21-22シーズン マッチレポート

21-22シーズン セリエA 28節 インテル×サレルニターナ

公式戦4試合連続ノーゴールで、5試合勝ちがないインテル。

スクデット争いも、かなり混沌としてきました。

1歩抜け出すためにも、今節のサレルニターナ戦は絶対に勝ちたい試合です。

 

 

 

結果は、5-0で圧勝しました!!

ラウタロのハットトリックにジェコの2ゴールと、FW陣が爆発しました。

ゴセンスもアシストを記録して、これまでの鬱憤を晴らすかのような試合でしたね。

ハイライト

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試合データ

WhoScored.comより引用しています。

インテルサレルニターナ
得点50
ポゼッション60.1%39.9%
シュート(枠内)23(12)11(3)
ブロックされたシュート74
ビッグチャンス81
パス(成功数)537(474)354(296)
クロス(成功数)22(8)12(5)
コーナー103
タックル2210
インターセプト98
クリア816

スタッツ的にもサレルニターナを圧倒しました。

インテルのプレスも効いており、長いボールを蹴らせて回収し2次攻撃に繋げていました。

個人的なレビュー

個人的なゲームのポイントをまとめます。

ポイント

  • リヴァプール戦に向けた温存
  • ビルドアップの参加が増えたジェコ
  • 気が効きすぎるダルミアン

1.リヴァプール戦に向けた温存

これまでの鬱憤を晴らすかのように、FW陣がゴールラッシュを見せてくれました。

ラウタロのハットトリックとジェコの2ゴールは、非常に気持ちよかったですね。

1点目を決めた後のラウタロを見ると、相当ストレスが溜まっていたことが分かります。

 

ゴールラッシュのおかげで、リヴァプール戦を見据えた交代策を取ることができました。

デ・フライと疲れの見えたチャルハノールは62分。ブロゾビッチは71分、ジェコは75分と少し早めに下げることができました。

他を休ませるためにバレッラをフルで使えたので、CL出場停止はある意味怪我の功名だったかもしれません。

アンフィールドで2点以上が必要なためかなり厳しいですが、良いゲームを期待しています。

2.ビルドアップの参加が増えたジェコ

sofascore.comによるジェコのヒートマップを見ると、センターサークル付近でのプレイが一番多いと出ています。

それだけ、下がってビルドアップに関与していたということでしょう。

ジェコが下がるとCBのファシオやドラグーシンが深くまで付いてくるため、スペースが空きます。

ラウタロがクロスバーに当てたシュートや3点目のゴールは、ジェコが空けたスペースを上手く使ったプレイでした。

ジェコが自由に動き回ることで、インテルのビルドアップはスムーズに動きますね。

それだけ、ジェコへの依存度が高いということになりますが。

3.気が利きすぎるダルミアン

出ずっぱりのペリシッチを休ませるため、今節は完全休養を与えていました。

代わりに出たのがダルミアンですが、ペリシッチとは違った良さを出していましたね。

いて欲しいところにいてくれるので、ビルドアップがとてもスムーズでした。

守備でも気の利いたポジショニングで、相手の攻撃を未然に防いでいました。

 

交代で出たゴセンスも早速アシストを決めていましたし、左WBのポジション争いが熾烈になってきましたね。

ゴセンスはオフ・ザ・ボールの動きがよく、フリーでボールを受けるシーンが多かったです。

ゴールも決めそうな勢いで、よく特徴が出ていました。

ディマルコにとっては、かなり厳しい状況となってきましたね。

前半

早い時間にゴールの欲しいインテルは、攻勢を仕掛けます。

ワンタッチを織り交ぜたビルドアップでサレルニターナを躱し、ゴールに近づいていました。

 

最初の決定機は、19分に生まれました。

ジェコが下がってドラグーシンを引き付けて、空いたスペースにラウタロが走り込みます。

そこにバレッラから精度の高いミドルパスが出て、フリーとなったラウタロが左足でダイレクトシュート。

惜しくもクロスバーに当たりました。

悔しがるラウタロですが、22分にゴールを決めてくれました。

バレッラがキープしている間に、ラウタロがCBの間に入ってアウトサイドのパスを受けます。

スルッと抜け出してGKと1対1になり、冷静にゴール左へ流し込みました。

ラウタロはもちろん、チームにとっても久々のゴールとなりました。

 

勢いに乗るラウタロは、40分にも追加点を決めます。

ギャップで受けたバレッラが前を向いた瞬間に、4人がゴール方向に向かって走ります。

バレッラはラウタロを選択し、強めのパス。トラップしたラウタロは、ラニエリをガードしながら冷静にゴール左に決めました。

 

前半は、2−0として終了します。

後半

後半に入っても、サレルニターナのプレスを上手くかわすインテルが主導権を握りました。

そして、56分に追加点を決めます。

ジェコがファシオを引き付けながら下がると同時に、バレッラが前線に顔を出してパスを受けます。

キープしている間に、再びサイドを駆け上がってきたジェコにパス。

グラウンダーのクロスを送り、ファシオのいなくなったニアのスペースに走り込んだラウタロが、ダイレクトで合わせてゴールを奪いました。

これでハットトリック達成です。

 

勢いは止まらず、64分にも追加点です。

左サイドで持ったバレッラがキープしながら、スッと裏を取ってハーフスペースに入ったゴセンスにパス。

ニアにグラウンダーのクロスを送り、ジェコが合わせてゴールとなりました。

続く69分、止めのゴールを奪います。

ラウタロがプレスバックでボールを奪い、バレッラに繋いでドゥンフリースにパスが出ます。

サイドを駆け上がって中でフリーとなったジェコにグラウンダーのクロスを送り、ダイレクトで沈めました。

 

その後もコレアやゴセンスにチャンスが訪れますが、得点とはならず。

結局5-0で、試合は終了しました。

選手レビュー

 

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MOMはラウタロ

WhoScored.comによるMOMは、ラウタロです。

ハットトリックを決めており、文句なしの選出です。

公式戦11試合ぶりのゴールだったみたいですね。

インテルのシュート23本の内、10本はラウタロが放っています。

それだけゴールを嘱望していたのでしょう。決めくれて良かったです。

一度決めると連続ゴールが続くタイプなため、今後の試合でも期待しています。

チームの核となるジェコ

2ゴール1アシストを決めて、久々の勝利に貢献したジェコ。

前述の通り、今節はビルドアップに積極的に参加していました。

やはりジェコが動き回ってくれた方が、ボールが回りますね。

CBを動かして空けたスペースを、ラウタロが使うシーンが目立ちました。

ジェコが機能するとチーム全体の調子も良くなるため、やはり彼はインテルの核ですね。

2アシストのバレッラ

バレッラは2アシストを決めて、チームを勝利に導きました。

タッチ数94回、パス成功数63本、キーパス4本、ドリブル成功数3回、タックル成功数4回、と攻守のあらゆる数字でトップを記録しています。

ボールを失うシーンがほとんどなく、テクニックとボディバランスで相手を躱して、決定的なパスを出していました。

コンディションさえ整えば違いを生み出せる選手だと、改めて証明してくれましたね。

次はCLリヴァプール戦

内容も伴った公式戦6試合ぶりの勝利で、少し安心しました。

次はアンフィールドで、リヴァプールと対戦します。

2点差をひっくり返す必要があるため、かなり厳しい状況ですが一矢報いて欲しいですね。

20223月9()  AM5:00キックオフです。

 

今節の勝利をきっかけに、調子を取り戻したいです。

では!

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