21-22シーズン マッチレポート

21-22シーズン セリエA 34節 インテル×ローマ

コッパ・イタリアのミラノダービーを3-0で制し、公式戦4連勝中のインテル。

今節は1月からリーグ戦で負けのない、ローマをホームに迎えました。

 

 

 

結果は、3-1で勝利!!

終盤戦最大の難関であったローマに、しっかりと勝ってくれました。

ハイライト

マッチレポート

 

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試合データ

WhoScored.comより引用しています。

インテルローマ
得点31
ポゼッション44.6%55.4%
シュート(枠内)11(8)9(2)
ブロックされたシュート14
ビッグチャンス22
パス(成功数)437(367)557(583)
クロス(成功数)11(3)7(1)
コーナー43
タックル1313
インターセプト1215
クリア1412

前半に2点と後半開始直後に1点を加え、ゲームを決めることに成功しました。

終盤に失点しましたが、危なげない試合運びで完勝しています。

個人的なレビュー

個人的なゲームのポイントをまとめます。

ポイント

  • デ・フライへのマンマーク
  • インテルのプレッシング
  • ブロゾビッチの万能性

1.デ・フライへのマンマーク

ローマはコンパクトにブロックを作り、入ってきたボールにプレスをかけるという守備を行っていました。

しかし、パス精度の高いデ・フライは常にエイブラハムがマークして、ビルドアップのきっかけを1つ潰すそうとしていました。

その影響もありデ・フライのタッチ数は34回、パス成功数は22本とハンダノビッチより少ない数字となっています。

ただ、他の選手が代わりにビルドアップをこなしていたため、さほど問題とはなりませんでした。

2.インテルのプレッシング

インテルが前半にいい流れを掴めた理由は、プレッシングが効いていたことが挙げられます。

DFラインを高く押し上げて、ローマの3、4列目の選手全員にマークが付くようプレスをかけていました。

圧力に負けたローマは、GKに戻すかクリア気味のロングボールを選択するシーンが多かったです。

それをインテルが回収して2次攻撃に繋げ、先制点を取るまでの良い流れを作っていました。

3.ブロゾビッチの万能性

リーグ戦2試合連続ゴールを決めたブロゾビッチ。

この試合では、DFラインまで下がってデ・フライの代わりにビルドアップをこなすなど、ピッチ全体に顔を出していました。

得点シーンは、左サイドに張って駆け上がったことで生まれたゴールです。ボックス内での個人技も見事でした。

 

また、失点シーンですが、ブロゾビッチが居れば防げた様に見えました。

代わりに入ったガリアルディーニがムヒタリアンのマークを外していましたが、ボックス内中央という一番危険なスペースをケアできていませんでした。

ブロゾビッチならそこは一番に消していたはずで、改めて彼の万能性と重要性を認識したシーンでした。

前半

お互いスローな入りを見せたため、序盤はあまりシュートシーンがありませんでした。

しかし、守備からいい流れを作るインテルが、徐々にチャンスを作ります。

18分にはディマルコのインナーラップにより空いたスペースでチャルハノールが受け、遠い位置からのミドルでルイ・パトリシオを脅かしました。

 

続く30分には、インテルが均衡を破ります。

ハンダノビッチからディマルコに繋ぎ、ワンタッチでペリシッチ、ラウタロ、ジェコ、チャルハノールと繋ぎ、ドゥンフリースにスルーパスを送りGKと1対1となります。

逆足で冷静にGKの股を抜いて、ゴールネットを揺らしました。

 

これで勢いに乗ったインテルは、39分にも追加点を奪います。

チャルハノールが中盤で奪ったボールを、ディマルコがロングボールでペリシッチに通します。

タメを作ってサイドを並走したブロゾビッチにパスを通し、ボックス内でDFを翻弄して放ったシュートがサイドネットに吸い込まれました。

 

2−0として、前半は終了です。

後半

後半に入りプレス強度を強めたローマ。

ムヒタリアンが2対1の状況を作るなど良い入りを見せましたが、先に得点を奪ったのはインテルでした。

52分に右CKからチャルハノールが中央に送ったボールを、ドフリーのラウタロがヘディングで叩き込みました。

 

プラン通りに進まないローマですが、85分に1点を返します。

左サイドを突破したショムロドフがマイナスにクロスを送り、カルスドルプがスルーしたボールをボックス内中央でフリーになったムヒタリアンが冷静に沈めました。

 

その後スコアは動かず、3-1でインテルが勝利しました。

選手レビュー

 

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MOMはチャルハノール

WhoScored.comによるMOMは、チャルハノールでした。

2アシストを決めて、チームの勝利に貢献しています。

特に1点目のドゥンフリースへのアシストは見事でした。

タッチ数69回、キーパス2本、インターセプト4回、クリア2回はチームトップの数字です。

攻撃だけでなく、身体を投げ出すような守備でも多大な貢献を果たしていました。

公式戦3試合連発のラウタロ

ミラノダービーでも2ゴールを決めて好調だったラウタロですが、今節もCKから得点を決めてくれました。

これでリーグ戦は16ゴールとなり、昨シーズンの17ゴールまであと1つに迫っています。

残り5試合あるので、あわよくば大台の20ゴールに乗せたいですね。

最近では、ロングボールも収まるようになりましたし、簡単に転けてボールを奪われるシーンも少なくなりました。

守備では相変わらず献身的ですし、非常に頼もしい選手になってきましたね。

ドゥンフリースの決定力

先制点を奪ったドゥンフリースですが、動き出しも含めてFWの様なゴールでした。

オフサイドを気にしてワンステップ下がってからの飛び出しと、逆足で冷静にGKの股を狙った素晴らしいゴールです。

ローマのDFラインを広げるため右サイドに張ることが多かったのですが、このシーンでは中央に絞っていました。

恐らくチャンスになると感じたのでしょうが、嗅覚も素晴らしかったですね。

ドゥンフリース売却のニュースもチラッと出ていましたが、売って欲しくない選手の一人です。

次節はボローニャ戦

リーグ戦3連勝で首位となったインテル。

次節は、延期分のボローニャ戦です。

この試合で、ようやく他のチームと試合数が並びますね。

しっかりと勝って、首位をキープしたいです。

2022428()  AM3:15キックオフです。

 

終盤戦に勢いがついてきたため、このまま全勝して20回目の優勝を果たしたいですね。

では!

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