23-24シーズン マッチレポート

【揺るがぬ自信】23-24シーズン セリエA 第24節 ローマ×インテル

前節ユヴェントスとのイタリアダービーを制して、1試合未消化ながら2位との勝ち点差を4に広げたインテル。

天王山に勝利した後の試合は、油断してころっと落とさないように注意が必要です。

今節は、モウリーニョ解任後にレジェンドのデ・ロッシを招集したローマと対戦しました。

リーグ戦3連勝と、波に乗るチームです。

フォーメーション

揺るがぬ自信

  • 蜂の一刺し
  • まさかの2失点
  • 揺るがぬ自信
  • ゾマー神とバストーニ弾

蜂の一刺し

ローマ対インテルのビッグマッチは、大雨の中行われました。

ピッチコンディションは、最悪と言ってもいいでしょう。

前半は全体的にローマペースで進みました。

リーグ戦3連勝で波に乗っていることもあり、大雨の中でも豊富な運動量でインテルを押し込みます。

特に厄介だったのが、ディバラとペッレグリーニのポジショニングでした。

先頭のルカクを起点に、ディバラとペッレグリーニで段差をつけて、絶妙な距離感を保ちます。

パレデスやDFラインから縦パスを引き出して、細かいパスワークでマークを剥がして危険なシーンを作っていました。

オープニングからあわや失点しかける

インテルは自陣で守る時に5-3-2の守備ブロックを作りますが、一番嫌なのがブロック内にパスが入ることです。

基本的に外回りでボールを循環させて、徐々に押し返して行きたいのですが、ローマがガンガン縦パスを差し込んでくるので苦戦しました。

ブロック内でボールを持たれると、自陣のゴールに身体を向けながら守備対応をしなければなりません。

その状態でボールを奪っても、前に出るためのエネルギーが必要で、カウンターを発動しにくくなります。

相手ゴールを向いた状態でボールを奪い、そのままカウンターに繋げるのが理想です。

しかし、この日は大雨だったこともあっていつものコンビネーションが鳴りを潜め、自陣から脱出できない時間が続きました。

ただ、この展開でも先制できてしまうのが今のインテルの強さです。

ディマルコのCKのこぼれ球をバースデーボーイのアチェルビが、ルイ・パトリシオの頭上を超えるヘディング弾で沈めました。

まさかの2失点

押し込まれながらも先制したインテルですが、ローマの勢いを削ぐことはできませんでした。

28分にセットプレイから追いつかれます。

遠い距離からのFKでしたが、ペッレグリーニの正確なキックに、マンチーニに頭で合わせられてゴールを奪われました。

そして、前半終了間際という最悪な時間帯に再び失点を喫します。

相手を押し込んで、再び勝ち越しを狙っていたところでした。

相手陣内で細かいパスワークから打開を試みるも、ボールを失い局面を裏返されます。

4対3の状況でペッレグリーニに長い距離を運ばれて、エル・シャーラウィにラストパスを出されます。

左足のシュートはダフった様に見えましたが、ポストに当たってにゴールに吸い込まれました。

痛すぎる失点でした...

揺るがぬ自信

大雨でピッチコンディションは最悪。前半終了間際に逆転される。

動揺してもおかしくない状況でしたが、首位チームには揺るがぬ自信がありました。

後半開始4分で、試合を振り出しに戻します。

センターライン付近でムヒタリアンがファウルを受けると、相手が戻り切る前にリスタート。

チャルハノールからライン間に立っていたバレッラに、ズバッと縦パスが入ります。

少し溜めを作って、右サイドのダルミアンにパス。ダイレクトで折り返して、テュラムが右足のアウトサイドで流し込みました。

前半の無理が祟ったのか、ローマは明らかに運動量が落ちていました。

前線からのプレスは弱まり、インテルがボールを保持する時間が続きます。

そして、54分に再逆転に成功しました。

左サイドに開いたラウタロが、バストーニから縦パスを受けてディマルコに落とします。

さらにディバラを振り切ってポケットを取った、鉄人ムヒタリアンにパスが通り左足でクロス。

テュラムが競ったことで、アンヘリーニョのオウンゴールが生まれました。

スペースを見つける天才であるムヒタリアンや、左サイドをガンガン上がるバストーニを抑えるために、ディバラも守備対応に追われていました。

攻撃の中心であるディバラが守備でスタミナを奪われることで、ローマの攻撃力もガクンと落ちていました。

逆に勢いに乗るインテルは、パヴァールのゴラッソ未遂も生まれます。

ウィンクでときめいたのは、パヴァールが初めてです。

ゾマー神とバストーニ弾

再逆転後にアチェルビが足を痛めて、デ・フライが投入されました。

このピッチコンディションで途中出場は大変だったと思いますが、よく状況に対応していました。

終盤はローマに押し込まれつつも、ゾマーを中心に失点を防ぎます。

ルカクの抜け出しを綺麗に止めたシーンは、凄すぎて笑ってしまいました。

そして、最後にカウンターからローマに止めを刺しました。

サンチェスから右サイドに開いたアルナウトビッチに繋ぎ、折り返しをバストーニが流し込みました。

1点差の終盤でCBなのに上がる選択ができる、バストーニのメンタルが凄いですね。笑

ゴール後は一目散にファンのもとに駆けつけて、ゴールと勝利を祝っていました。

一時はどうなるかと思いましたが、2-4でインテルが逆転勝利しました!

ハイライト

試合データ

WhoScored.comSofaScoreより引用しています。




ローマインテル
2得点4
46.7%ポゼッション53.3%
8(3)シュート(枠内)10(6)
1ブロックされたシュート2
3コーナー8
2ビッグチャンス2
3GKのセーブ2
478(410)パス(成功数)544(485)
17(5)クロス(成功数)20(2)
9(4)ドリブル(成功数)10(6)
107ボールロスト102
33デュエル勝利36
9タックル12
6インターセプト7
20クリア13
ローマ2-4インテル
17'アチェルビ
マンチーニ28'
エル・シャーラウィ44'
マンチーニ47'
49'テュラム
56'アンヘリーニョ
スピナッツォーラ
アンヘリーニョ
ボーヴェ
クリスタンテ
61'
63'デ・フライ
アチェルビ
ザレフスキ
エル・シャーラウィ
バルダンツィ
ペッレグリーニ
76'カルロス・アウグスト
ディマルコ
ドゥンフリース
ダルミアン
アルナウトビッチ
ラウタロ
アズムン
ディバラ
87'サンチェス
テュラム
ハンセン90+2'
90+3'バストーニ

アイコンの説明

ゴール
イエローカード
投入

オウンゴール
レッドカード
交代


次節はサレルニターナ戦(A)

ローマに勝利したことで、2024年のインテルは公式戦で全勝となります。

スーペルコッパを含めるとラツィオ、ナポリ、フィオレンティーナ、ユヴェントス、ローマと強豪チームとの連戦も含めて7連勝中と、勢いが止まりません。

次節は最下位サレルニターナと対戦するため、主力を休ませたいですね。

直前でフィリッポ・インザーギ監督が解任され兄弟対決はなくなりましたが、解任ブーストに気をつけたいです。

2024/2/16(金) 29:00キックオフです。

では!

インテル戦見るならDAZN!

DAZN

スポンサーリンク

-23-24シーズン, マッチレポート
-, , , , ,