21-22シーズン マッチレポート

21-22シーズン セリエA 11節 インテル×ウディネーゼ

前節3試合ぶりの勝利で、セリエA3位につけるインテル。

今節は14位のウディネーゼと対戦しました。

 

 

結果の方は、2-0で勝利しました!

2試合連続のクリーンシートです。

コレアがデビュー戦以来の2ゴールを決めて、インテルを勝利に導きました。

ハイライト

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試合データ

WhoScored.comより引用しています。

インテルウディネーゼ
得点20
ポゼッション67%33%
シュート(枠内)15(6)9(5)
パス(成功数)632(562)308(244)
クロス1914
コーナー64
シュートブロック13
タックル1019

ウディネーゼはブロックを作り、奪ったら前線にロングボールを送るというシンプルな戦術でした。

そのため、インテルがボールを持つ時間が長くなっています。

個人的なレビュー

個人的なゲームのポイントをまとめます。

ポイント

  • コレアの決定力
  • フィットしてきたチャルハノール
  • ダンフリースの長所と短所

1.コレアの決定力

2ゴールを決めて勝利に貢献したコレア。

正直ゴールを決めるまでは存在感も薄く、しっかりしろよコレアと思っていました。

ジェコと動きが被るシーンも多かったですし、引いて受けても安全なパスを出してばかり。

しかし、1点目を決めてから一気にギアが上がりました。8分後には、追加点も奪っています。

ゴール前での落ち着きと決定力は、インテルでも随一かもしれません。

これから連携面も深めていって欲しいですね。

2.フィットしてきたチャルハノール

チャルハノールも段々と、インサイドハーフに慣れてきたようです。

特にビルドアップでの貢献が増えています。

ウディネーゼが4−3−3で綺麗にブロックを作っていたため、センターラインのスペースはほとんど消されていました。

そのブロックを崩すためブロゾビッチが少しポジションをずらして、チャルハノールがアンカーの位置に入るというシーンがよく見受けられました。

ブロゾビッチが比較的フリーでボールを受けて、縦パスを差し込むようなシーンが多かったです。

ブロゾビッチを消された時のビルドアップは最近のインテルの課題でしたが、これが一つの解決策となるかもしれません。

この2人がビルドアップを担うことでバレッラが攻撃的なポジショニングを取れて、チーム最多のシュート数(7本)を記録しました。

3.ダンフリースの長所と短所

ジェコはもちろん、チャルハノールとコレアもチームに馴染んできました。

ダンブロージオやサンチェス、ラノッキアなど控えのメンバーも活躍しており、チームとして上昇気流に乗りつつあります。

その中で、未だ実力を出し切れていないのがダンフリースです。

今節はアシストを決めましたが、全体的に見ると物足りなさがあります。

ドリブルは相手に対策されていますし、守備でも荒いプレイでファウルを与えることも少なくありません。

また、個人的に気になるのがクロスです。グラウンダー性のクロスしか見ないのですが、フワッとしたクロスが苦手なのでしょうか?

一山超えれば決定機になるようなシーンでも、グラウンダーのクロスを選択してカットされていました。

フィジカルや闘争心、裏へのランニングなど光るものは時折見せますが、もっと活躍に期待したいですね。

前半

試合を通じて、ウディネーゼの戦術はシンプルでした。

4−3−3でブロックを作り、奪ったら前線にロングボールを当ててカウンターを狙うというものです。

しかし、インテルのDFラインはことごとくボールを跳ね返していました。

 

ただ、インテルもウディネーゼの守備ブロックに苦戦し、得点を奪うことができません。

バレッラが2回決定機を迎えますが、決めきれませんでした。

お互い得点のないまま前半は終了しました。

後半

崩しきれない展開が続く中、60分にインテルが先制点を奪いました。

バストーニの縦パスをペリシッチがスルーして、コレアに渡ります。

細かいタッチでカットインしながらPA内に侵入し、ヌティンクをかわしてシュート。

ゴール左に突き刺さりました。

さらに68分にも追加点を奪います。

バレッラが裏に落としたボールをダンフリースが拾い、マイナスのクロス。

後ろから上がってきたコレアが受けて、落ち着いてゴール左上に決めました。

 

その後も危なげなく時計を進めて、2−0で勝利しました。

選手レビュー

 

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MOMはコレア

WhoScored.comによるMOMは、コレアです。

2ゴールを奪って、チームの勝利に大きく貢献しました。

ゴール以外は目立った活躍はありませんでしたが、FWはゴールを決めてなんぼです。

コレアは左のハーフスペース辺りで持たせて、相手と1対1の状況を作るのが良いかもしれません。

細かいタッチで相手を翻弄しながら味方を使ったり、自ら切れ込んでゴールを狙うといった役割が合いそうです。

嬉しいラノッキアの活躍

今シーズン初先発を飾ったラノッキアですが、安定したパフォーマンスを見せていました。

クリーンシートを達成できたのは、ラノッキアの活躍が大きいです。

ウディネーゼがサクセスやベトにロングボールを当てていましたが、ラノッキアがほとんど競り勝っていました。

空中戦勝利数は、驚異の10回(2位は3回)です。

起点となったバストーニ

大抵の試合で、ボールタッチ数やパス本数のトップに立つのがブロゾビッチです。

ただ今節に限っては、バストーニが1位に輝きました。

ボールタッチ数は110回、パス成功数は95本でアシストも1つ決めています。

守備ももちろん安定していますが、バストーニの正確なキックはインテルの大きな武器になっていますね。

次はCLシェリフ戦

CLのグループステージも、後半戦が始まります。インテルは、グループDで2位につけるシェリフと対戦です。

2021114()  AM5:00キックオフです。

 

決勝トーナメント進出のためには、絶対に勝たないといけない試合です。頑張って欲しいですね。

では!

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