
前節ボローニャに大勝し、5位まで浮上したインテル。
今節は2022年最後の試合となり、難敵アタランタとアウェイで対戦しました。
結果は2-3で勝利!!
相変わらず失点は多いですが、上位対決での勝利は今季初となりました。
ハイライト
マッチレポート
試合データ
WhoScored.com・SofaScoreより引用しています。
| アタランタ | インテル | |
|---|---|---|
| 2 | 得点 | 3 |
| 46.1% | ポゼッション | 53.9% |
| 19(7) | シュート(枠内) | 14(3) |
| 5 | ブロックされたシュート | 3 |
| 5 | コーナー | 4 |
| 3 | ビッグチャンス | 2 |
| 1 | GKのセーブ | 5 |
| 401(309) | パス(成功数) | 465(384) |
| 18(7) | クロス(成功数) | 26(7) |
| 6(5) | ドリブル(成功数) | 8(1) |
| 138 | ボールロスト | 140 |
| 47 | 競り合い勝利 | 43 |
| 15 | タックル | 18 |
| 7 | インターセプト | 4 |
| 15 | クリア | 17 |
| アタランタ | 2-3 | インテル |
|---|---|---|
| ルックマン | 25' | |
| 36' | ジェコ | |
| マリノフスキ スカルビーニ | 45' | |
| 56' | ジェコ | |
| 61' | パロミーノ | |
| オコリ デミラル ホイルンド サパタ | 68' | |
| 72' | ベッラノーヴァ ドゥンフリース アチェルビ バストーニ | |
| 74' | デ・フライ | |
| パロミーノ | 77' | |
| 80' | ブロゾビッチ ムヒタリアン ゴセンス ディマルコ | |
| ボガ パシャリッチ | 83' | コレア ラウタロ |
| 85' | シュクリニアル | |
| 87' | オナナ |
アイコンの説明
ゴール
イエローカード
投入
オウンゴール
レッドカード
交代
個人的なレビュー
個人的なゲームのポイントをまとめます。
ポイント
- マンマークで守るアタランタ
- ロングボールで打開するインテル
- ビルドアップの出口になるWB
マンマークで守るアタランタ
アタランタは4-2-3-1のフォーメーションで、オールコートのマンツーマンで守っていました。
奪ったらサイドに開いたサパタが裏に抜けて、ロングボールを送ります。
サパタがサイドに走って2人を引き付け、逆サイドから上がってきたルックマンがフリーになるシーンもありました。
しかし2点差となった後は、スタミナが切れたのかマンツーマンでのマークが厳しくなっていました。
ロングボールで打開するインテル
インテルは試合を通じて、アタランタのマンツーマンに苦しめられていました。
DFラインもマークされており、唯一フリーでボールに触れたのがGKのオナナです。
実際にオナナのタッチ数は63回で、チーム3位の数字となっています。
自陣からのビルドアップが厳しいと判断したオナナはロングボールを多用し、前半にはディマルコが抜け出してシュートまで持っていくシーンもありました。
ただ、ロングボールのこぼれ球を回収できないシーンも目立ちました。
解説の林さんが言っていたように、蹴る時には全体を押し上げてセカンドボールを回収できる態勢を整えたいですね。
ビルドアップの出口になるWB
アタランタのマンツーマンに苦しめられましたが、インテルのWBは相手がアプローチに来るまで少し余裕がありました。
そのためか、WBが自陣まで戻ってボールを引き出すシーンが多かったです。
特にディマルコが効いており、正確なボールコントロールで自陣からでも起点となっていました。
また、ディマルコが中に入った時にムヒタリアンが外に出たり、流動的にポジションを変えて左サイドからチャンスを作っていました。
逆に右サイドのドゥンフリースは、自陣でボールを保持した時にパスが浮いたりコースがずれたりとミスが目立ちましたね。
流動性もあまりないので、右サイドから攻撃を作るというシーンも少なかったです。
前半
アタランタは、マンマークの守備からリズムを作っていました。
そして、25分にインテルはミスから失点を喫します。
PA内でデ・フライが軽率なファウルを犯し、サパタを倒してPKを与えます。
キッカーのルックマンに、しっかりと沈められました。
流れは悪かったですが、前節同様にジェコがチームを救います。
36分にチャルハノールのクロスをラウタロがバックヘッドで逸して、ジェコが右足で押し込みました。
1-1として、前半は終了です。
後半
後半もアタランタがマンツーマンで守り、インテルが突破口を伺う状況は続きました。
すると56分に、インテルが逆転に成功します。
ラウタロが繋いでバレッラが運び、4対3の状況でムヒタリアンに繋ぎます。
オーバーラップしたディマルコにパスを送り、クロスをジェコが押し込みました。
61分にも3点目を奪います。
CKをラウタロがニアで逸して、パロミーノのオウンゴールを誘いました。
守りきりたいインテルですが、77分に失点してしまいます。
CKをラウタロがニアで触りコースがずれて、パロミーノに押し込まれました。
その後はアタランタに猛攻を仕掛けられますが、何とか凌ぎます。
2-3でインテルが勝利しました。
選手レビュー
MOMはジェコ
WhoScored.comによるMOMは、でした。
2ゴールを決めて、インテルの勝利に貢献しています。
ここ最近は、チームを救うゴールを決めてくれています。
これでリーグ戦6ゴールとなり、得点ランクも上位にあがってきました。
また後半はあえてロングボールに競らずに、セカンドボールを回収するシーンが目立ちました。
影で活躍するチャルハノール
ブロゾビッチ復帰後も、ボランチでの出場を続けるチャルハノール。
タックル成功数7回にインターセプト3回はゲームを通じて1位、タッチ数76回にパス成功数44本は3位の数字を記録しました。
攻守に貢献していたことが分かります。
また、中盤からハーフスペースに飛び出して、チャンスを作っていました。
さらに中盤のパスカットから、ショートカウンターに繋げるシーンも目立ちました。
全試合出場を続けるシュクリニアル
リーグ戦の全試合に出場しており、プレイタイムは1280分でバレッラに次ぐ2位を記録するシュクリニアル。
昨シーズンもフル稼働しており疲労の蓄積もあったかもしれませんが、開幕してから不調が続いていました。
ただ最近は徐々に調子を上げており、ドリブルを仕掛けられた時に下がらずに止まって守るシーンが増えてきました。
ただ、セットプレイでマークを外してしまうシーンが多く見受けられます。
シュクリニアルだけの問題ではないかもしれませんが、今シーズンのインテルはクロスやCKに入ってくる相手のマークが甘いため、後半戦は修正が必要になります。
次節はナポリ戦(H)
2022年の最終戦を勝利で終え、インテルの最終順位は5位となりました。
W杯が終わったら、年明けからいきなりナポリと対戦します。
リーグ戦11連勝で首位を快走するナポリを倒せば、インテルも波に乗れることは間違いありません。
2023/1/5(木) AM4:45キックオフです。
勝ってスクデット争いを面白くしたいですね。
では!