先日、フィオレンティーナを倒して、コッパ・イタリア2連覇を達成したインテル。
重要な試合が続き、今節はCL出場権獲得を争う、アタランタと対戦しました。
結果は、3-2で勝利!!
インテルが4位以内を確定させ、来季のCL出場権を獲得しました!
ハイライト
マッチレポート
フォーメーション
試合データ
WhoScored.com・SofaScoreより引用しています。
インテル | アタランタ | |
---|---|---|
3 | 得点 | 2 |
51.5% | ポゼッション | 48.5% |
20(11) | シュート(枠内) | 11(3) |
3 | ブロックされたシュート | 3 |
9 | コーナー | 7 |
3 | ビッグチャンス | 1 |
2 | GKのセーブ | 8 |
485(426) | パス(成功数) | 459(393) |
22(4) | クロス(成功数) | 14(3) |
13(7) | ドリブル(成功数) | 16(5) |
109 | ボールロスト | 113 |
49 | 競り合い勝利 | 32 |
17 | タックル | 11 |
7 | インターセプト | 8 |
12 | クリア | 19 |
インテル | 3-2 | アタランタ |
---|---|---|
ルカク | 1' | |
バレッラ | 3' | |
36' | パシャリッチ | |
58' | トロイ | |
61' | ルックマン パシャリッチ | |
69' | ムリエル エデルソン | |
ゴセンス ディマルコ | 70' | |
ラウタロ | 77' | |
ジェコ ルカク デ・フライ バストーニ アスラニ バレッラ | 81' | |
ダルミアン ダンブロージオ | 83' | |
86' | オコリ メーレ | |
91' | オナナ |
アイコンの説明
ゴール
イエローカード
投入
オウンゴール
レッドカード
交代
試合分析
- アタランタのマンツーマンディフェンス
- ルカクを使うためのビルドアップ
- バレッラのパスコースを作る動き
- アタランタのキーマンを抑える守備陣
アタランタのマンツーマンディフェンス
ガスペリーニ監督の代名詞であるマンツーマンディフェンスは、この試合でも採用されました。
しかし、インテルの3-5-2に対してアタランタは3-4-3となるため、インテルの中盤には一人フリーマンが生じます。
今回はバレッラが余ったため、アタランタは左CBのスカルヴィーニをマークに付けてきました。
ルカクを使うためのビルドアップ
この試合で最も効果的だったのが、ルカクのポストプレイです。
ジムシティに対して完全に優位に立ち、容易にボールを収めて時間を作っていました。
そのため、インテルはルカクを最大限活用するために、アタランタのプレスを自陣まで引き込む戦術を採用しました。
オナナも加わった守備ラインのパス回しで、ルカクとジムシティの1対1を作り、そこに縦パスを送り込んでいました。
バレッラのパスコースを作る動き
バレッラのパスコースを作る動きは、ルカクを活かすための、もう一つの重要なポイントでした。
マンツーマンディフェンスのため、バレッラが動けばマークを担当する左CBのスカルヴィーニも、それに応じて動きます。
スカルヴィーニが自分のポジションから離れると、ジムシティをカバーする選手が不在となります。
それを利用して、バレッラは自陣まで下がったポジショニングをすることで、ルカクがジムシティと1対1になる状況を作り出していました。
3点とも、バレッラはスカルヴィーニを引きつけており、ルカクのためにスペースメイクをしていた事が分かります。
アタランタのキーマンを抑える守備陣
インテルは、アタランタの強力な攻撃陣を上手く抑え込んでいました。
特にキープレーヤーであるホイルンドに対しては、アチェルビが徹底的にマーク。
ホイルンドがサイドに流れてボールを受けるシーンが多かったですが、アチェルビもしっかりと追いかけていました。
また、途中出場したルックマンも、もう一人のキープレーヤーです。
しかし、インテルの左サイドの選手たちが、連携してルックマンのドリブルを抑え込んでいました。
ルックマンの突破を止めた後に、バストーニが客席に向かって吠える姿が印象的でした。
雑感
インテル×アタランタの一戦は、3-2でインテルが勝利を収めました。
試合開始わずか3分で、インテルは2つのゴールを決めています。
最初のゴールはルカクのポストプレイから始まり、ラウタロのスルーパスに抜け出したルカクが、冷静にGKをかわして流し込みました。
2点目もルカクのポストプレイから生まれました。ラウタロが左サイドに展開した後に、ディマルコがシュートを放ち、こぼれ球をバレッラが見事なボレーを蹴り込みました。
その後、アタランタに攻め込まれる場面も何度かありました。
36分には、CKのこぼれ球をパシャリッチに押し込まれて失点しています。
後半に入ってしばらくは、お互いに決定的なチャンスを作れずに時間が経過しました。
しかし、その中で77分にラウタロがゴールを決めました。
ルカクのポストプレイからのスルーパスに、ブロゾビッチが抜け出してラウタロにプレゼントパスを送り、流し込んでいます。
最後は守りに入りましたが、ムリエルのFKからのシュートを決められてしまいました。
結局、3-2でインテルが勝利しています。
MOMはラウタロ
WhoScored.comによるMOMは、ラウタロでした。
1ゴール1アシストの活躍で、チームの勝利に大きく貢献しています。
ルカクとのコンビネーションが絶妙で、ルカクがポストプレイをする際には、フリーの状態でボールを受けられる準備を常にしていました。
リーグ戦の得点王の獲得は難しいかもしれませんが、シーズンを通してチームを引っ張ってくれた選手の一人です。
次節はトリノ戦(A)
今節の勝利で、インテルは来シーズンのCL出場権を獲得しました。
そのため、最終節は消化試合となりますが、アウェイでトリノと対戦します。
2023/6/3(土) PM10:00キックオフです。
CL決勝に向けて、コンティション調整となる試合にして欲しいですね。
では!