CL準決勝のミラノダービーを制し、13年ぶりに決勝進出を決めたインテル。
今回はリーグ戦に戻り、スクデット獲得を決めているナポリと対戦しました。
結果は3-1で敗戦...
ガリアルディーニの退場が響き、公式戦9試合ぶりの敗戦となりました。
ハイライト
マッチレポート
フォーメーション

試合データ
WhoScored.com・SofaScoreより引用しています。
| ナポリ | インテル | |
|---|---|---|
| 3 | 得点 | 1 |
| 70.4% | ポゼッション | 29.6% |
| 22(9) | シュート(枠内) | 6(2) |
| 5 | ブロックされたシュート | 2 |
| 4 | コーナー | 1 |
| 2 | ビッグチャンス | 1 |
| 0 | GKのセーブ | 6 |
| 842(781) | パス(成功数) | 344(283) |
| 14(3) | クロス(成功数) | 10(4) |
| 27(13) | ドリブル(成功数) | 11(6) |
| 106 | ボールロスト | 95 |
| 51 | 競り合い勝利 | 41 |
| 14 | タックル | 20 |
| 5 | インターセプト | 12 |
| 9 | クリア | 13 |
| ナポリ | 3-1 | インテル |
|---|---|---|
| 19' | ガリアルディーニ | |
| 41' | ガリアルディーニ | |
| 58' | ブロゾビッチ バレッラ アチェルビ バストーニ | |
| エルマス | 64' | |
| アンギサ | 67' | |
| シメオネ オシムヘン ラスパドーリ エルマス | 69' | |
| ジェズス キム | 74' | ディマルコ コレア ドゥンフリース ベッラノーヴァ |
| 80' | ラウタロ ゴセンス | |
| 82' | ルカク | |
| ガエターノ ジエリンスキ ポリターノ クヴァラツヘリア | 83' | |
| ディロレンツォ | 85' | |
| ガエターノ | 94' |
アイコンの説明
ゴール
イエローカード
投入
オウンゴール
レッドカード
交代
試合分析
- 押し込まれる展開と出口になれない2トップ
- ガリアルディーニが愚行により退場
- ひたすら耐えるも失点
- 同点直後に失点
押し込まれる展開と出口になれない2トップ
インテルは大幅なターンオーバーを敢行し、ルカクとバレッラに攻撃を一任するようなスタメンで挑みました。
案の定、試合はナポリに押し込まれる展開となります。
インテルはカウンターを狙うも、ルカクがキム・ミンジェに対して優位に立てず、前線でタメを作ることができませんでした。
コレアも狭いスペースでボールを受けるものの、そこからの展開がなく、攻撃の流れを作れません。
2トップが攻撃の出口になれないことで、インテルはナポリの攻撃に耐える時間が続きました。

ガリアルディーニが愚行により退場
19分にガリアルディーニは無駄なファウルから、イエローカードを提示されていました。
しかし、その後も危険なスライディングを繰り返し、あわや退場という場面が続きます。
しばらくは耐えていたものの、41分に再び危険なスライディングを仕掛け、2枚目のイエローカードを受けて退場となりました。
ガリアルディーニは中盤の主力を休ませるという役割を果たせず、チームを苦しい状況に追い込んでしまいます。
耐える時間が長くなりそうな展開で、インテルは1人少ない状態での戦いを強いられることになりました。
ひたすら耐えるも失点
1人少ないインテルは、引き分けを狙いながら守備に集中していました。
オナナのセーブもあり、なんとか耐えていましたが、67分に失点してしまいます。
アンギサの突破をダンブロージオが防ぎますが、オナナに渡したパスが短くなり、クリアが小さくなります。
2次攻撃を受け、エルマスの突破により、DFラインがゴール前まで押し下げられ、アンギサがバイタルエリアでフリーになります。
ジエリンスキからアンギサにパスを出され、ボレーシュートを決められてしまいました。

同点直後に失点
インテルは同点を目指すために、80分にラウタロを投入しました。
すると、すぐにゴールが生まれます。
ラウタロのクロスがこぼれ、拾ったディマルコが再びクロスを送りました。ファン・ジェズスの裏を取ったルカクが、右足で押し込んで同点に追いつきました。
しかし、喜びもつかの間、すぐに勝ち越しゴールを許してしまいます。
ラウタロとアスラニの間で受けたディロレンツォが、カットインして左足でミドルシュート。ゴール左隅に決められてしまいました。
さらに終盤には、ガエターノにダメ押しのゴールを決められて、万事休すです。
雑感
インテルが3-1で敗戦しました。
ガリアルディーニの退場が試合を壊してしまった形です。
前半はナポリに押し込まれ、出口が見つからずカウンターに出れない状況が続きました。
そんな中、ガリアルディーニが2度の軽率なファウルを犯し、41分に退場。更に厳しい状況に立たされました。
しかし、前半は何とか耐え抜いて0-0で終えます。
後半に入り、インテルはコレアを下げて5-3-1でブロックを作り耐えていました。
中央を固めて相手の攻撃を防いでいましたが、サイド攻撃を繰り返されて、徐々に中央が空いてきます。
そして、67分にバイタルエリアでフリーになったアンギサに、ボレーシュートを決められてしまいました。
その後、インテルはラウタロやディマルコを投入して攻撃に転じます。
84分には高い位置でボールを奪い、ディマルコのクロスをルカクが押し込んで同点に追いつきました。
しかし、すぐにディロレンツォにミドルシュートを決められてしまいます。
さらにはディマルコのパスミスから、ガエターノに3点目を許してしまいました。
久しぶりの敗戦となり、悔しい思いが残ります。
次のアタランタ戦が、CL出場権獲得に向けて山場となりそうです。
MOMはディロレンツォ
WhoScored.comによるMOMは、ディロレンツォでした。
チーム2点目となるゴールを決めています。
タッチ数112回、キーパス3本はゲームを通じて2位の数字でした。
敵ながら逆足でのミドルシュートは、綺麗な弾道でした。
SBであのシュートを蹴れるのは、相手にとって非常に脅威となります。
次戦はフィオレンティーナ
公式戦9試合ぶりの敗戦となりました。
しかし、今節のスタメンを見ても、次のコッパ・イタリア決勝に備えていた事がわかります。
決勝の相手はフィオレンティーナです。
2023/5/25(木) AM4:00キックオフです。
勝って2冠を確定させたいですね。
では!