コッパ・イタリアのラウンド16で、延長戦の末にパルマを下したインテル。
疲労が残る中、今節はリーグ戦でヴェローナと対戦しました。
結果は、1-0で勝利!!
またも終盤に失点するのでは、とヒヤヒヤしながら見ていましたが、何とか勝利することができました。
ハイライト
マッチレポート
試合データ
WhoScored.com・SofaScoreより引用しています。
インテル | ヴェローナ | |
---|---|---|
1 | 得点 | 0 |
56.7% | ポゼッション | 43.3% |
11(3) | シュート(枠内) | 6(1) |
2 | ブロックされたシュート | 2 |
3 | コーナー | 4 |
ビッグチャンス | ||
1 | GKのセーブ | 2 |
507(422) | パス(成功数) | 375(289) |
17(5) | クロス(成功数) | 21(4) |
4(2) | ドリブル(成功数) | 19(5) |
134 | ボールロスト | 153 |
50 | 競り合い勝利 | 46 |
21 | タックル | 13 |
1 | インターセプト | 8 |
25 | クリア | 15 |
インテル | 1-0 | ヴェローナ |
---|---|---|
ラウタロ | 3' | |
49' | ダビドビッチ | |
53' | ヒエン | |
57' | スレマナ カロン | |
66' | ヴェローゾ タメゼ ラサーニャ イリッチ マニャイ ダビドビッチ | |
コレア ジェコ アスラニ チャルハノール | 69' | |
ゴセンス ディマルコ バレッラ ムヒタリアン | 77' | |
80' | ピッコリ ドイグ | |
カルボーニ ラウタロ | 89' | |
90' | スレマナ |
アイコンの説明
ゴール
イエローカード
投入
オウンゴール
レッドカード
交代
個人的なレビュー
個人的なゲームのポイントをまとめます。
ポイント
- ヴェローナのマンマーク戦術
- オナナを使ったビルドアップ
- セカンドボールの回収
ヴェローナのマンマーク戦術
ヴェローナはマンマークで守備を行ない、インテルの細かいパス回しを潰そうとしていました。
ただ、強度はそこまで高くなかったので、ワンタッチパスでマークを外されたり、マークする選手が躱された後のカバーが遅く、ボールを簡単に運ばれるシーンも目立ちました。
またマンマークなので仕方ないのですが、マークする選手に食いつきすぎて、自分が守るスペースをポッカリと空けるシーンもありました。
オナナを使ったビルドアップ
インテルは各選手にマンマークをつけられましたが、その中で唯一プレスをかけられずにボールを持てるのがGKのオナナでした(状況によってはプレスされていました)。
そのため、一度オナナに預けてからボールを展開するシーンが多かったです。
結果的にオナナのタッチ数は55回、パス成功数は40本とアチェルビより多い数字となりました。
また40本のパスの内22本がロングボールで、そのほとんどがジェコを狙ったボールでした。
セカンドボールの回収
前述の通り、オナナからジェコ目掛けたロングボールが多く供給されていました。
ジェコはこの試合で空中戦勝利数が1回しかありませんでしたが(ユリッチは13回)、競りあった後のセカンドボールを回収するシーンが多かったです。
ただ、前半の途中からDFラインが下がってしまったためか、ジェコとラウタロが孤立してこぼれ球を回収できなくなりました。
後半はそこの修正を行ったのか、ロングボールを蹴る時にジェコの周囲に人数を配置して、セカンドボールの回収率を上げていました。
前半
ゲームは開始早々の3分に動きました。
中央付近のダイレクトパスでヴェローナのプレスを躱して、チャルハノールがPA内までボールを運びます。
ラストパスはカットされますが、こぼれ球を拾ったガリアルディーニがシュートして、さらにこぼれた所をラウタロが拾って左足で流し込みました。
続く15分、ダイレクトパスから裏に飛び出したガリアルディーニがチャンスを作ります。
溜めを作りながらアーリークロスを送って、ラウタロが頭で合わせモンティポを脅かしました。
その後はインテルがボールを保持しながら試合を進めて、1-0で前半終了となります。
後半
後半に入り、ヴェローナが圧力を強めてきましたが、インテルは慌てることなく対応します。
ただ、中々追加点を奪うことができません。
63分には、バストーニのロングボールに対してラウタロがダビドビッチとの競り合いを制し、ループシュートを沈めますが、ファウルを取られてゴールは取り消しとなりました。
その後も得点は奪えませんが、ヴェローナの攻撃をしのぎ続け、1-0で勝利しました。
選手レビュー
MOMはラウタロ
WhoScored.comによるMOMは、ラウタロでした。
開始早々の先制点が、決勝ゴールとなっています。
またジェコが下がってからは、ポストプレイもこなしていました。
コッパ・イタリアでも延長戦まで出場しており、疲労がかなり残っているはずですが、相変わらずの献身性とゴールへの嗅覚でチームを勝利に導いてくれました。
怪我も少ないですし、インテル愛も強くファンからも愛される正真正銘のエースです。
起点となったオナナ
今シーズンから新たな守護神として活躍するオナナですが、ハンダノビッチとの大きな違いはパスの精度です。
この試合でも多くのタッチ数とパス成功数を記録して、攻撃の起点となっていました。
プレスをかけられても落ち着いていますし、左右どちらの足でも正確なボールを蹴れるのが強みです。
味方も安心して、オナナにボールを預けています。
結果の出ないコレア
後半から投入されたコレアですが、ほとんど見せ場なく終わりました。
今シーズンはサンチェスの代わりを期待していたのですが、未だにその役割は果たせていません。
守備時のプレス強度も低いですし、仕掛けても簡単にボールを失うシーンが目立ちます。
自信を失っているのかもしれませんが、ルカクも怪我が多いため早く調子を上げて欲しいです。
次節はエンポリ戦(H)
今節の勝利で、ユヴェントスと勝ち点差で並びました。
ナポリが強すぎるため、スクデット獲得は現実味を帯びませんが、なるべく離されないようにしたいです。
次は、スーペルコッパでミランと対戦します。
2023/1/19(木) AM4:00キックオフです。
ミラノダービーなので、絶対に勝ちたい試合ですね。
では!