前節イタリアダービーを制して、優勝戦戦に踏み留まったインテル。
この勢いを無駄にしないためにも、今節は勝利が必須です。
対戦相手は難敵ヴェローナでした。
結果は、2-0で勝利しました!!
久々に良い状態のインテルを見せてくれましたね。
ハイライト
マッチレポート
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試合データ
WhoScored.comより引用しています。
インテル | ヴェローナ | |
---|---|---|
得点 | 2 | 0 |
ポゼッション | 47.6% | 52.4% |
シュート(枠内) | 18(6) | 9(3) |
ブロックされたシュート | 4 | 3 |
ビッグチャンス | 4 | 2 |
パス(成功数) | 399(301) | 455(368) |
クロス(成功数) | 27(7) | 15(4) |
コーナー | 10 | 2 |
タックル | 24 | 15 |
インターセプト | 12 | 9 |
クリア | 8 | 32 |
前半に2点奪えたのが大きかったです。
後半はヴェローナにボールを持たせて、カウンターから追加点を狙っていました。
個人的なレビュー
個人的なゲームのポイントをまとめます。
ポイント
- ヴェローナのマンマーク
- 適切なポジショニングを見せたインテル
- 戻ってきたコンディション
1.ヴェローナのマンマーク
今シーズン56得点で、セリエA3位の得点力を誇るヴェローナ。
高い位置からプレスをかけて、ショートカウンターを狙っていました。
プレスの際にはマンマークをつけて、ビルドアップを潰そうとしていました。
2.適切なポジショニングを見せたインテル
ヴェローナのマンマークに対し、インテルは上手くマークを外してビルドアップしていました。
全体的に運動量が多くポジショニングが良かったため、ワンタッチで繋ぐプレイが多かったです。
それによって相手のマークがずれ、パスがテンポ良く繋がっていました。
特にジェコとコレアへの縦パスがよく通っており、その落としから展開してチャンスになるプレイが多かったです。
相手陣内に攻め入る選手も多く、攻撃に厚みが出ていました。
また、ハンダノビッチからのロングボールにもよく競り勝って、マイボールにしていたのも大きかったです。
3.戻ってきたコンディション
今節は、全選手がよく走っていました。
長い代表ウィークで休養が取れたことと、CLがなくなって試合日程が楽になったので、コンディションが良さそうでした。
特に、替えが効かない中盤の疲労を軽減できるのは大きいです。
残り7試合、スタメンが万全の状態で戦って欲しいですね。
全勝して、スクデットを獲得しましょう。
前半
ヴェローナは前線から人数をかけてプレスをするため、途中でボールを奪えれば数的優位でカウンターができます。
その形から、いくつかチャンスを作っていました。
17分にはドゥンフリースのマイナスのクロスから、ペリシッチがダイレクトで合わせてモンティポを強襲。
22分には、先制点を奪いました。
ヴェローナのパスミスを奪ったペリシッチが、左サイドを駆け上がりファーにクロスを送ります。
ジェコやコレアがニアにDFを引き付けて、フリーとなったバレッラがアウトサイドで合わせてゴールを奪いました。
勢いに乗るインテルは、30分にも追加点を奪います。
ディマルコのCKをニアでペリシッチが頭で逸して、ゴール前のジェコが押し込みました。
反撃に出たいヴェローナは、35分にゴール前のパス回しでフリーとなったシメオネが決定機を迎えます。
しかし、間合いを詰めたハンダノビッチがシュートを身体に当てて、ゴールとはなりません。
インテルが2−0とリードしたまま、前半は終了しました。
後半
後半に入り、重心を下げたインテルは押し込まれる展開が続きます。
何回かゴールを脅かされるも、最後の所で自由にさせず失点は許しません。
逆に、硬い守備から鋭いカウンターを放っていました。
49分にはハンダノビッチのロングスローを受けたジェコが、ドゥンフリースにスルーパス。
PA内で1人躱してシュートを放ちますが、枠を外れました。
73分には自陣からロングカウンターでチャンスを作り、ダンブロージオが決定機を迎えますが、左足のシュートはモンティポに弾かれました。
結局、どちらにも得点は生まれず、2-0でインテルが勝利しました。
選手レビュー
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MOMはペリシッチ
WhoScored.comによるMOMは、ペリシッチでした。
2アシストを記録して、チームの勝利に貢献。
タッチ数65回、キーパス4本、空中戦勝利数7回と両チームトップのスタッツを記録して左サイドを制圧していました。
後半からは2トップの一角でプレイし、ユーティリティ性も見せていました。
相変わらず豊富な運動量で、チームを救っていましたね。
最近では契約延長の話も出ていますが、この活躍であれば納得です。
久々得点のジェコ
この試合で2点目を記録したジェコ。
シュート数6本と、積極的にゴールを狙っていました。
ハンダノビッチが近くに出し所がない時、ジェコ目掛けてロングボールを蹴るパターンが多いですが、今節はそれをよくマイボールにしてくれていました。
特に、頭で逸してコレアに繋げるプレイが多かった気がします。
ハンダノビッチのロングスローを受けて、ドゥンフリースへスルーパスを送る等、ポストワークがかなり光っていました。
また、ゴール前で2人躱して放ったシュートは、思わず声が出てしまいました。
躍動したバレッラ
貴重な先制点をあげて、チームの勝利に貢献したバレッラ。
コレアへのスルーパスなど、前線で決定的な仕事を果たしていました。
バレッラを攻撃的な仕事に集中させると、結果を出してくれますね。
今節はブロゾビッチ、チャルハノールが後ろから繋いでくれたおかげで、バレッラが前線の仕事に集中できていました。
中盤3人が万全の状態であれば、ゲームを支配する事ができます。
今後は試合日程に余裕ができるため、この3人には好調を維持して欲しいです。
次節はスペツィア戦
ミランが引き分け、ナポリが敗戦したため、今節の勝利で首位が近付いてきました。
勝ち点がミランとは2差、ナポリとは並んで暫定2位となりました。
延期分のボローニャ戦に勝てば、首位に立つことができます。
それも合わせて、残り7試合です。
次節は、アウェイでスペツィアと対戦します。
2022年4月16日(土) AM2:00キックオフです。
ミラノダービー、好調ローマとの対戦が待っているため、次節は絶対に勝ちたいですね。
では!