20-21シーズン マッチレポート

大荒れのミラノダービー

先日行われた、コッパ・イタリア準々決勝のミラノダービー。試合は大荒れでしたね。

イブラヒモビッチとルカクの小競り合い、イブラの退場、審判の負傷交代、エリクセンの決勝弾と、見どころ満載でした。

試合は2-1でインテルの勝利です!

イブラの退場が響きましたね。

ハイライト

マッチレポート

イブラヒモビッチvsルカク

前半は良い入りで、決定機も作ったインテルですが、タタルサヌの好守に阻まれます。

今日は、決定機をよく阻止されました。ドンナルンマの影に隠れていますが、良いGKですね。

ルカクがドリブルでコースを作って放った鋭いシュートも、素早い反応で弾かれました。

 

インテルが中々決めきれずにいると、イブラにやられます。

PA付近の右側でボールを受けたイブラが、トラップで反転してシュート。コラロフの股を抜かれ、ゴール左隅に決められました。

昨年の冬に加入してから、全てのミラノダービーでイブラに決められている気がします。

このシーンは、コラロフがもう少し詰めるべきでしたね。

 

このまま前半も終わるかと思ったのですが、終了間際に小競り合いが発生しました。

イブラとルカクです。

ロマニョーリのタックルを受けて、不満を顕にしたルカクにイブラが挑発しました。

実況の北川さんいわく「リトルドンキー」と侮辱したようです。

激昂したルカクは「お前とお前の嫁をFuckしてやる」と返し、一触即発の空気になりました。

この2人の乱闘は、誰も止められませんよね。

両者にイエローカードが出て、何とかその場は収まりました。

しかし、前半が終了し、ベンチに戻る際もルカクの怒りは収まらず、イブラに向かって何かを叫んでいました。

周囲のスタッフもなだめるので精一杯です。

退場するイブラヒモビッチ

後半に登場したルカクには、笑顔が見えていました。何とか怒りは収まったようです。

引きずった様子もなく、冷静にプレーしているように見えました。ただ、同点弾が奪えません。

すると、迎えた58分に試合が動きます。

イブラがコラロフを倒し、退場となったのです。

後ろから軽く足をかけただけなのですが、大分厳しかったですね。

ルカクを挑発したのが、審判の印象を悪くしたのでしょうか。

解説の佐藤寿人いわく、インテルの選手が猛抗議したため、勢いに流されてイエローを出したとのことです。

ルカクのPK弾

イブラの退場を機に、流れは一気にインテルに傾きます。

1点を守るため、ミランは引いてブロックを築いていました。

そのため自陣に釘付けになり、インテルの猛攻が続きます。

すると、同点弾が決まりました。

バレッラのPA内での切り返しに、完全に引っかかったレオンが、スライディングで足を引っ掛けます。

最初はスルーしていたのですが、VARの結果PKとなります。

キッカーはルカクです。

見事、えぐいコースに、蹴り込んでくれました。メンタル面を心配したのですが、落ち着いていましたね。

その後も1人少ないミラン相手に猛攻を仕掛けます。

審判の負傷交代

佐藤寿人の現役生活で一度しか経験がないらしいのですが、この試合で審判が負傷交代しました。

肉離れをおこしたようです。

交代で入る審判は、どんな心境なのでしょうか。

ジャッジがかなり難しそうですよね。

無難にこなしていたように見えましたが。

 

それにしても、この試合はイベントが盛り沢山ですね。

イブラが来てから、ミラノダービーが大分盛り上がる様になりました。

ロスタイム10分

審判の負傷交代の影響で、ロスタイムが10分ありました。初めて見る数字です。

同点としてからは、終始インテルペースでした。

ミランはカウンターを狙いますが、ゴール前までボールを運べません。

延長も見えた終盤ですが、1人多いインテルは焦ることなく戦っていました。体力的にきついのはミランですからね。

逆に90分で決めたいミランは、中々ボールを奪えず自陣から出ることはできませんでした。

 

圧倒的にボールを支配するインテルですが、タタルサヌの好セーブに阻まれ、中々点を奪えません。

ラウタロとルカクのコンビネーションで作った決定機も、素晴らしい反応で弾かれました。

延長かな〜と思って見ていると、終了間際に投入されたエリクセンがやってくれました。

ゴールから左寄りで得たFKを、直接決めてくれたのです。

今日好セーブを連発してたタタルサヌも、1歩も動けない見事なFKでした。

中々結果の出なかったエリクセンですが、これを機に調子を上げて欲しいですね。

コンテもこの冬は、エリクセンを放出しないと明言していましたし。

選手レビュー

イブラヒモビッチの退場が全て

今回のミラノダービーの主役は、良くも悪くもイブラでしたね。

自ら点を決め、ルカクと揉めて、ファウルで退場。その退場から、一気にインテルペースとなり逆転に繋がりました。

ちなみに、試合後にチームメイトに謝っていたようです。

これを機に、ミランが調子を落とすことがないと良いですね。

今のミランの強さは、イブラが精神的支柱となりチームのメンタル面を改善したことが大きいと思っています。

そのイブラが、小競り合いをきっかけに退場となると、チームに不協和音が生まれるかもしれません。

うまく切り抜けて、最後までミラノ勢でセリエAを盛り上げて欲しいですね。

ルカクの勝利

怪物2人の闘いは、結果的にルカクに軍配が上がりました。

イブラは退場し、ルカクは同点弾を決めたからです。

PKも心配したのですが、力強く決めてくれました。

イブラは、ルカクを煽ってこの結果ですので、少しダサいですよね。

基本的に、ズラタン節は好きなんですけどね。

暴言の内容が内容だけに、人種差別問題とかに発展しないと良いのですが。

エリクセンの綺麗なFK

インテルが直接FKを叩き込むなんて、いつ以来でしょうか?

縦に落ちる、えぐいシュートでしたね。

正直、この冬にエリクセンとのお別れを覚悟していたのですが、コンテが残留を明言してくれました。

そうなると、エリクセンにはどんどん活躍してもらいたいですね。

正直、インテルにおける適正ポジションが分かりませんが、コンテにはうまく使ってもらいたいです。

エリクセンがいれば、セットプレーも強みになりますしね。

また、インテルは引いた相手を崩せないことが多いので、ミドルの精度が高い選手は貴重です。期待しています。

次節はリーグのベネヴェント戦

ミラノダービーに勝利し、勢いがついたはずです。

このまま、ベネヴェント戦も勝って欲しいですね。前節は、ウディネーゼと引き分けたので尚更です。

2021/1/31(日)4:45にキックオフです。

第2節では、2-5で勝利している相手です。インザーギが監督なので、前回は攻撃的なチームだった気がします。

昇格して半年経ち、戦術は変わっているのでしょうか。

引いて守ってくるようだと、苦戦する可能性もあります。

是非とも頑張って欲しいですね。

では!

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