CL準決勝のミラノダービーを、0-2で制しているインテル。
今回は2ndレグをインテルのホームで戦いました。
結果は、1-0で勝利!!
2戦合計3-0となり、インテルが3冠以来となる決勝進出が決まりました!
ハイライト
マッチレポート
フォーメーション
試合データ
WhoScored.com・SofaScoreより引用しています。
インテル | ミラン | |
---|---|---|
1 | 得点 | 0 |
44% | ポゼッション | 56% |
15(4) | シュート(枠内) | 5(1) |
5 | ブロックされたシュート | 1 |
5 | コーナー | 3 |
1 | ビッグチャンス | 2 |
1 | GKのセーブ | 3 |
332(265) | パス(成功数) | 430(358) |
17(4) | クロス(成功数) | 17(3) |
13(6) | ドリブル(成功数) | 18(8) |
115 | ボールロスト | 116 |
57 | 競り合い勝利 | 52 |
15 | タックル | 17 |
7 | インターセプト | 8 |
23 | クリア | 17 |
インテル | 1-0 | ミラン |
---|---|---|
ブロゾビッチ ムヒタリアン | 44' | |
56' | チャウ | |
64' | カルル チャウ | |
ルカク ジェコ ゴセンス ディマルコ | 66' | |
ラウタロ | 74' | |
76' | サーレマーカース メシアス オリギ ディアス | |
バレッラ | 79' | トナリ |
ラウタロ | 81' | クルニッチ トモリ |
コレア ラウタロ ガリアルディーニ バレッラ | 84' |
アイコンの説明
ゴール
イエローカード
投入
オウンゴール
レッドカード
交代
試合分析
- ハイプレスからチャンスを作るミラン
- ディアスのドリブル突破
- 拙攻を繰り返す後半のミラン
- 止めとなったラウタロのゴール
ハイプレスからチャンスを作るミラン
勝利のために3点が必要なミランは、予想通りハイプレスをかけてきました。
それに対してインテルは、5-3-2のブロックを形成し、カウンターから追加点を狙います。
しかし、前半にミランのハイプレスにより、2回の決定機を作られてしまいました。
最初のピンチは、ムヒタリアンが自陣でボールを失った所からでした。トナリにPA内への侵入を許し、マイナスのパスをディアスに合わせられましたが、オナナがしっかりとセーブしています。
2つ目のピンチは、レオンの個人技で突破を許すも、シュートが枠を外れ事なきを得ました。
インテルも決定機を作りましたが、前半では得点を挙げることができていません。
ディアスのドリブル突破
ミランは守備ラインがボールを持った時に、4バック+クルニッチで、パス回しを行っていました。
しかし、硬い守備ブロックを作るインテルに、中央への縦パスを差し込めません。
最初はドリブル突破が目立ったディアスも、徐々にブロックの外に流れる動きが多くなっていきました。
空いた中央のポジションには、トナリが入ってきます。
ディアスがサイドに流れる動きに対して、インテルの守備陣は釣られずにブロックを維持していたため、困惑したディアスが、無理にドリブル突破を試みる場面が頻繁に見られました。
インテルはそのドリブルをしっかりと止めて、カウンター攻撃に繋げてチャンスを作っていました。
拙攻を繰り返す後半のミラン
後半に入ってからのミランは、得点の気配が全く感じられませんでした。
適当なロングボールを前線に送るか、個人技で突破を試みるしか手段がなかったようです。
もちろん、意外性のない攻撃にインテルは焦ることなく、堅守を敷いて冷静に対処します。
逆にカウンター攻撃からゴールに迫るシーンも何度か見せていました。
止めとなったラウタロのゴール
焦って拙い攻撃を繰り返すミランに対し、ラウタロが止めとなる貴重なゴールを挙げました。
ゴセンスがボールを運び、ゴール前のルカクにパスを供給しました。
ルカクは3人の相手選手を引き付け、フリーとなったラウタロにパスを送ります。
ラウタロは左足で冷静にニアを狙い、メニャンを破ってゴールを決めました。
このゴールにより気持ちの切れたミランは、ただ時間が過ぎるのを待つだけのプレイを続けていました。
雑感
インテルが1-0で勝利し、2戦合計3-0でCL決勝進出が決まりました!
試合を通じて、インテルは守備ブロックを作り、カウンターから追加点を狙っていました。
前半にはミランのハイプレスにより2回の決定機を許しましたが、オナナの素晴らしいセーブや相手のミスによって救われています。
また、ディアスのドリブル突破に苦戦するも、徐々に対応して、逆にそこを潰してカウンターの起点にしていました。
トナリも前線でプレーしていましたが自由にさせず、ジルーもポストプレイにおいて満足な働きをさせませんでした。
後半に入ると、焦り始めたミランが拙い攻撃を繰り返します。
ロングボールや単調なクロスが目立ち、インテルが冷静に対処していました。
そして、74分にラウタロが決勝点を叩き込んで、ミランに止めを刺しました。
その後も、インテルが試合を優位に進めて、1-0でゲームを終えています。
MOMはラウタロ
WhoScored.comによるMOMは、ラウタロでした。
UEFA公式のMOMにも選出されています。
74分に決勝点を決めて、CL決勝進出に大きく貢献しました。
シュート5本、キーパス2本、ドリブル成功数2回を記録しています。
ゴール前での仕事だけでなく、献身的な守備や、ロングボールのターゲットとしても機能していました。
ラウタロは、イーブンなボールを身体を使ってマイボールにするプレイが上手いですね。
次節はナポリ戦(A)
13年ぶりとなるCL決勝進出を決めたインテル。
興奮冷めやらぬ中、次戦はリーグ戦となりナポリのホームに乗り込みます。
勝てば、来シーズンのCL出場権獲得に大きく近づく一戦です。
2023/5/22(日) AM1:00キックオフです。
今シーズンのチャンピオンチームに、シーズンダブルを達成したいですね。
では!