21-22シーズン マッチレポート

21-22シーズン セリエA 13節 インテル×ナポリ

未だ無敗で首位につけるナポリと、それを追いかける3位インテルが対戦しました。

両者にとって、前半戦の大きな山場です。

インテルは直近の代表戦で多くの主力が怪我をしましたが、デ・フライ以外は何とか間に合いました。

 

 

結果の方は、3-2勝利しました!!

ミランも敗戦しているため、首位との勝ち点差が4に縮まっています!

このまま離されずに食らいついていきたいですね。

ハイライト

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試合データ

WhoScored.comより引用しています。

インテルナポリ
得点32
ポゼッション44.6%55.4%
シュート(枠内)17(7)9(3)
パス(成功数)361(302)462(397)
クロス1914
コーナー41
シュートブロック25
タックル1612

一時インテルが2点差でリードするも、終盤にナポリに1点を返されてからは防戦一方でした。

ハンダノビッチを中心に、ギリギリで耐えて勝ち点3をもぎ取っています。

個人的なレビュー

個人的なゲームのポイントをまとめます。

ポイント

  • コレアとチャルハノールのフィット
  • PKキッカーが決定?
  • 最後はやっぱりハンダノビッチ

1.コレアとチャルハノールのフィット

コレアとチャルハノールは、インテルにフィットするのに苦しんでいました。

しかしここ最近は、味方との連携を見てもチームに馴染んでいるように見えます。

チャルハノールは今節を含め2試合連続ゴール中ですし、コレアもアシストを決めました。

 

今節は、コレアのドリブルが効いていましたね。ドリブル成功数4回は、両チーム合わせてもトップの数字です。

ラウタロへのアシストとなったシーンでは、自陣から相手のPA手前まで1人で運んでいました。

バレッラとラウタロが外に開きながら走ったのも効果的で、相手5人に対して3人でカウンターを決めきったのは素晴らしかったです。

ラウタロにとっても久々のゴールだったので、ここから調子を上げて欲しいですね。

2.PKキッカーが決定?

今シーズンのインテルの課題として、PKキッカーの不在がありました。

エースであるラウタロもPKはあまり上手くないですし、ジェコも成功率は低いようです。

そこで白羽の矢が立ちそうなのが、チャルハノールです。

前節も古巣ミランに対しプレッシャーのかかる場面でPKを決めましたし、今節も難なく決めてくれました。

今後はチャルハノールに任せることになりそうです。

3.最後はやっぱりハンダノビッチ

近年衰えが指摘され、後釜としてオナナの獲得が噂されるハンダノビッチ。

今節も2本のミドルを決められ、年齢的にも流石にもう厳しいのかと思ってしまいました。

しかし、ナポリの猛攻を受けた後半ロスタイムに、ドフリーだったマリオ・ルイのヘディングを神セーブ。

弾いたボールはクロスバーに当たって、ギリギリでゴールを許しませんでした。

素晴らしい反応でチームを救ってくれましたね。

ハンダノビッチ神に感謝するとともに、謝りたい気持ちでいっぱいになりました。

前半

キックオフから、お互いアグレッシブな入りを見せていました。

前線から激しくプレスをかけ、ボールを奪いにいきます。

 

その中で先手を取ったのはナポリでした。

17分にジエリンスキがバレッラからボールを奪って、インシーニェに繋ぎます。

ゴール前でDF陣を引きつけて、ジエリンスキにパス。ダイレクトでミドルシュートを放ち、ハンダノビッチを破りました。

 

追いかける展開となったインテルですが、25分に同点弾を奪います。

バストーニのクロスをファーにいたダルミアンが折り返し、バレッラがダイレクトシュート。

ブロックに入ったクリバリの手に当たり、VARの結果PKとなりました。

キッカーのチャルハノールが、難なく決めてくれました。

 

勢いに乗るインテルは、前半終了間際に追加点を奪います。

CKからチャルハノールがニアに入れたボールを、ペリシッチが頭で逸らしそのままゴールイン。

オスピナが掻き出したように見えましたが、ゴールラインテクノロジーでゴールが認められました。

こう見ると、テクノロジーが進んでいなかったらインテルの2ゴールはなかったかもしれませんね。

そのままインテルリードで、前半は終了しました。

後半

上位対決ということで、お互い激しくぶつかり合っていました。

その中でオシムヘンがシュクリニアルと交錯し負傷交代。

左目付近を複数骨折してしまったようです... 怪我が長引かないことを願います。

 

激しいぶつかり合いの中、61分にインテルが追加点を奪いました。

自陣ゴール前でシュートブロックして、こぼれ球を拾ったコレアがドリブルで持ち上がります。

連動してバレッラとラウタロがカウンターに走り、5対3と数的不利な状況でしたがPA手前まで運ぶことに成功。

外に開いたラウタロにラストパスを送り、ワントラップからDFの股を抜くシュートでオスピナを破りました。

ラウタロは約1ヶ月半ぶりのゴールですね。

 

2点のリードを奪ったインテルは守備的な交代カードを切って、ナポリの攻撃を凌いでいました。

しかし、79分に失点してしまいます。

自陣でジェコが無理なドリブルを仕掛けてボールをロスト。

PA手前にいたメルテンスに渡り、豪快なミドルシュートでゴールを奪いました。

完全にジェコが悪いですね。あそこで無理する必要はありませんでした。

 

プレッシャーのかかるインテルは、防戦一方になります。

ロスタイムには、クロスからファーでフリーになったマリオ・ルイがヘディングを放ちますが、ハンダノビッチがギリギリでセーブ。

続くシーンでは、クロスから再びファーでフリーになったメルテンスがボレーで合わせるも、これは枠外となりました。

なぜ、ファーの選手がこれだけフリーになってしまうのでしょう...

 

2度のピンチを防ぎ、なんとかインテルが勝ち点3を獲得しました。

選手レビュー

 

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MOMはチャルハノール

WhoScored.comによるMOMは、ペリシッチです。

勝ち越し点を決めて、チームの勝利に貢献しました。

終盤には2トップの一角も務めるなど、ユーティリティ性の高さも見せています。

試合を通じて守備はサボりませんし、攻撃でも違いを見せられるため非常に重要な戦力です。

ディマルコと出場時間を分け合っていますが、ビッグマッチでペリシッチが使われる理由が分かります。

以前契約延長をしないという報道が出ていましたが、今シーズンの働きを見るとできれば残って欲しいですね。

存在感を見せるチャルハノール

PKを含め、1ゴール1アシストを決めています。

今後もPKキッカーはチャルハノールとなりそうですね。

 

キーパス3は、両チーム合わせてもトップの数字です。

味方との連携面も向上しており、チームに馴染んでいるのが分かります。

昨シーズンは、セリエAで最もキーパスを出している選手ですので、今後の活躍にも期待です。

安定感を見せたラノッキア

デ・フライの怪我により出場機会が回ってきたラノッキアですが、安定したパフォーマンスを見せていました。

積極的なチャージでオシムヘンをよく抑えていましたし、縦パスやドリブルでの持ち上がりなど攻撃面でも貢献していました。

控えにラノッキアがいるのは大きいですね。

他クラブであればスタメンで出れるだけの実力があるにも関わらず、インテルに残ってくれるのは非常にありがたいです。

次節はシャフタール戦

ミラン、ナポリとの2連戦を1勝1分けと、上々の結果で終えてくれました。

CLでもこの勢いを維持して欲しいです。

次はCLのグループステージで、シャフタール・ドネツクと対戦します。

ここで勝てば、レアル×シェリフの結果次第ではグループステージ突破が決まります。

20211125()  AM4:45キックオフです。

 

今シーズンこそ、決勝トーナメントに進みたいですね。

では!

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