前節フィオレンティーナと引き分けて、首位ミランとの勝ち点差は暫定で5に広がりました。
これ以上離されると厳しくなるインテルは、今節ユヴェントスとのイタリアダービーを行いました。
負けた方が、優勝戦線からは離脱してしまいます。
結果は、0-1で勝利でした!!
審判にはもやもやしましたし、内容も悪かったですが何はともあれ勝ててよかったです。
何とか優勝争いに踏み止まりました。
ハイライト
マッチレポート
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試合データ
WhoScored.comより引用しています。
ユヴェントス | インテル | |
---|---|---|
得点 | 0 | 1 |
ポゼッション | 54% | 46% |
シュート(枠内) | 22(5) | 5(1) |
ブロックされたシュート | 6 | 2 |
ビッグチャンス | 2 | 1 |
パス(成功数) | 493(416) | 436(366) |
クロス(成功数) | 23(4) | 6(0) |
コーナー | 8 | 1 |
タックル | 16 | 23 |
インターセプト | 5 | 10 |
クリア | 4 | 37 |
試合を通じてユヴェントスに主導権を握られましたが、PK弾を守りきって何とか勝利することができました。
シュクリニアルを中心に、インテルの選手が身体を張って守りきってくれたおかげです。
個人的なレビュー
個人的なゲームのポイントをまとめます。
ポイント
- 主導権を握り続けたユヴェントス
- インテルの課題
- 守りきったインテル
1.主導権を握り続けたユヴェントス
終始主導権を握っていたのがユヴェントスで、シュート22本を浴びせて多くの時間でインテルを自陣に閉じ込めていました。
特に良かったのが、押し込んだ時の守備です。
4-4-2でブロックを作り、2トップのヴラホビッチとディバラ、サイドのクアドラードとモラタでDFラインにプレッシャーをかけていました。
この4人のプレスでインテルのビルドアップを乱し、上手くボールをカットしていました。
2.インテルの課題
ここ最近のインテルは、ビルドアップに課題を抱えています。
今節でもそうだったように、ハイプレスをかけられた時にロングボールで逃げることが多くなっています。
それを相手に回収されて、2次攻撃に繋げられていました。
ロングボールを高確率で収められる選手か、ヴラホビッチの様な抜けをしてくれればもう少しチャンスを作れそうですが。
逃げ切れずに自陣で奪われて、ショートカウンターから決定機を作られるシーンも散見されました。
3.守りきったインテル
前半終了間際に唯一の決定機ともいえるPKを決めて、後半からは重心を下げて1点を守り抜く姿勢を見せていました。
同時にカウンターで追加点も狙い、73分にはコレアを投入しています。
ヴラホビッチにはシュクリニアルがマークにつき、しっかりと抑えていました。
ブロックを築いて身体を張った守備で、0-1で勝つことができました。
前半
両者にとってスクデット争いに残るため、絶対に勝利が必要な一戦。
主導権を握ったのは、積極的な守備を見せるユヴェントスでした。
開始9分には、決定機を作ります。
クアドラードが上げたクロスをハンダノビッチが弾いて、ボールは真上に飛びます。
落ちてきたボールに誰も触れず、バウンドしたボールがクロスバーに当たりました。
その後も前線からのプレスで、インテルのミスを誘ってショートカウンターからシュートチャンスを作っていました。
しかし、先制したのはインテルでした。
43分、縦に突破したドゥンフリースがモラタに足を踏まれて、VARの結果PK。微妙な判定でしたが、インテルとしてはラッキーです。
キッカーのチャルハノールが蹴ったボールは、シュチェスニーに止められましたが、こぼれ球をユヴェントスの選手が押し込んでオウンゴールとなりました。
しかし、その前でインテルのファウルがあったとしてノーゴール。
かと思いきやVARでチェックして、なぜかもう一度PKとなりました。
よく分からない状況になりましたが、チャルハノールが今度はしっかりと決めてインテルが先制です。
前半は、1点リードのまま終了しました。
後半
後半に入っても、ユヴェントスのペースは続きます。
57分には綺麗なパス回しからディバラがゴール前で決定機を迎えかけますが、ペリシッチがギリギリでクリア。
63分には縦パスを受けたゴール前のヴラホビッチが、切り返しでシュクリニアルを躱して放ったシュートは枠の右に外れました。
73分にはザカリアが中盤から一人で運んで、PA内に侵入してポストを叩くシュートを放っています。
ユヴェントスの猛攻に耐えるインテルは、ガリアルディーニやビダルを投入して守備を固めました。
結局最後まで耐えきって、0−1のままインテルの勝利で終わりました。
選手レビュー
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MOMはハンダノビッチ
WhoScored.comによるMOMは、ハンダノビッチです。
セーブ5回を記録して、ユヴェントスの攻撃をシャットアウト。
ザカリアの決定機には、強烈なシュートにわずかに触れてポストに逃れていました。
また攻撃でも貢献しており、前から圧力をかけられるDFラインの逃げ道となっていました。
1回だけ危険なパスミスをしましたが、それ以外は攻撃の起点として安定してたと思います。
最近は、ハンダノビッチから攻撃を繋げるシーンが多いですね。
前から圧力をかけてくるチームが多いため、ハンダノビッチの重要性は増していきそうです。
裏抜けを繰り返すヴラホビッチ
移籍金7000万ユーロでユヴェントスに加入したヴラホビッチ。
大きなプレッシャーもあったかと思いますが、ユヴェントスの新エースとして活躍しています。
シュート7本を放って、ユヴェントスの攻撃陣を牽引していました
裏抜けを何回も繰り返してインテルのDFラインを下げ、2列目の選手が使えるスペースを空けていました。
サイドに流れても正確なクロスでチャンスを作るなど、いい仕事をしていたと思います。良い選手ですね。
復活したブロゾビッチ
先日、ついに契約延長を発表したブロゾビッチ。
これで心置きなく、ブロゾビッチを頼ることができます。
タッチ数74回、パス成功数53本、タックル成功数7回とチームトップの数字を記録しました。
攻守において、本当に重要な選手ですね。
ユヴェントスのプレスを躱すため、常に動き続けていました。
残りの試合も、怪我なくプレイして欲しいです。
次節はヴェローナ戦
今節の勝利で、何とかスクデット争いに踏み止まりました。
延期分も合わせて、残り8試合。1つも落とすことはできません。
次節は、ホームでヴェローナと対戦します。
2022年4月10日(土) AM1:00キックオフです。
全勝して2連覇を果たして欲しいですね。
では!