りです。

こんな負け方では、納得いきません。誰も幸せにならない、判定でした。

コッパ・イタリア準決勝の1stレグのイタリアダービーでも、カルヴァレーゼ主審でしたが、そこまで信頼があるのでしょうか。

2度と、この審判には試合を裁いてほしくないですね。

 最終節はウディネーゼ戦

リーグ戦23試合ぶりに敗戦を喫したインテル。最終節は、ウディネーゼとの対戦です。

いよいよ2020-2021シーズンも終わりですね。CLでは散々な結果でしたが、リーグ優勝を果たしてくれたため、大満足です。

勝って気持ちよく、シーズンを終えてもらいましょう!

キックオフは、2021/5/23() です。

 

では!

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