公式戦7試合負けなしと、好調を維持するインテル。
今回はCLのグループステージで、バイエルンと対戦しました。
両チーム決勝トーナメント進出が決まっていたこともあり、大幅なターンオーバーをしていました。
結果は、2-0で敗戦。
お互いチャンスはありましたが、バイエルンの決定力はさすがでしたね。
ハイライト
マッチレポート
試合データ
WhoScored.com・SofaScoreより引用しています。
バイエルン | インテル | |
---|---|---|
2 | 得点 | 0 |
59.7% | ポゼッション | 40.3% |
23(8) | シュート(枠内) | 7(4) |
7 | ブロックされたシュート | 1 |
4 | コーナー | 4 |
2 | ビッグチャンス | 2 |
4 | GKのセーブ | 6 |
601(538) | パス(成功数) | 393(321) |
13(5) | クロス(成功数) | 16(3) |
14(10) | ドリブル(成功数) | 6(3) |
112 | ボールロスト | 115 |
46 | 競り合い勝利 | 49 |
13 | タックル | 25 |
8 | インターセプト | 7 |
9 | クリア | 14 |
バイエルン | 2-0 | インテル |
---|---|---|
パバール | 32' | |
ザビッツァー | 38' | |
40' | ゴセンス | |
デイビス ウパメカノ | 45' | |
キミッヒ | 48' | |
60' | ムヒタリアン バレッラ ジェコ ラウタロ チャルハノール ガリアルディーニ | |
ムシアラ マズラウィ ニャブリ マネ | 65' | |
チュポ・モティング | 72' | |
テル チュポ・モティング | 73' | |
ワーナー コマン | 76' | カルボーニ コレア シュクリニアル デ・フライ |
スタニシッチ | 88' | |
90' | カルボーニ |
アイコンの説明
ゴール
イエローカード
投入
オウンゴール
レッドカード
交代
個人的なレビュー
個人的なゲームのポイントをまとめます。
ポイント
- 4バック+1でビルドアップするバイエルン
- インテルのハイプレスのかけ方
- 右SBになって捕まえられなくなったキミッヒ
4バック+1でビルドアップするバイエルン
バイエルンは後方からのビルドアップ時に、4バック+1でボールを運んでいました。
+1の部分は、65分に右SBへポジションを変えるまでキミッヒが担当していました。(その後はザビッツァーが担当)
片方のボランチであるザビッツァーは、トップ下のクラフェンベルフと同じ高さまで上がります。
後方からのビルドアップは4+1に任せて、他の選手がサポートに下りるシーンはあまりありませんでした。
インテルのハイプレスのかけ方
インテルはハイプレスをする時に、バイエルンの4+1に対して4人でプレスをかけていました。
CBは2トップ、SBはボールサイドに近い中盤(ガリアルディーニ or バレッラ)ボランチはアスラニがマークを担当します。
ボールを持たない逆サイドのSBはフリーにしていたため、そこにボールが流れないよう制限をかけていました。
試合を通じてハイプレスは効いていましたが、一度デイビスにプレスを突破されて数的不利を作られるシーンはありました。
右SBになって捕まえられなくなったキミッヒ
キミッヒは65分から、中盤から右SBにポジションを変えていました。
SBになってからは大外に張るだけでなく中に入ってくるため、非常に捕まえづらかったです。
中に入ってボランチのように振る舞うため、マークが定まらずにフリーにしてしまうシーンが多くなりました。
特に後半はフリーになったキミッヒから、DFラインの裏に抜けるニャブリやデイビスにパスを送られるシーンが目立っていました。
キミッヒはタッチ数104回、パス成功数73回でゲームを通じて1位、キーパス3本で2位の数字を記録しています。
前半
消化試合ということもあり、お互い大幅なターンオーバーをしており、球際もそこまで激しくありませんでした。
その中で、先にチャンスを作ったのはインテルです。
デ・フライからロングボールを受けたゴセンスが抜け出し、グラウンダーのクロスを送ります。
ラウタロがスライディングで合わせますが、シュートは枠を捉えませんでした。
32分に失点してしまいます。
CKからラウタロのマークを剥がしたパバールに、ヘディングを叩き込まれました。
1-0とされて前半は終了です。
後半
後半に入ってしばらくは、両者大きなチャンスは生まれませんでした。
その中で65分の交代から流れを掴んだバイエルンが、チャンスを作ります。
ムシアラがドリブルで中央に侵入して、複数人を引き付けサイドでフリーとなったニャブリにパスを出します。
ニャブリはグラウンダーのクロスを送りますが、味方が触れませんでした。
耐えていたインテルですが、73分に失点します。
ライン間でフリーで受けたチュポ・モティングに、ターンから強烈なミドルシュートを突き刺されました。
対するインテルも、終盤にアスラニのパスからジェコが決定機を迎えますが、ボレーはGKに防がれました。
2-0で試合終了です。
選手レビュー
MOMはパバール
WhoScored.comによるMOMは、パバールでした。
CKから貴重な先制点を奪っています。
また守備でも貢献しており、タックル成功数5回、クリア4回はゲームを通じてトップの数字でした。
少し前に出場機会の少なさから不満を持っているというニュースを見ましたが、この試合を機に出場時間が増えるかもしれません。
安定していたダルミアン
そのポリバレント性でインテルを支えるダルミアンですが、この試合では3バックの一角を務めました。
マネのマークという難しいタスクでしたが、よく抑えてくれていました。
インターセプト3回、クリア4回、タックル成功数5回はゲームを通じて1位、空中戦勝利数2回は2位の数字です。
ダルミアンは、どのポジションでも安定したパフォーマンスを見せてくれますね。
初先発のベッラノーヴァ
インテル移籍後、公式戦初先発となったベッラノーヴァ。
独特なリズムでのドリブル突破が目立っていました。
スピード自慢のデイビスが相手でも、臆することなく仕掛けていたのが印象的でした。
細かいドリブルで、縦だけでなく横方向に侵入できる点はドゥンフリースと違います。
自陣でのロスト等まだ不安な部分はありますが、今後の成長に期待できるパフォーマンスでした。
次はユヴェントス戦(A)
インテルは、公式戦8試合ぶりの敗戦となりました。
今回は消化試合なので問題ありませんが、次はユヴェントスとのイタリアダービーが待っています。
ここを落とすと、いよいよスクデットが遠のいてしまうので絶対に勝ちたいですね。
2022/11/7(月) AM4:45キックオフです。
W杯の中断期間までは、リーグ戦を無敗で切り抜けたいですね。
では!