21-22シーズン マッチレポート

21-22シーズン CLグループD 5節インテル×シャフタール

シェリフに連勝して、グループD2位に浮上したインテル。

今回は、アウェイでシャフタールと対戦しました。

勝てばグループステージ突破に近づく大一番となります。

 

 

結果の方は2-0勝利しました!

2度のゴール取り消しにあうも、ジェコが2ゴールを決めてくれました。

酷いジャッジでしたが、それにもめげず勝ててよかったです。

ハイライト

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試合データ

WhoScored.comより引用しています。

インテルシャフタール
得点20
ポゼッション42.1%57.9%
シュート(枠内)21(7)9(2)
パス(成功数)384(326)555(500)
クロス226
コーナー83
シュートブロック15
タックル1710

決定的なピンチはほとんどなく、安定した試合運びで完勝しました。

前半に決定機を外しまくったのとゴール取り消しが2回あって嫌な予感がしましたが、ジェコが決めてくれました。

得点時にシモーネが一番喜んでいたのが、微笑ましかったです。

個人的なレビュー

個人的なゲームのポイントをまとめます。

ポイント

  1. 絶好調のペリシッチ
  2. 選手を大事に使うシモーネ
  3. 止めを刺すためのカウンター

1.絶好調のペリシッチ

この試合で1アシストを記録したペリシッチ。

攻撃ではキレのあるドリブルでチャンスを作り、守備では素早い戻りで相手の攻撃を防いでいました。

幻のゴールも決めましが、あれは認めて欲しかったですね。

試合中は常に走り回りプレスもサボらないため、本当に頭が下がります。

財政の問題により来季で切れる契約を延長しないというニュースを見ましたが、今シーズンの活躍を見ると残って欲しいですね。

2.選手を大事に使うシモーネ

ビッグクラブで初めて指揮を執るシモーネ・インザーギですが、これまでは十分にやってくれています。

CLも悲願のグループステージ突破を決めてくれましたし、リーグ戦でも首位と勝ち点4差の3位につけています。

マネジメントが上手で、怪我をしないよう大事に選手を起用してくれるのもありがたいです。

ミラノダービーで足を痛めていたバレッラは、この試合で78分に下げていました。

得点時にベンチを含めみんなで喜ぶ姿を見ても、良いチームを作り上げているなと感じます。

3.止めを刺すためのカウンター

シモーネはリードした状態で試合終盤に入ると、ラインを下げて引きこもるような戦術を取ります。

そのため押し込まれて、防戦一方になることが多いです。

それ自体は構わないのですが、止めの1を取れるようになって欲しいですね。

そういう場面では往々にして相手の裏のスペースはガバガバになっており、カウンターが決まりやすいです。

足の速い選手を走らせればロングボール1本で決定機を作れるのですが、止めの1点を取るシーンはまだ見れていません。

この試合ではコレアがその役割を担っていましたが、ドリブル突破が上手くいきませんでしたね。

前半

お互い前線からの積極的なプレスで、ボールを奪いにいっていました。

どちらかというとインテルのプレスの方がハマっており、シャフタールは後方の繋ぎのミスからピンチを招くことが多かったです。

ここで負けると最下位が決まるため、焦りもあったのかもしれません。

 

そんな中、最初に決定機を作ったのはインテルでした。

ダイレクトで縦パスを受けたダルミアンがクロス。

ファーにいたペリシッチに通り、一人躱して左足のシュートを放ってトルビンを破りました。

しかし、ダルミアンの位置がオフサイドだったようでゴールは取り消しとなります。

リプレイで見ても、微妙な判定でしたね...

 

直後の24分には相手のミスパスからゴール前にいたジェコがトルビンと1対1になりますが、ゴールを決めきれず。

逆にカウンターを受け、フェルナンドに突破されてあわやというピンチを招きました。

その後もシャフタールに立て続けにシュートを許します。

 

インテルもペリシッチのアーリークロスにジェコが頭で合わせて、トルビンを脅かします。

35分にはトルビンのミスパスをジェコがダイレクトでシュートするも、ふかしてしまうシーンもありました。

前半は、ジェコが決めきれないシーンが多かったですね。

 

決定機を活かせず、前半は0-0のまま終わります。

後半

56分、インテルはまたもゴール取り消しの判定を受けました。

ペリシッチのヘディングからDFの裏を取ったラウタロがボレーを決めるも、その前のプレイで相手を倒したとしてファウルを取られてノーゴール。

流石にこの判定は意味が分からなかったです。

 

しかし、その直後の60分に調子の上がらなかったジェコがやってくれました。

ペリシッチがジェコとの長いワンツーで、左サイドを突破します。

アーリークロスを入れて、流れたところをダルミアンが左足でシュート。DFに当たりますが、こぼれ球をジェコが豪快に決めてくれました。

鬱憤が溜まっていたのか、シモーネはピッチサイドを走り回って喜んでいました。

 

66分にも追加点が生まれます。

左サイドをドリブルで突破したペリシッチが、ふわっとしたクロス。

トルビンを超えて、ファーにいたジェコが頭で押し込みました。

 

これでインテルが完全に主導権を握り、上手く時間を進めます。

重心を下げたため、シャフタールに押し込まれる時間が続きましたが得点は許しませんでした。

そのまま2-0で試合終了です。

選手レビュー

MOMはジェコ

WhoScored.comによるMOMは、ジェコでした。

2ゴールを決めて、チームを勝利に導いています。

前半は決定機を逸したりボールが足に収まらないシーンが多く、正直勘弁してくれよと思っていました。

しかし、後半に入り一気にギアを上げてくれましたね。

ボールタッチ数も多く空中戦でも4回勝つなど、ゴール以外でも貢献してくれました。

ちなみに、今回の2ゴールでCLELで通算50ゴールに達したようです。

35歳とベテランではありますが、まだまだ活躍してくれそうですね。

円熟味を増すペリシッチ

2シーズン前コンテに見限られバイエルンにレンタルし、欧州王者となって帰ってきたペリシッチ。

昨シーズンはWBへと適応して、コンテの下でも出場時間を増やしていました。

そして今シーズン、シモーネ・インザーギの下で左WBのスタメンを確保しつつあります。

ディマルコも悪くないのですが、ペリシッチが良すぎますね。

ビッグマッチでは必ずペリシッチが使われているところを見ても、監督の信頼度が伺えます。

大事な試合では、攻守に安定したペリシッチを使いたくなる気持ちは分かります。

年齢を考えるとディマルコにスタメンを奪ってほしいですが、難しいところですね。

成長を続けるラウタロ

20266月まで契約を延長したラウタロ。

一時期はバルサ移籍の噂もありましたが、現状を見ると本当に行かなくてよかったですね。

インテルとアルゼンチンは伝統的に相性が良いですし、これからも長く残って活躍して欲しいプレイヤーです。

 

熱くなりやすい様に見えますが、ナポリ戦でチャルハノールにPKを譲ったり、シュートチャンスがあっても味方がいい位置にいればパスを出したりと、チームの勝利を第一に考えてプレイしてくれます。

守備もサボらないですしね。

もう少し改善を求めるなら、すぐに倒れるのをどうにかして欲しいです。

恐らく審判もそういった印象を持っているため、ラウタロが倒れてもファウルを取ることが少ない印象です。

この試合PA内で倒れた時も審判は全くPKを取る素振りがなかったのですが、そういった印象があったのかもしれません。

次はヴェネツィア

前半戦の大きな山場を超えました。

ミラン、ナポリ、シャフタールとの3連戦を終えて、リーグ戦は首位との勝ち点差が縮まり、CLはグループステージ突破が決まりました。

次節はアウェイでヴェネツィアと対戦しますが、こういった試合でコロッと負けないように気を付けたいですね。

20211128  AM4:45キックオフです。

 

勝って兜の緒を締めよ、ではないですが確実にモノにして欲しい試合です。

では!

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