開幕戦はラストプレイで得点して、辛くも勝利したインテル。
今節はゴッティ新監督が率いる、スペツィアと対戦しました。
結果は、3-0で勝利!
スペツィアの枠内シュートを0本で抑える、完璧な試合運びで開幕2連勝を飾りました。
ハイライト
マッチレポート
この投稿をInstagramで見る
試合データ
WhoScored.comより引用しています。
インテル | スペツィア | |
---|---|---|
得点 | 3 | 0 |
ポゼッション | 54.7% | 45.3% |
シュート(枠内) | 19(8) | 2(0) |
ブロックされたシュート | 3 | 1 |
ビッグチャンス | 4 | 1 |
パス(成功数) | 503(446) | 420(355) |
クロス(成功数) | 21(5) | 11(4) |
コーナー | 10 | 4 |
タックル | 17 | 14 |
インターセプト | 8 | 7 |
クリア | 6 | 17 |
終始ゲームを支配して、インテルが完璧な試合運びで完勝しました。
個人的なレビュー
個人的なゲームのポイントをまとめます。
ポイント
- インテルの守備戦術
- 裏のスペースを狙い続けたルカク
- 多彩なFWの組み合わせ
1.インテルの守備戦術
インテルの守備は基本的に、相手がボールを持っている位置によって変わります。
相手陣内にボールがある場合
マンマークでハイプレスをかけます。
今節は右のCBにはバレッラ、左CBにはラウタロがプレスをかけ、中央のCBとボランチはルカクが中間ポジションで監視。
相手の中盤に対しても同数でマンマークをかけ、パスコースを塞いで高い位置でボールを奪えていました。
自陣までボールが運ばれた場合
5-3-2のブロックを築いて、待ち構えた状態で守ります。
中央の危険なエリアは消して、外回りでボールが回るよう誘導し、簡単なクロスは屈強なDF陣が弾いていました。
今節は上記の守備が有効に効いており、枠内シュート0本に抑えました。
2.裏のスペースを狙い続けたルカク
試合を通じてルカクは裏のスペースにアタックを何度も仕掛け、相手のDFラインをずるずると下げていました。
1点目は裏のスペースへ斜めにルカクが走り手前のスペースを空けて、落としを受けたラウタロがフリーでシュートを打てていました。
2点目もPA内の狭いスペースながらルカクが裏を狙ったことで複数人が引き付けられ、チャルハノールがフリーでシュートを打てていました。
コンテ時代のルカクは低い位置からのドリブル突破が脅威でしたが、ある程度ラインを高めに設定するシモーネ監督の下でも、違う役割でチームに貢献していますね。
3.多彩なFWの組み合わせ
ラウタロ、ルカク、ジェコ、コレアとインテルは質の高いFWを4人揃えています。
それぞれ役割もタイプも異なるため、色々な組み合わせが期待できます。
それぞれの特徴
- ルカク→裏抜けを繰り返しDFラインを下げ、圧倒的な存在感で複数人を引きつける。
- ラウタロ→高い決定力でフィニッシャーとなり、献身的な守備も行う。
- ジェコ→ポストプレイで味方を活かし、組み立てにも参加。
- コレア→ドリブルでタメを作り、味方を上手く活せる。
相手によってFWの組み合わせを変えられるので、シモーネ監督の采配が楽しみですね。
前半
キックオフから、インテルが主導権を握ります。
セットプレイや流れの中から何度もゴールに迫りますが、ドラゴフスキのセーブもあり得点が奪えません。
0-0の展開が続く中、35分に得点を奪うことに成功しました。
バレッラがロングボールを送り、裏に抜けたルカクが頭で落とします。
DFラインが下がったことで空いたスペースにラウタロが入り、左足でダイレクトシュートを放ってゴール左隅に決めました。
終盤にもドゥンフリース、ルカク、ラウタロが決定機を迎えますが、決めきれませんでした。
1-0のまま、前半は終了です。
後半
後半に入りスペツィアがプレスを強めるも、インテルが主導権を握る展開は変わりません。
そして、52分に追加点を奪いました。
PA内でルカクがシュクリニアルとの連携で裏抜けを狙いボールがこぼれますが、フリーで拾ったチャルハノールが右足で押し込みました。
その後も、インテルがゲームをコントロールしながら時計の針を進めます。
そして、82分に止めを刺しました。
ガリアルディーニのロングボールに抜けたジェコが、GKを躱して中に折り返します。
受けたコレアが冷静にDFを躱して、ゴールに流し込みました。
3-0で試合終了です。
選手レビュー
この投稿をInstagramで見る
MOMはファルコネ
WhoScored.comによるMOMは、ドラゴフスキでした。
3失点したものの、ドラゴフスキのセーブがなければもっと点が入ってもおかしくなかったです。
ドゥンフリースの決定機は、見事な飛び出しでシュートコースを防いでいました。
セーブ数は5回を記録しています。
成長を見せるラウタロ
ドラゴフスキに続いて高い評価を受けたのが、ラウタロでした。
35分に先制点を決めて勝利に貢献。
逆足かつダイレクトで、あの威力のシュートを打てるのは素晴らしいですね。
PA内で、ドリブルから相手を躱して放ったシュートも上手かったです。
シュート4本、キーパス3本は試合を通じてトップの数字でした。
今シーズンは、得点王を狙って欲しいですね。
公式戦デビューを飾ったアスラニ
85分、ブロゾビッチに代わってアスラニが投入されました。
インテルでの公式戦デビューとなります。
常に動きながらボールを引き出そうとしたり、ダイレクトでドゥンフリースにスルーパスを出したりと、少ない時間ながらも実力を見せてくれました。
サイドでエラシコから突破した時は、夜中ながら興奮しました。
ブロゾビッチの控えという立ち位置ですが、徐々にフィットして主力級の選手に成長して欲しいですね。
次節はラツィオ戦(A)
今節は、完璧な試合運びで勝利しました。
ルカクの存在は、やはり大きいですね。
次節はビッグマッチが控えており、アウェイでラツィオと対戦します。
2022年8月27日(土) AM3:45キックオフです。
参考【23-24シーズン】日程・結果
セリエA CL ※当記事は以下のサイトを参考にしています。https://soccer.yahoo.co.jp/ws/category/itahttps://www.whoscored.com/Reg ...
続きを見る
開幕3連勝を飾って、良い状態で5節のミラノダービーに臨みたいですね。
では!