20-21シーズン マッチレポート

20-21シーズン セリエA 27節トリノ×インテル

前節、難敵アタランタに勝利し、首位インテルは2位との勝ち点差をキープしました。

今節は、下位に沈むトリノが相手です。取りこぼしのない様に気を付けたい所ですね。

 

さて、結果の方は、1-2で勝利しました!

内容は悪かったですが、勝ち切ることができました。85分の決勝弾と、ギリギリの勝利です。

こういう試合を勝ちきれたのは大きいですね。今までだったら同点か負けで終わっていたと思います。

強いチームは内容が悪くても何故か勝つので、インテルがそういう試合をしてくれて嬉しいです。

ハイライト

マッチレポート

試合データ

WhoScored.comより引用しています。

トリノインテル
得点12
ポゼッション31.5%68.5%
シュート(枠内)7(3)13(3)
パス317688
クロス1128
コーナー18
シュートブロック41
タックル69

ボールを保持したのはインテルですが、攻めあぐねていました。

パス本数もトリノの倍はありますが、後ろで回していた時間が多く効果的ではなかったです。

トリノは唯一あったCKを、しっかりと得点に結びつけましたね。

動きのない前半

ビダルの怪我に、エリクセンが膝に不安を抱えてるというニュースがありましたが、この日はガリアルディーニが先発でした。

それ以外は、いつも通りのスタメンで挑みます。

ガリアルディーニは、相変わらず何ともいえない出来でしたね… ポジショニングは悪くないのですが、ほぼ目立つことなく56分に交代しています。

 

トリノはあまりプレスをかけず、5-3-2でしっかりブロックを築きスペースを消す守り方でした。

そのせいもあり、インテルは中央にはボールを通せず、サイドからの攻撃が多くなっていました。

クロスも多くなりますが、全員精度が悪かったです。前半でシュートに繋がったのは、3分にペリシッチが上げたクロスくらいではないでしょうか。

決定機もこのクロスにラウタロが頭で合わせたシュートだけでした。

 

ルカクもスペースがないためか、ボールを受けれず消える時間が多かったです。

バレッラ、ブロゾビッチがボールを持っても出し所がなく、後ろに下げるしかない、といったシーンもよく見かけました。

パスコースを増やすため、バストーニとシュクリニアルも上がりますが、効果的なプレイは出来ていませんでした。

 

攻めあぐていると、逆にトリノに決定機を作られます。

シュクリニアルがデ・フライに出そうとしたボールを相手にカットされ、慌てて取り返しに行き、PA右付近で倒してしまいます。

そのFKから、ヴェルディが上げたクロスを、ファーでフリーになった選手がヘディングシュート。ポストに当たり、ルカクがなんとかかき出しました。

マークに付いていたバストーには、競り負けて転んでいましたね。危ないシーンでした。

その後も、インテルはほとんどシュートを打てず、前半は終了です。

交代策的中

後半開始早々のCKでは、シュクリニアルがヘディングシュートを放ち、可能性を見せます。

最近のCKでは、シュクリニアルがよく目立ちますね。得点の匂いをさせてくれます。

 

得点が欲しいステッリーニ監督代行は、56分にエリクセンとヤングを投入しました。代わったのは、ガリアルディーニとペリシッチです。

ヤングは酷かったですね… パス14本と殆ど試合に絡めませんでした。

クロスは全く合いませんし、ライン際で滑って相手ボールにしてしまうなど、散々な結果となってしまいました。

 

逆にエリクセンは、仕事をしてくれましたね。

リズムを生み出し、60分にダイレクトで出した縦パスは、最終的にPKに繋がりました。

このPKはルカクが落ち着いて決めます。これで、リーグ戦19ゴールです。

C・ロナウドがハットトリックで、23ゴールとしたため、差がついてしまいましたが、諦めずに得点王を狙って欲しいですね。

 

得点が決まり、勢いに乗るインテルは、続けざまにチャンスを作ります。

シュクリニアルがPA手前で受けて、抜け出したラウタロにパス。マイナスに折り返し、フリーとなったハキミが右足でシュートを放ちますが、シリグに止められました。

ハキミは、しばらくゴールがありませんね。カットインや縦への突破も、前半戦と比べると減りましたし、相手にマークされているのでしょうか。

 

このまま、無失点といきたかったところですが、CKから失点してしまいます。

CKがゴール前に来た瞬間、色々な所で交錯があり、敵味方合わせて5人ぐらい転んでいました。

その隙に、ザザがシュート。これはハンダノビッチが止めますが、こぼれ球をサナブリアに押し込まれました。

インテルの選手はファールをアピールしますが、認められず失点となります。

 

同点としたトリノは引いて守ります。勝ち点1でも構わないという姿勢でした。

これは引き分けそうだなーと思って見ていたのですが、交代で入ったサンチェスがやってくれました。

右サイドでボールを持ったサンチェスが、ラウタロにピンポイントクロス。

プルアウェイでマークを剥がしフリーとなったラウタロが、後ろに飛びながら頭で合わせ、ゴール右隅に決めました。

クロスも絶妙でしたし、ラウタロの動き出しとシュート技術が素晴らしかったですね。

85分とギリギリの時間帯に、見事な勝ち越しゴールを決めてくれました。

 

後は、耐えるだけです。

89分には守備固めで、ラウタロに代えてベシーノが入りました。

かなり久々ですね。何ヶ月ぶりなのでしょうか。確か怪我が長引いていたのですが、帰ってきてくれて良かったです。

トリノの猛攻をしのぎ、時間を使いながら試合終了まで耐え抜きました。

1-2で勝利し、リーグ戦8連勝です!

選手レビュー

勝率10割のステッリーニ監督代行

コンテが割とベンチ入り禁止処分を受けるため、監督代行の機会が多いステッリーニ氏。

彼が指揮する試合は、全勝しています。

この試合の交代策もハマっていました。

エリクセンはPKに繋がるパスを出しましたし、サンチェスは決勝点をアシストしています。

ヤングは微妙でしたが、ベシーノも久々に見せてくれて嬉しかったです。

MOMラウタロ

WhoScored.comによる、MOMに輝いたのはラウタロでした。

1点目に繋がるPKを獲得し、決勝点を決めています。

得点シーンは見事な動き出しでした。相手から離れるようにファーに走り、スペースを作り、難しいヘディングシュートを決めています。

ルカクが抑えられる中、ボールを引き出したり、シュートも積極的に打っていました。両チーム最多の4本を放っています。

また、献身的に守備に走るなど、勝利に大きく貢献してくれました。

以前は、無駄なボールロストが多かったですが、最近は殆どありません。

しっかりとボールをキープしてくれるため、安心して見れるようになりました。

好調サンチェス

最近行われたパルマ戦では、2ゴールを決めて好調をキープしているサンチェス。

この試合も、短い出場時間ながらアシストを決めてくれました。

ラウタロを狙った見事なピンポイントクロスでしたね。

試合を通じてクロスが味方に合わないシーンが多かった中で、素晴らしい精度でした。

サンチェスのおかげで勝てたも同然です。

 次節はサッスオーロ戦

リーグ戦8連勝としたインテル。

次節は苦手なイメージのあるサッスオーロです。

ミラノ勢に滅法強い、ベラルディがいますからね。注意が必要です。

キックオフは、2021/3/21 (土) 4:45 となっています。

 

ユーベがじわじわと上がってきているため、終盤のイタリアダービーまでに差をつけておきたい所です。

次節も勝利を目指しましょう。

では!

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