前節のイタリアダービーで、手痛い敗戦を喫したインテル。
今節は昨シーズンにスクデット獲得の夢を阻まれた、ボローニャと対戦しました。
結果は、6-1で大勝!!
今シーズン最多得点を記録しました。
ハイライト
マッチレポート
試合データ
WhoScored.com・SofaScoreより引用しています。
インテル | ボローニャ | |
---|---|---|
6 | 得点 | 1 |
57.2% | ポゼッション | 42.8% |
13(7) | シュート(枠内) | 10(4) |
4 | ブロックされたシュート | 1 |
4 | コーナー | 4 |
3 | ビッグチャンス | 0 |
3 | GKのセーブ | 1 |
539(468) | パス(成功数) | 395(317) |
15(5) | クロス(成功数) | 14(1) |
4(1) | ドリブル(成功数) | 6(4) |
104 | ボールロスト | 109 |
25 | 競り合い勝利 | 22 |
8 | タックル | 5 |
5 | インターセプト | 11 |
15 | クリア | 13 |
インテル | 6-1 | ボローニャ |
---|---|---|
22' | リコヤニス | |
ジェコ | 26' | |
32' | アルナウトビッチ | |
33' | ルクミ | |
ラウタロ | 35' | メデル |
ディマルコ | 36' | |
ラウタロ | 42' | |
45' | ソサ ルクミ モロ メデル | |
ディマルコ | 48' | |
54' | オルソリーニ | |
チャルハノール | 59' | ソサ |
ベッラノーヴァ ドゥンフリース | 61' | ジルキー アルナウトビッチ ソリアーノ ファーガソン |
ブロゾビッチ ラウタロ ゴセンス ディマルコ | 62' | |
ガリアルディーニ バレッラ アスラニ チャルハノール | 74' | ビニャート バロウ |
ゴセンス | 76' |
アイコンの説明
ゴール
イエローカード
投入
オウンゴール
レッドカード
交代
個人的なレビュー
個人的なゲームのポイントをまとめます。
ポイント
- 引いてロングカウンターを狙うボローニャ
- 流れを変えた同点弾
- 流石のブロゾビッチのポジショニング
引いてロングカウンターを狙うボローニャ
ボローニャは4-2-3-1でブロックを築き、引いて守っていました。
インテルのDFラインがボールを持っても、プレスにはいきません。
中央を固めて外回りでボールを循環させ、奪ったらバロウやアルナウトビッチめがけてロングボールを送っていました。
ただ逆転された後半は、ハイプレスをかけていました。
流れを変えた同点弾
前節の敗戦を引きずるインテルは、嫌な流れそのままに22分にアンラッキーな失点を喫します。
このままずるずるとテンションが落ちていくかに思われましたが、26分にジェコのスーパーゴールで同点。
そこから勢いに乗り、前半の内に2点を追加して逆転に成功しました。
相手は引いて守っていたので、同点に追いつくのが遅ければ焦りも生まれて非常にまずい状況になっていたと思います。
同点弾を奪ってから、パスミスが減って前への推進力が生まれました。
流石のブロゾビッチのポジショニング
前節に、怪我から復帰したブロゾビッチ。
今節は62分から途中出場しましたが、随所に流石のプレイを見せていました。
常に動きながらパスをもらえる位置に動き、相手が予想のつかないタイミングで縦パスを出していました。
また、自分が空けたスペースに味方が入っており、ブロゾビッチ投入後はビルドアップが非常にスムーズになった印象です。
途中出場ながらタッチ数59回、パス成功数54本はゲームを通じて3位の数字でした。
タッチ数とパス成功数がほぼ同じであることを見ても、ダイレクトでボールを捌いていたことが分かります。
前半
ボローニャが引いて守っていたため、インテルは保持しながら突破口を探していました。
しかし、22分に失点してしまいます。
後方からのロングボールを頭で繋いで、リコヤニスがダイレクトで放ったシュートが、ディフレクションしてゴールに入りました。
嫌な流れでしたが、26分にインテルが追い付きます。
ジェコが縦パスを受けてドゥンフリースへ繋ぎ、クロスを送ってジェコがスーパーボレーを叩き込みました。
更に36分に追加点を奪います。
オナナからのフィードをドゥンフリースが繋ぎ、受けたラウタロがドリブルで運びゴール前やや右の位置でファウルを受けます。
キッカーのディマルコが、左足で低い弾道のシュートを流し込みました。
42分にも、CKから追加点を入れます。
チャルハノールのキックに、ニアで合わせたラウタロがバッグヘッドでゴールに流し込みました。
3-1で前半は終了。
後半
後半に入り、ボローニャがハイプレスを仕掛けます。
ただ、48分にインテルが4点目を奪いました。
バレッラがボールを保持する間に、中に入ってきたディマルコがPA内でスルーパスを受けます。
ワンタッチでDFを躱して、ファーにシュートを流し込みました。
止まらないインテルは、59分にも追加点。
ディマルコのクロスにジェコがボレーで合わせますが、相手の手に当たってPKを獲得します。
キッカーのチャルハノールが、しっかりと決めました。
76分には、仕上げの1点を加えます。
ブロゾビッチのスルーパスを受けたジェコがクロスを送り、ゴセンスが流し込みました。
6-1で試合終了です。
選手レビュー
MOMはジェコ
WhoScored.comによるMOMは、ジェコでした。
1ゴール1アシストで大勝に貢献しています。
特に同点弾となったボレーは、チームを救うスーパーゴールでした。
CL決勝の、ジダンのボレーを思い起こさせました。
あの同点弾がなければ、試合は難しくなっていたでしょう。
また、PKの獲得やゴセンスへのアシストなど、随所で光るプレイを見せていました。
ディマルコの覚醒
2ゴールを決めて、勝利に貢献したディマルコ。
1点目はFKから見事なコースに流し込み、2点目は中央に入ってきてPA内で受けてからシュートを流し込みました。
神出鬼没なポジショニングで、相手を惑わしていましたね。
ボールの扱いは正確なのに、ポジショニングは流動的で曖昧なのが面白いです。
結果を出しているゴセンスも使って欲しいですが、ディマルコの調子が良すぎますね。
守備の強度が上がってきたシュクリニアル
今節のシュクリニアルは、一発で相手からボールを刈り取るプレイが目立ちました。
一度だけバロウに躱されていましたが、アルナウトビッチからはボールを奪い取ってイエローも誘発しています。
仕掛けられてもずるずると下がりすぎず、しっかりと止まっていたように見えました。
また攻撃でも貢献しており、タッチ数71回、パス成功数61回、タックル成功数2回は2位の数字です。
次節はアタランタ戦(A)
6-1で大勝して、5位に浮上したインテル。
次節は連敗中で少し調子を落とす、アタランタとアウェイで対戦します。
2022/1/13(日) PM8:30キックオフです。
勝利してW杯の中断期間を迎えたいですね。
では!