23-24シーズン マッチレポート

【イタリアNo1の守備】23-24シーズン セリエA 第23節 インテル×ユヴェントス

昨シーズンのインテルは、リーグ戦で42失点を喫して3位に甘んじました。

一方、今シーズンは21試合を終えて失点は10。内13試合はクリーンシートを達成しています。

シーズンを半分と少し終えた所ですが、圧倒的な数字を残しています。

そして、今節は2位ユヴェントスとのイタリアダービーを戦いました。

フォーメーション

イタリアNo1の守備

  • 世界最高峰のボランチ
  • あらゆる角度からの攻撃
  • イタリアNo1の守備
  • 14試合目のクリーンシート

世界最高峰のボランチ

インテルとユヴェントスは、共に3-5-2のフォーメーションだったのでミラーゲームとなりました。

前半のユヴェントスのプランは、とにかく失点しないことです。

ボール保持を諦めて5-3-2のブロックで守り、ロングカウンターから得点を狙っていました。

2トップのユルディズとヴラホビッチが、それぞれ3バックのパヴァールとアチェルビをマーク。

インサイドハーフのマッケニーが、3バック左のバストーニをマークします。

そのため、マッケニーがプレスをかけた時に若干ブロックが崩れて、スペースが生まれていました

そのスペースをムヒタリアンが上手く使って、ポケットを取る動きがありました。

4分4秒のシーン

ユヴェントスが構えて守るため、基本的にインテルがボールを保持する形になりました。

5-3-2のブロックを崩すために、左右から揺さぶりをかけます。

特に、ボランチのチャルハノールが別格でした。

常にボールに関わっていて、試合を通じたパス成功数は98本、タッチ数は122回と断トツの数字を残しています。

特に32分にディマルコへ出したロングレンジのスルーパスは、何回見ても鳥肌ものです。

決めて欲しかったですね笑

あらゆる角度からの攻撃

前述の通り、インテルがボールを保持して押し込む展開となりました。

ユヴェントスの守備ブロックが低いため、インテルの3バックはある程度の位置までフリーでボールを運べます。

そのためバストーニとパヴァールが、高い位置で攻撃に絡むシーンも多くなっていました。

そしてロングカウンターのピンチを凌いだ後の、36分に待望の先制点が生まれました。

するするっとペナルティエリア内に入ったパヴァールが、バレッラのクロスにアクロバティックなボレーで合わせます。

これは空振りますが、流れたボールにテュラムが入ってきたことでガッティのオウンゴールが生まれました。

インテルが1点リードで、前半を終えました。

イタリアNo1の守備

後半に入ってから、得点が必要なユヴェントスが前から圧をかけるようになりました。

それに合わせてインテルも守備の時間が増え始めますが、守備が堅すぎました。

まず、パヴァールが凄かったです。

  • ダルミアンがコスティッチに抜かれるも、パヴァールがカバーしてスライディングでブロック
  • ゴール前でコスティッチに仕掛けられるが、左足しかないことを読んでシュートブロック
  • パスを受けたキエーザを潰して、カウンターのチャンスを作る
  • 局所的に1対2の状況だったが、キエーザのパスを読んでカット

と記憶にあるだけで、守備でこれだけ魅せてくれました。

そして3バック中央に入ったアチェルビも、いぶし銀の活躍を見せていました。

とにかく、ヴラホビッチへの縦パスを潰していました。

ユヴェントスとしては、ヴラホビッチに前線で起点を作ってもらいたかったはずですが、アチェルビの壁を超えられませんでしたね。

バストーニも、一度マッケニーに抜かれてピンチを招いたシーンはありましたが、それ以外は安定していました。

79分にボールをクリアしたバストーニが、ファンに向かって吠えていたのは熱かったです。

14試合目のクリーンシート

安定した守備を見せるインテルが、カウンターで追加点を狙いながらゲームを進めていました。

68分36秒には、パヴァールがキエーザを潰してカウンターを発動。

ディマルコのアーリークロスにバレッラがボレーで合わせますが、シュチェスニーにセーブされました。

86分44秒には、ロングボールをドゥンフリースに繋いで、グラウンダーのクロスにアルナウトビッチが合わせましたが、ここもシュチェスニーに阻まれます。

追加点こそ奪えませんでしたが、安定した守備で失点を許しませんでした。

ゾマーの仕事は、ヴラホビッチの弱々しいシュートをキャッチしたくらいです。

今シーズン14回目のクリーンシートで、イタリアダービーに勝利しました。

ハイライト

試合データ

WhoScored.comSofaScoreより引用しています。




インテルユヴェントス
1得点0
54.9%ポゼッション45.1%
15(3)シュート(枠内)12(1)
5ブロックされたシュート7
6コーナー4
3ビッグチャンス0
1GKのセーブ3
559(494)パス(成功数)489(434)
31(9)クロス(成功数)19(4)
8(4)ドリブル(成功数)13(7)
113ボールロスト103
41競り合い勝利34
15タックル8
5インターセプト8
20クリア30
インテル1-0ユヴェントス
18'ヴラホビッチ
32'ダニーロ
ガッティ37'
ムヒタリアン51'
66'ウェア
コスティッチ
キエーザ
イルディズ
カルロス・アウグスト
ディマルコ
ドゥンフリース
ダルミアン
73'
テュラム
アルナウトビッチ
テュラム
77'
87'ブレーメル
クラーセン
バレッラ
デ・フライ
バストーニ
88'ミレッティ
カンビアーゾ
アレックス・サンドロ
ガッティ
90'アルカラス
マッケニー

アイコンの説明

ゴール
イエローカード
投入

オウンゴール
レッドカード
交代


次節はローマ戦(A)

イタリアダービーに勝利したことで、1試合未消化ながら2位ユヴェントスとの勝ち点差は4になりました。

次節は、デ・ロッシ新監督が率いるローマと対戦します。

厄介なチームとの対戦が続きますが、ルカクもいるので絶対に勝ちたいですね。

2024/2/10(土) 26:00キックオフです。

では!

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