21-22シーズン マッチレポート

21-22シーズン セリエA 20節 ボローニャ×インテル

リーグ戦4連勝で、首位ミランを猛追するインテル。

今節は、コロナの影響で延期されていたボローニャ戦が行われました。

 

 

 

結果は、2-1で敗戦...

連覇まで一筋縄ではいかないと思っていましたが、ここに落とし穴がありましたね。

ハイライト

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試合データ

WhoScored.comより引用しています。

ボローニャインテル
得点21
ポゼッション41.4%58.6%
シュート(枠内)5(3)26(7)
ブロックされたシュート09
ビッグチャンス23
パス(成功数)418(348)582(509)
クロス(成功数)6(2)29(9)
コーナー07
タックル1113
インターセプト66
クリア334

ボローニャの堅守を崩せず、ほとんど決定機を作れませんでした。

そしてラドゥの痛恨ミスで、逆転負けを喫しています。

個人的なレビュー

個人的なゲームのポイントをまとめます。

ポイント

  • 抑えきれなかったバロウとアルナウトビッチ
  • シモーネの人選ミス
  • 引いた相手を崩せず

1.抑えきれなかったバロウとアルナウトビッチ

28分の同点弾では、バロウのアーリークロスからアルナウトビッチにヘディングを決められました。

今節は、この2人を捕まえるのに苦労していましたね。

バロウは中盤まで引いたり3、4列目の空いたスペースでボールを受けたりと、非常に捕まえにくいポジショニングを取っていました。

対象的にアルナウトビッチは前線の基点としてどっしり構え、フィジカルを活かしたポストプレイで味方のために時間を作っていました。

2.シモーネの人選ミス

日程的に厳しくなる中、インテルはターンオーバーを敢行しGKにラドゥ、左CBにディマルコを起用しました。

しかし、これが裏目に出ます。

1点目は、アルナウトビッチにヘディングを決められますが、マークしたディマルコは完全に高さで負けていました。

その後もアルナウトビッチは、何度もミスマッチとなるディマルコを狙っていました。

そして2点目は、ラドゥの痛恨のキックミスで失点。なぜこの大事な時期に起用したのでしょう...

本人も試合勘がありませんし緊張もあったはずで、ここで使うならシーズン中にもう少し慣らして欲しかったです。

3.引いた相手を崩せず

この試合、5バックで引いて守るボローニャを崩せませんでした。

最終ラインの前まではボールを運べるのですが、最後のところを崩せず。

60分を過ぎた辺りから焦りで攻撃が単調になっていき、頼みのセットプレイでも得点は奪えませんでした。

残り4試合は中下位のチームと対戦するため、引いて守ってくる場合もあるでしょう。

そうなった時に、点が取れるようにしないと厳しくなります。

前半

2連覇に向けて波に乗るインテルが、開始3分で先制点を奪いました。

右サイドの深い位置でスローインを受けたペリシッチが、バレッラとのパス交換で時計回りにPA内に侵入して、左足で強烈なシュートを突き刺しました。

幸先よく先制したインテルが、その後もチャンス作ります。

 

しかし、徐々にボールを握り始めたボローニャが、28分に同点に追いつきました。

左サイドからバロウが上げたアーリークロスに、アルナウトビッチが頭で合わせてゴールです。

同点のまま、前半は終了しました。

後半

後半に入り、ディマルコが積極的な上がりから何本かミドルシュートを放ちます。

しかし中々ゴールが奪えず、63分にはジェコとサンチェスを投入してFWの人数を増やします。

徐々に時間が過ぎていき、焦るインテルは攻撃が単調になっていきました。

 

そして、迎えた81分にラドゥが痛恨のパスミス。

ペリシッチのスローインを受けたラドゥが、ダイレクトでサイドに出そうとするもミートせず、詰めたサンソーネに押し込まれました。

これが決勝点となり、2-1でインテルが敗戦しました。

選手レビュー

 

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MOMはペリシッチ

WhoScored.comによるMOMは、ペリシッチでした。

左足のミドルで、素晴らしい先制点を奪ってくれました。

また、単独突破からクロスでチャンスを作るなど、攻撃で違いを見せていましたね。

クロスでは、ヘディングの強いドゥンフリースを狙うシーンが多かったように見えます。

 

しかし、失点に繋がるスローインを投げてしまいました...

あれはGKに向けて投げたのでしょうか。デ・フライに投げたつもりなのかもしれませんが、今後はGKへのスローインは控えてもらいたいです。

強さを見せたアルナウトビッチ

中国リーグで活躍していたアルナウトビッチ。

高さを活かしたヘディングで、今シーズン13ゴール目となる貴重な同点弾を奪いました。

また、強靭なフィジカルと高さでボールを収めて味方が上がる時間を作るなど、得点以外でも貢献度が高かったです。

古巣のインテル相手ということもあり、気合が入っていたように見えました。

攻守で明暗の分かれたディマルコ

この試合、ラウタロに次ぐシュート5本を放ったのがディマルコです。

積極的なインナーラップで何度もゴール前に顔を出しており、攻撃での貢献は光っていました。

 

ただ、守備ではアルナウトビッチにやられましたね。

高さのミスマッチを狙われて、同点弾を奪われました。

その後も、ボックス内でアルナウトビッチに狙われるシーンが多かったです。

次節はウディネーゼ戦

今節の敗戦で、残り4試合の内ミランが1つ落とさないと首位に立てなくなりました。

インテルはもちろん、全勝する必要があります。

次節はウディネーゼですが、今節フィオレンティーナを4-0で破っているチームなので注意が必要です。

202252()  AM1:00キックオフです。

 

チャルハノールが出場停止となるため、ビダルかガリアルディーニの奮起に期待したいです。

では!

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