21-22シーズン マッチレポート

21-22シーズン コッパ・イタリア 準決勝2ndレグ インテル×ミラン

今シーズン4回目のミラノダービー。

勝った方がコッパ・イタリアのファイナルラウンドに駒を進めるだけでなく、スクデット獲得に向けて勢いをつけられます。

インテルは1敗2分けで、未だミランに勝てていませんでした。

 

 

 

結果は、3-0で快勝!!

ラウタロの2ゴールにゴセンスの移籍後初ゴール、観客席にいたアドリアーノの笑顔まで見れて、インテリスタにとって気持ちのいい試合でした。

ハイライト

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試合データ

sofascore.comより引用しています。

インテルミラン
得点30
ポゼッション48%52%
シュート(枠内)10(4)19(6)
ブロックされたシュート25
ビッグチャンス20
パス(成功数)365(292)398(335)
クロス(成功数)15(4)19(4)
コーナー56
タックル1312
インターセプト79
クリア2211

リードしていたこともあり、後半はラインを下げてミランの攻撃を凌いでいました。

微妙な判定にも救われて、無失点で勝利しています。

個人的なレビュー

個人的なゲームのポイントをまとめます。

ポイント

  • 連動したポジショニング
  • ブロゾビッチのプレイエリア
  • コレアのフィット

1.連動したポジショニング

公式戦6試合連続でクリーンシートを達成しているミランに対し、3点を奪い快勝しました。

インテルの選手のポジショニングが流動的で、ミランのマークが混乱していましたね。

味方のボールホルダーに対し、常に適切な距離を保ってパスコースを作っていました。

また、3人目の動きで裏を取るシーンも多かったです。

終盤に来て、シモーネのやりたかったサッカーが形になってきた気がします。

2.ブロゾビッチのプレイエリア

スペツィア戦のゴールでもそうだったように、ブロゾビッチがPA内に入るシーンが多くなってきました。

これまで最終ラインから3列目付近でのプレイが多く、リーグ戦では1ゴール1アシストのみ。

しかしここ最近は、ゴールに直結するプレイが増えています。

この試合でもPA内のポケットに飛び出して、ゴセンスのゴールをアシストしました。

シモーネからの指示が変わったのかもしれませんね。

3.コレアのフィット

3試合連続でスタメンとなったコレアですが、非常に良い働きをしました。

sofascore.comでコレアのヒートマップを見ると様々なエリアに顔を出していますが、技術が高いためどこにいても1人で時間を作れます。

2点目をアシストしたシーンでも、サイドでタメを作りラウタロの飛び出しを待って完璧なスルーパスを送っていました。

ゴールこそないものの、相手にとって厄介な存在となっていますね。終盤戦のキーマンとなるかもしれません。

前半

激しい攻防が予想される中、立ち上がり3分にインテルが先制点を奪いました。

ゴール前でのパス回しから、右サイドのダルミアンが上げたクロスをラウタロがボレーで合わせメニャンを破りました。

早々に失点したミランは、レオンのドリブル突破やミドルシュートなどでインテルゴールに迫ります。

 

しかし、40分にインテルが追加点を決めました。

ゴール前のピンチをペリシッチが凌いだ直後のロングカウンターです。

ブロゾビッチから左サイドに張ったコレアに展開し、ドリブルでタメを作り裏に抜けたラウタロにスルーパスを通します。

少し浮かしたシュートで、メニャンとの1対1を制しました。

 

前半は2-0で終了です。

後半

重心を下げて守備に傾いたインテルに対し、ミランが猛攻を仕掛けます。

すると66分に、ゴールネットを揺らすことに成功しました。

CKのこぼれ球を、PA外からダイレクトでベナセルが沈めます。

しかしVARの結果、オフサイドの位置にいたカルルがハンダノビッチの視界を遮ってゴールに関与したとして、取り消しとなりました。

少し厳しい判定でしたね。。インテルは救われました。

 

83分にインテルが止めを刺します。

サンチェスがトモリを引っ張って空けたハーフスペースに、ブロゾビッチが走り込みます。

そこにビダルがパスを通し、ゴール前にクロスを送ってフリーのゴセンスが押し込みました。

そして、3-0で試合終了となりました。

選手レビュー

 

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MOMはラウタロ

sofascore.comによるMOMは、ラウタロです。

2ゴールを決めて、チームの勝利に貢献しました。

足元に近いクロスをボレーで決めるのが上手いですね。今シーズン何回か見たゴールです。

受けたファウルも5回で、簡単にボールを失わなくなりました。

 

仲が良いだけあり、コレアとラウタロは相性が良さそうですね。

今後の前線の組み合わせに悩みそうです。

インテルで初ゴールのゴセンス

遂にゴセンスがインテルでの初ゴールを決めました。

タイミングよくゴール前に入ってくる、ゴセンスらしいゴールでしたね。

ペリシッチが好調なので出番が限られていますが、スタメンで見たい選手です。

スクデット争いも佳境に入るので、イジるのは厳しいかもしれませんが。

余裕がある時にペリシッチを右WBに回して、ゴセンスを試すのも面白いかもしれません。

バストーニの攻撃参加

この試合、バストーニの攻撃参加が目立ちました。

外に張るペリシッチの1列内側である、ハーフレーンを狙って上がっていたように見えます。

何回もそのシーンがあったので、指示があったのでしょう。

バストーニへのマークが外れるシーンが散見されたため、効果的だったと思います。

バストーニは基本技術が高いため、密集地帯でもボールを失わないのが攻撃でも活かされています。

次節はローマ戦

ミラノダービーの勝利で、スクデット獲得に向けて勢いがつきました。

次節は1月からリーグ戦無敗をキープして、5位につけるローマとの対戦です。

ローマも負けるとCL出場圏獲得が難しくなるため、お互いに絶対に落とせない試合ですね。

2022424()  AM1:00キックオフです。

 

今シーズンは2回戦ってどちらも勝利していますが、その時と同じチームと考えない方が良さそうです。

では!

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