昨シーズンのインテルは、リーグ戦で42失点を喫して3位に甘んじました。
一方、今シーズンは21試合を終えて失点は10。内13試合はクリーンシートを達成しています。
シーズンを半分と少し終えた所ですが、圧倒的な数字を残しています。
そして、今節は2位ユヴェントスとのイタリアダービーを戦いました。
フォーメーション
イタリアNo1の守備
- 世界最高峰のボランチ
- あらゆる角度からの攻撃
- イタリアNo1の守備
- 14試合目のクリーンシート
世界最高峰のボランチ
インテルとユヴェントスは、共に3-5-2のフォーメーションだったのでミラーゲームとなりました。
前半のユヴェントスのプランは、とにかく失点しないことです。
ボール保持を諦めて5-3-2のブロックで守り、ロングカウンターから得点を狙っていました。
2トップのユルディズとヴラホビッチが、それぞれ3バックのパヴァールとアチェルビをマーク。
インサイドハーフのマッケニーが、3バック左のバストーニをマークします。
そのため、マッケニーがプレスをかけた時に若干ブロックが崩れて、スペースが生まれていました。
そのスペースをムヒタリアンが上手く使って、ポケットを取る動きがありました。
ユヴェントスが構えて守るため、基本的にインテルがボールを保持する形になりました。
5-3-2のブロックを崩すために、左右から揺さぶりをかけます。
特に、ボランチのチャルハノールが別格でした。
常にボールに関わっていて、試合を通じたパス成功数は98本、タッチ数は122回と断トツの数字を残しています。
特に32分にディマルコへ出したロングレンジのスルーパスは、何回見ても鳥肌ものです。
Il Professore. 👨🏻🏫📐 @hakanc10 #InterJuve pic.twitter.com/fSWYJxFFGq
— Lega Serie A (@SerieA) February 5, 2024
決めて欲しかったですね笑
あらゆる角度からの攻撃
前述の通り、インテルがボールを保持して押し込む展開となりました。
ユヴェントスの守備ブロックが低いため、インテルの3バックはある程度の位置までフリーでボールを運べます。
そのためバストーニとパヴァールが、高い位置で攻撃に絡むシーンも多くなっていました。
そしてロングカウンターのピンチを凌いだ後の、36分に待望の先制点が生まれました。
するするっとペナルティエリア内に入ったパヴァールが、バレッラのクロスにアクロバティックなボレーで合わせます。
これは空振りますが、流れたボールにテュラムが入ってきたことでガッティのオウンゴールが生まれました。
インテルが1点リードで、前半を終えました。
イタリアNo1の守備
後半に入ってから、得点が必要なユヴェントスが前から圧をかけるようになりました。
それに合わせてインテルも守備の時間が増え始めますが、守備が堅すぎました。
まず、パヴァールが凄かったです。
- ダルミアンがコスティッチに抜かれるも、パヴァールがカバーしてスライディングでブロック
- ゴール前でコスティッチに仕掛けられるが、左足しかないことを読んでシュートブロック
- パスを受けたキエーザを潰して、カウンターのチャンスを作る
- 局所的に1対2の状況だったが、キエーザのパスを読んでカット
と記憶にあるだけで、守備でこれだけ魅せてくれました。
そして3バック中央に入ったアチェルビも、いぶし銀の活躍を見せていました。
とにかく、ヴラホビッチへの縦パスを潰していました。
ユヴェントスとしては、ヴラホビッチに前線で起点を作ってもらいたかったはずですが、アチェルビの壁を超えられませんでしたね。
バストーニも、一度マッケニーに抜かれてピンチを招いたシーンはありましたが、それ以外は安定していました。
79分にボールをクリアしたバストーニが、ファンに向かって吠えていたのは熱かったです。
Pagina 9️⃣5️⃣ del manuale dell’Interismo: alla voce “Alessandro Bastoni” sarà allegato questo video!
— Solo ed esclusivamente INTER (@SoloEsclusivInt) February 5, 2024
GASAMENTO PURO! ⚫️🔵⚔️
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14試合目のクリーンシート
安定した守備を見せるインテルが、カウンターで追加点を狙いながらゲームを進めていました。
68分36秒には、パヴァールがキエーザを潰してカウンターを発動。
ディマルコのアーリークロスにバレッラがボレーで合わせますが、シュチェスニーにセーブされました。
86分44秒には、ロングボールをドゥンフリースに繋いで、グラウンダーのクロスにアルナウトビッチが合わせましたが、ここもシュチェスニーに阻まれます。
追加点こそ奪えませんでしたが、安定した守備で失点を許しませんでした。
ゾマーの仕事は、ヴラホビッチの弱々しいシュートをキャッチしたくらいです。
今シーズン14回目のクリーンシートで、イタリアダービーに勝利しました。
Ma cosa fanno?! 🤣 pic.twitter.com/qegqFwsfzk
— Alessandro (@90ordnasselA) February 4, 2024
ハイライト
試合データ
WhoScored.com・SofaScoreより引用しています。
インテル | ユヴェントス | |
---|---|---|
1 | 得点 | 0 |
54.9% | ポゼッション | 45.1% |
15(3) | シュート(枠内) | 12(1) |
5 | ブロックされたシュート | 7 |
6 | コーナー | 4 |
3 | ビッグチャンス | 0 |
1 | GKのセーブ | 3 |
559(494) | パス(成功数) | 489(434) |
31(9) | クロス(成功数) | 19(4) |
8(4) | ドリブル(成功数) | 13(7) |
113 | ボールロスト | 103 |
41 | 競り合い勝利 | 34 |
15 | タックル | 8 |
5 | インターセプト | 8 |
20 | クリア | 30 |
インテル | 1-0 | ユヴェントス |
---|---|---|
18' | ヴラホビッチ | |
32' | ダニーロ | |
ガッティ | 37' | |
ムヒタリアン | 51' | |
66' | ウェア コスティッチ キエーザ イルディズ | |
カルロス・アウグスト ディマルコ ドゥンフリース ダルミアン | 73' | |
テュラム アルナウトビッチ テュラム | 77' | |
87' | ブレーメル | |
クラーセン バレッラ デ・フライ バストーニ | 88' | ミレッティ カンビアーゾ アレックス・サンドロ ガッティ |
90' | アルカラス マッケニー |
アイコンの説明
ゴール
イエローカード
投入
オウンゴール
レッドカード
交代
次節はローマ戦(A)
イタリアダービーに勝利したことで、1試合未消化ながら2位ユヴェントスとの勝ち点差は4になりました。
次節は、デ・ロッシ新監督が率いるローマと対戦します。
厄介なチームとの対戦が続きますが、ルカクもいるので絶対に勝ちたいですね。
2024/2/10(土) 26:00キックオフです。
では!