21-22シーズン マッチレポート

21-22シーズン セリエA 14節 ヴェネツィア×インテル

前節リーグ戦で首位のナポリに土をつけ、波に乗るインテル。

今節は、ザネッティ監督が率いる昇格組のヴェネツィアと対戦しました。

 

 

結果の方は、0-2で勝利しました!!

リーグ戦は6試合無敗で、公式戦の連勝を3に伸ばしています。

ハイライト

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試合データ

WhoScored.comより引用しています。

ヴェネツィアインテル
得点02
ポゼッション44.2%55.8%
シュート(枠内)6(1)27(12)
パス(成功数)440(375)555(501)
クロス1826
コーナー39
シュートブロック92
タックル1025

ヴェネツィアの守備が堅く、ゴールを奪うのに苦労しました。

前半にチャルハノールがミドルを決めてくれなければ、もっと難しい展開になっていたでしょう。

個人的なレビュー

個人的なゲームのポイントをまとめます。

ポイント

  • ブロゾビッチへのマンマークの解決法
  • ディマルコのインナーラップ
  • フィットしきらないドゥンフリース

1.ブロゾビッチへのマンマーク対策

インテルの心臓であるブロゾビッチですが、マンマークを付けられることがしばしばあります。

そうなるとビルドアップが停滞してしまうのですが、最近はある対策を取っています。

ブロゾビッチがDFラインまで下がり、空いたボランチの位置にチャルハノールかバレッラが入るという形です。

DFラインまで下がることでブロゾビッチへのマークが緩くなると共に、ボランチのスペースが空きます。

そこに、チャルハノールかバレッラが入ってボールを受けることで、ビルドアップをスムーズにしていました。

最近はこの形をよく見るため、普段から練習しているのかもしれません。

2.ディマルコのインナーラップ

普段はバストーニが務めている左のCBですが、今節はディマルコがそのポジションで先発しました。

ディマルコは攻撃に特徴があるだけに、上がるタイミングが良いですね。

そして、上がる時はWBのペリシッチより1列中のレーンを走ることが多いです。

相手からしたらCBが上がってくるだけでもマークが難しいのに、ハーフレーンを走られるとより混乱してしまいます。

それを狙っているのか分かりませんが、効果的なランニングでチャンスを作っていました。

逆のシュクリニアルは大外を上がることが多いので、選手の判断で走るレーンを決めているのでしょうか。

3.フィットしきらないドゥンフリース

ダルミアンの負傷により久々の出場となったドゥンフリースですが、やはり不安定ですね。

ダルミアンの後だと、余計粗さが目立ちます。

特に守備ではボールに食いついて裏を取られますし、PA内ではファイルをしないかヒヤヒヤしてしまいます。

チャルハノールやコレアなどの移籍組が馴染んできている中で、ドゥンフリースだけがまだ本領を発揮できていません。

違うリーグからやってきたのは彼だけなので、時間がかかるのは仕方ないのかもしれませんが。

前半

ヴェネツィアは相手陣内では積極的なプレス、自陣まできたら引きこもるというメリハリのある守備をしていました。

インテルはボールを持つ時間は多かったのですが、ヴェネツィアの堅守に苦労していました。

 

しかし、35分に目の覚めるような一発で先制点を奪います。

コレアが左に開いてカットインしながら、ブロゾビッチに横パス。

ブロゾビッチがコレアに返したボールは相手にカットされますが、チャルハノールが拾ってミドルシュート。

ロメロがかろうじて触るも、ボールはゴールに吸い込まれました。

チャルハノールは、リーグ戦3試合連続ゴールとなっています。引いた相手には、正確なミドルが打てる選手が効果的ですね。

 

ヴェネツィアはアラムを中心に攻撃を組み立てますが、コンパクトなブロックを作るインテルを崩せず遠目からのシュートが多くなっていました。

それでもアラムのミドルシュートは怖かったですが。

 

しかし、前半はインテルがリードを保ったまま終了しました。

後半

同点を目指すヴェネツィアが積極的な入りを見せたことで、インテルは守備に回る時間が多くなっていました。

しかし危険なスペースはしっかりと潰し、ピンチになるようなシーンをほとんど作りませんでした。

 

逆に、カウンターから何度かチャンスを作ります。

しかし、ジェコやディマルコが絶好機を迎えるも、ロメロのセーブに阻まれゴールとはなりませんでした。

マンチェスター・ユナイテッドでプレイしていただけあって、ロメロはいいGKですね。

 

同点のまま迎えたアディショナルタイム。

ラストプレイでラウタロが放ったシュートが、DFの手に当たりPKとなりました。

ラウタロが自らキッカーを務め、きっちりと決めて2-0としました。

そのままタイムアップとなり、試合終了です。

選手レビュー

 

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MOMはディマルコ

WhoScored.comによるMOMは、ディマルコです。

キーパス数は、両チームで断トツの6本となっています。

積極的かつ効果的な上がりで攻撃を活性化させていましたし、本職の守備でもクリーンシートを達成しました。

終盤にはゴールチャンスもあったのですが、決めていれば完璧でしたね。

今はペリシッチが絶好調なため左WBでの出場は厳しいですが、デ・フライが怪我しているのでCBでの出場時間が増えるかもしれません。

本領を発揮してきたチャルハノール

針の穴を通すようなミドルで先制点を奪ったチャルハノール。

リーグ戦では3試合連続ゴールとなっています。

開幕戦以降は存在感が薄くなっていましたが、最近は徐々に本領を発揮してきています。

ビルドアップへの参加も増えてきましたし、守備でも体を張ったプレイが目立つようになってきました。

キーパスの数も安定して多いですし、PKキッカーも任せられるほど味方からも信頼されています。

ブロゾビッチ、バレッラ、チャルハノールはセリエAでも屈指の中盤となっていますね。

中央のCBを務めたバストーニ

主戦場は左CBのバストーニですが、今節は中央でプレイしました。

いつもと違ったポジションでしたが、安定していましたね。

中央のCBは両CBが上がった際のリスクマネジメントや、ビルドアップ時にパスで散らす技術と広い視野が必要です。

それらも無難にこなしていため、総合的な能力が高い選手なのだと改めて感じました。

ロングボールを競る際、ファウルとならない程度に相手を押してバランスを崩させたりと、小狡いプレイをするところも好感が持てます。

次節はスペツィア戦

ヴェネツィアに完勝して、首位にプレッシャーをかけることに成功しました。

この調子で取りこぼしなく勝点を稼いで、突き放されないよう付いていきたいですね。

次節はホームで、スペツィアと対戦します。

2021122(木)  AM4:30キックオフです。

 

早いものでもう2021年も終わってしまいますね。

本格的に寒くなってきたので、選手達には怪我に気をつけて欲しいです。

では!

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