インテルにとって、21-22シーズンのコッパ・イタリアが始まりました。
ラウンド16から始まり、対戦相手はエンポリです。
結果の方は、3-2で勝利しました。
延長線まで戦う死闘となっています。
ラノッキアのスーパーゴールがなければ、負けていましたね。
ハイライト
マッチレポート
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試合データ
sofascore.comより引用しています。
インテル | エンポリ | |
---|---|---|
得点 | 3 | 2 |
ポゼッション | 57% | 43% |
シュート(枠内) | 25(11) | 16(5) |
パス(成功数) | 741(638) | 556(456) |
クロス | 29 | 20 |
コーナー | 6 | 5 |
シュートブロック | 7 | 7 |
タックル | 25 | 13 |
インテルが先制するも、後半に2点を奪われてしまいます。
しかし、終了間際にラノッキアのスーパーゴールで追いつき、延長線に突入しました。
そして、途中出場のセンシのゴールで勝利を手にしています。
個人的なレビュー
個人的なゲームのポイントをまとめます。
ポイント
- クトローネへのロングボール
- 控え主体の中盤
- コレアの怪我
1.クトローネへのロングボール
前半思い通りに試合を運べなかったエンポリは、後半に入りロングボールを多用していました。
インテルは相手を押し込むと、前線に人数をかけるため後ろが手薄になります。
エンポリはボールを奪ったら素早くロングボールを出して、サイドに向かって斜めに走るクトローネがキープすることで、数敵同数または数的優位を作っていました。
それが後半の得点にも繋がっています。
2.控え主体の中盤
インテルは大幅なターンオーバーをして、中盤はビダル、ベシーノ、ガリアルディーニで構成しました。
しかし後半にエンポリがプレスを強めてからは、ビルドアップがままならず押し込まれる展開に。
65分にチャルハノールとバレッラが入ってからは落ち着きましたが、中盤の控えとスタメンの差が分かる結果となりましたね。
3人とも展開力がないのが辛いです。
ロングボール1本で局面を変えられないため、プレスで囲まれると手詰まりになってしまいます。
3.コレアの怪我
先発出場したコレアですが、怪我により開始5分で交代してしまいました。
ロマニョーリに乗っかられた時、足に負担がかかったようです。
泣きながら交代していたため、また怪我が長引きそうですね...
センシの件もあるため、怪我がちな選手は計算しにくくて心配になります。
コレアは移籍金もそれなりにしたため、何とか戦力になってほしいのですが...
ジュゼッペ・メアッツァは、怪我しやすいスタジアムらしいですがそのせいでしょうか。
前半
前半開始早々、アクシデントが発生します。
コレアがロマニョーリに乗っかられ、足を痛めてサンチェスと交代しました。
しかし、13分にそのサンチェスがゴールを奪いました。
ビダルとのワンツーで右サイドを崩したドゥンフリースが、フワッとしたクロス。
ファーに入ったサンチェスが、頭で合わせてゴールとなりました。
ドゥンフリースは、グラウンダーのクロス以外も出すようになりましたね。
続けて、インテルがチャンスを作ります。
ロングボールを相手に取られますが、サンチェスが後ろから突きドゥンフリースに渡りシュート。
GKの正面に飛び、セーブされました。
インテルが押し気味に進めたまま、前半終了です。
後半
後半から、エンポリが3人の交代選手を投入しました。
プレスも強め、インテルのビルドアップを封じます。
エンポリペースで試合が進む中、61分に同点弾を奪われました。
カウンターからクトローネがミドルシュートを放ち、こぼれ球がバジュラミに渡ります。
胸トラップでDFをずらし、左足のボレーがゴールに突き刺さりました。
76分、勢いに乗るエンポリに逆転弾を奪われます。
左サイドからのクロスに、ディマルコの裏を取ったクトローネがヘッド。
クロスバーの跳ね返りがラドゥに当たり、オウンゴールとなりました。
焦るインテルはロングボールを送り続けますが、中々得点を奪えず。
「負け」の2文字が迫る中、91分に劇的な同点弾を奪いました。
ロングボールをジェコが頭で落とし、ラノッキアがジャンピングボレーでゴールを決めました。
同点となり、延長戦に突入します。
延長戦
延長戦に入り、センシが投入されます。
エンポリが疲れインテルが押し込む展開が続く中、104分に勝ち越し点を奪いました。
高い位置でボールを奪い、バイタルエリアでサンチェスが仕掛けます。
味方を囮に使い、PA手前に入ったセンシにパス。トラップでDFをずらしてミドルシュートを放ち、ゴールに入りました。
勝ち越したインテルは時間を使いながら、試合を終わらせます。
そして、3-2で逆転勝利しました。
選手レビュー
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MOMはサンチェス
sofascore.comによるMOMは、サンチェスでした。
アクシデントで開始5分から途中出場しましたが、頭で先制点を奪っています。
スーペルコッパ・イタリアーナで決勝点を奪うなど、最近は好調をキープしていますね。
キープ力とチャンスメイク能力が高く、ジェコとラウタロとは違った変化を加えられます。
縦パスを受けた時にトラップが大きくなり、相手に取られるシーンが多いのが気になりますが。
後は代表戦に呼ばれて、怪我しないことを祈ります。
久々ゴールのセンシ
インテルにやってきた時は、センセーショナルな活躍でインテリスタの心を掴んだセンシ。
しかし、2シーズン前のユベントス戦で負傷して以降は、慢性的な怪我に苦しめられてきました。
途中出場後に負傷する試合もあり、今シーズンも出場時間は伸びていません。
ただ、この試合で延長に途中出場を果たすと、104分に劇的な勝ち越しゴール。
この2年間苦しんできたセンシにとって、鬱憤を晴らすゴールでした。
移籍の噂もありますが、センシにとって幸せになれる場所で活躍して欲しいですね。
チームを救ったラノッキア
久々に出場したラノッキアですが、2失点とDFにとって悔しい結果となりました。
しかし試合終了間際に、ジャンピングボレーで劇的な同点ゴールを決めチームを救っています。
FW顔負けのゴールでしたね。
純粋なCBの控えが少ないインテルにとって、ラノッキアは貴重な存在です。
彼ほどの実力があって、控えで納得してくれるのは助かりますね。
次節はヴェネツィア戦
前節のアタランタ戦を引き分け、リーグ戦の連勝は8で止まりました。
2位のミランが敗戦したため首位はキープしましたが、勝ちを取り戻したいですね。
次節は、ホームにヴェネツィアを迎えます。
2022年1月23日(日) AM2:00キックオフです。
2週連続で延長戦まで戦っているため、疲労が心配ですがしっかりと勝ってほしいですね。
では!