2022年のカタールW杯は、ラウタロが属するアルゼンチンの優勝で終わりました。
その間に中断されていたセリエAも遂に再開し、2023年の初戦はインテルがホームに首位のナポリを迎えました。
結果は、1-0で勝利!!
今シーズン無敗で首位を快走していたナポリに、初の黒星をつけることに成功しました。
ナポリとの勝ち点差は8となり、インテルは何とか優勝争いに踏み止まることができました。
ハイライト
マッチレポート
試合データ
WhoScored.com・SofaScoreより引用しています。
インテル | ナポリ | |
---|---|---|
1 | 得点 | 0 |
36.3% | ポゼッション | 63.7% |
6(1) | シュート(枠内) | 9(2) |
0 | ブロックされたシュート | 3 |
5 | コーナー | 4 |
3 | ビッグチャンス | 1 |
2 | GKのセーブ | 0 |
338(269) | パス(成功数) | 605(526) |
15(4) | クロス(成功数) | 17(4) |
6(4) | ドリブル(成功数) | 23(10) |
116 | ボールロスト | 138 |
45 | 競り合い勝利 | 41 |
21 | タックル | 9 |
13 | インターセプト | 11 |
15 | クリア | 12 |
インテル | 1-0 | ナポリ |
---|---|---|
ジェコ | 27' | |
ジェコ | 56' | |
ラウタロ ルカク ゴセンス ディマルコ | 65' | ラスパドーリ ジエリンスキ ロサーノ ポリターノ |
コレア ジェコ ドゥンフリース ダルミアン | 76' | エルマス クヴァラツヘリア エンドンベレ アンギサ |
ガリアルディーニ ムヒタリアン | 83' | |
バレッラ | 84' | シメオネ ロボツカ |
85' | ディロレンツォ | |
ドゥンフリース | 87' | |
88' | キム・ミンジェ |
アイコンの説明
ゴール
イエローカード
投入
オウンゴール
レッドカード
交代
個人的なレビュー
個人的なゲームのポイントをまとめます。
ポイント
- ミドルゾーンでブロックを作るインテル
- ナポリの3トップを抑えた守備陣
- ルカクとジェコのツインタワー
ミドルゾーンでブロックを作るインテル
インテルは守備時にナポリのDFラインにプレスをかけず、ある程度ラインを高くしてブロックを築いて守っていました。
2トップのルカクとジェコを始め、中盤の選手も中央へのパスコースを切るように守ります。
結果的にナポリは外循環でボールを回すしかなく、危険なスペースにボールを供給できていませんでした。
また、ボールを引き出せないロボツカは、CBの間に落ちてボールを捌いていました。
ナポリの3トップを抑えた守備陣
インテルは、クヴァラツヘリア、オシムヘン、ポリターノの強力3トップを0点に抑えることに成功しました。
WBや中盤の頑張りもありますが、特に3バックのパフォーマンスが素晴らしかったです。
シュクリニアルはクヴァラツヘリアを厳しいチャージで抑え、バストーニもポリターノに自由を与えていませんでした。
アチェルビも的確にカバーリングを行いながら、オシムヘンを抑えることに成功しています。
オシムヘンにスピード勝負を挑まれた時も、アチェルビは落ち着いた対応で攻撃を遅らせていました。
ルカクとジェコのツインタワー
W杯の疲れを考慮したのかラウタロはベンチスタートとなり、2トップはルカクとジェコのツインタワーとなりました。
ラフなロングボールでも、マイボールにできるのがツインタワーの特徴です。
ルカクはボールタッチが乱れていましたが、裏へのランニングが効果的で、相手のDFラインを押し下げて深さを作っていました。
後はシュートやボールタッチの感覚が戻ってくれば、後半戦は大きな戦力になりそうです。
ジェコは相変わらずの決定力で、本当に頼りになりますね。W杯の中断も、良い休養になったかもしれません。
前半
前半、多くの決定機を作ったのはインテルでした。
4分、サイドに流れたルカクのクロスに、ファーでディマルコがフリーで合わせるも枠に飛びませんでした。
26分、裏に抜けたルカクのクロスをジェコが落として、ダルミアンがフリーで合わせるもこれも枠に飛びません。
40分、中盤のカットからバレッラがヒールで流したボールを、ルカクがフリーで受けるもシュートが枠の上でした。
3つの決定機を決められず、0-0のまま前半は終了しました。
後半
後半に入り、一進一退の攻防が続きましたが、先手を取ったのはインテルでした。
56分に、ムヒタリアンのサイドチェンジを受けたディマルコが1対1となり、ピンポイントのクロスを送ります。
絶妙な動きでフリーとなったジェコが、頭で合わせてゴールを奪いました。
その後はナポリの攻撃を防ぎ続ける展開が続きます。
90分にはラスパドーリに強烈なシュートを放たれますが、オナナのビッグセーブで凌ぎました。
何とか1点を守りきり、インテルが1-0で勝利しました。
選手レビュー
MOMはバレッラ
WhoScored.comによるMOMは、バレッラでした。
攻守に走り回って、危険な存在となっていました。
タッチ数51回、キーパス1本、ドリブル成功数3回、タックル成功数5回は全てチーム1位の数字です。
攻守に多大な貢献をしてくれたことが分かります。
前半のルカクへのヒールスルーパスは神がかっていました。決まっていれば、スーパーアシストになっていたのですが...
決勝点を決めたジェコ
最近は、苦しい展開でチームを救ってくれるのがジェコです。
今節も決勝点となるヘディングゴールを決めてくれました。
一旦ニアに入ると見せかけてゴール前に入ることで、ラフマニを翻弄してフリーとなっていました。
ストライカーらしい、素晴らしい動きです。
またルカク、ラウタロ、コレアの誰と組んでも強みを発揮してくれるので、非常に助かる存在です。
クヴァラツヘリアを抑えたダルミアン
今シーズン最大のサプライズともいえるクヴァラツヘリアを、インテルは完璧に抑えました。
対峙したダルミアン(とシュクリニアル)が、上手く対応してくれました。
タックル成功数4回で、ゲームを通じて2位の数字も記録しています。
クヴァラツヘリアがドリブルで縦と中どちらに切れ込んできても冷静に対応して、シュートも1本に抑えました。
ダルミアンは攻撃でも、ゴール前に入ってきて決定機を作りました。
次節はモンツァ戦(A)
首位のナポリを下して、インテルは優勝争いに踏み止まりました。
この流れを止めないためにも、次節も勝利が必須です。
次節は、アウェイでモンツァと対戦します。
2023/1/8(日) AM4:45キックオフです。
2023年の初戦を制し、新年を良い形で迎えることができました。
次節も勝ってもらいたいですね。
では!