いよいよ、待ちに待った23-24シーズンのセリエAが開幕しました。
大幅に選手の入れ替えを行ったインテルは、開幕戦で難敵モンツァをホームに迎えました。
結果は、2-0で快勝!!
新キャプテンであるラウタロの2ゴールで、5シーズン連続の開幕戦勝利を飾りました。
ハイライト
マッチレポート
フォーメーション
試合データ
WhoScored.com・SofaScoreより引用しています。
インテル | モンツァ | |
---|---|---|
2 | 得点 | 0 |
47.5% | ポゼッション | 52.5% |
22(3) | シュート(枠内) | 12(2) |
7 | ブロックされたシュート | 4 |
8 | コーナー | 3 |
2 | ビッグチャンス | 2 |
2 | GKのセーブ | 1 |
474(426) | パス(成功数) | 528(477) |
21(11) | クロス(成功数) | 14(7) |
14(6) | ドリブル(成功数) | 16(6) |
79 | ボールロスト | 86 |
45 | 競り合い勝利 | 33 |
17 | タックル | 13 |
9 | インターセプト | 13 |
12 | クリア | 10 |
インテル | 2-0 | モンツァ |
---|---|---|
ラウタロ | 8' | |
ラウタロ | 32' | |
41' | カルディローラ | |
61' | モタ マリッチ ビリンデッリ コルパーニ | |
アウグスト ディマルコ クアドラード ドゥンフリース アルナウトビッチ テュラム | 67' | |
71' | ペレイラ ダンブロージオ マチン ガリアルディーニ | |
ラウタロ | 76' | |
フラッテージ ラウタロ | 80' | |
ビセック ダルミアン | 84' | |
86' | カルボーニ キリアコプロス |
アイコンの説明
ゴール
イエローカード
投入
オウンゴール
レッドカード
交代
試合分析
- 昨シーズンの戦い方からの脱却
- お互い待ち構える戦術
- ピッチ全体を動き回るバレッラ
- 新戦力の躍動
昨シーズンの戦い方からの脱却
昨シーズンの終盤、オナナとルカクが戦術的なキーマンとなり、連勝を重ねました。
オナナを使いながらDFラインでパスを回し、相手を引き込んで間延びさせてから、オナナの高精度なキックで手薄なゾーンの攻略。
同時に、ルカクのフィジカルを活かして相手の守備陣を押し下げ、ゴール前に攻め込むプレイが猛威を振るっていました。
しかし、2人がチームから離れたことで、今シーズンは新たな攻撃戦術の構築が必要となりました。
この試合では、2トップが縦関係になり、テュラムが前線に張って、ラウタロがライン間で自在に動くプレイが多く見受けられました。
その効果もあり、ラウタロを経由して攻撃を展開するシーンも多かったです。
テュラムはルカクの程のフィジカルはないまでも、当たり負けしない強さや巧みなポストプレイ、スピードに乗ったドリブルなど、期待のできるプレイを見せてくれました。
お互い待ち構える戦術
この試合では、お互いハイプレスをかけずに、待ち構えてブロックを作る戦術を採用していました。
モンツァは5-3-1-1で守っていたため、デ・フライとチャルハノールのマークが厳しくなる反面、両サイドのCBがフリーになりやすかったです。
実際に、バストーニはチーム2位のタッチ数77回、ダルミアンは3位の60回を記録しました。
ピッチ全体を動き回るバレッラ
相手がプレスを掛けてこないこともあり、バレッラが積極的にボールに触ることで、相手を引き出してスペースを作っていました。
65分にドゥンフリースがテュラムに送ったクロスは、バレッラが自陣からボールを引き出したことで生まれたシーンでした。
バレッラはタッチ数86回、パス成功数67回でチーム1位の数字を記録しています。
新戦力の躍動
途中交代で入った選手たちは全員、今シーズン獲得した新戦力でした。
特に67分に投入されたアルナウトビッチ、クアドラード、カルロス・アウグストは、チームカラーを一変させて、チャンスを作り出していました。
クアドラードは単独で仕掛ける能力を持っており、これによって相手の守備を引き下げ、チャルハノールのシュートに繋げるシーンも作り出していました。
カルロス・アウグストも、優れたフィジカルと速さを持ち合わせており、ディマルコとは異なる特長を持っています。
そしてアルナウトビッチは、巧みなポストプレイに加えて、アシストシーンにあったようなキレのあるドリブルも持ち合わせており、チームに新たな可能性をもたらしていました。
流れを変えられる選手たちがベンチにいることで、昨シーズンのような取りこぼしも減りそうです。
雑感
モンツァとの一戦は、2-0でインテルが快勝を収めました。
前シーズンと比べ、オナナとルカクといったキーマンを失ったことから、今回の試合は戦術や新戦力の適応が注目されるものでした。
ゾマーの足元は確かにオナナには及びませんが、今回の試合ではその点に大きな問題は見受けられませんでした。
ラウタロとテュラムは縦関係を築き、ラウタロの方が少し低い位置でより自由に動き回っていました。
両チームとも、全体的に前からのプレスをあまりかけず、ブロックを作って守っていました。
ただし、ゴールキックの時には、インテルは積極的にプレスをかけます。
先制点は、ハイプレスによって生まれた相手のパスミスを拾い、ドゥンフリースのクロスからラウタロが奪いました。
その後は拮抗した展開が続きましたが、後半になってからクアドラード、カルロス・アウグスト、アルナウトビッチを投入し、インテルが主導権を握りました。
そして、76分にアルナウトビッチのアシストから、ラウタロが2点目を決めました。
途中交代の選手が効果的にチームの流れを引き寄せた点は、昨シーズンとは異なるポイントです。
気持ちよく、開幕戦を勝利で飾ることができました。
MOMはラウタロ
WhoScored.comによるMOMは、ラウタロでした。
新キャプテンとして臨んだ開幕戦でしたが、2ゴールを決めて勝利に貢献しました。
テュラムとアルナウトビッチ、タイプの違う2人と難なく合わせる柔軟性もあります。
ルカクとジェコが抜けた今、ラウタロにかかる期待は大きなものになります。
今シーズンは、得点王を狙って欲しいですね。
次節はカリアリ戦(A)
新戦力の躍動もあり、 開幕戦を快勝で終えたインテル。
今シーズンは、20回目のスクデット獲得への期待がかかります。
次節は、カリアリと対戦します。
2023年8月28日(月) 27:45キックオフです。
次節も、取りこぼしなく勝ち切りたいですね。
では!