セリエA開幕5連勝を記録しているインテル。
今節は、ユヴェントスを下したサッスオーロと対戦しました。
結果は0-1で敗戦...
公式戦7試合目にして、初黒星を喫しました。
ハイライト
マッチレポート
フォーメーション
試合データ
WhoScored.com・SofaScoreより引用しています。
インテル | サッスオーロ | |
---|---|---|
1 | 得点 | 2 |
63% | ポゼッション | 37% |
13(3) | シュート(枠内) | 13(6) |
4 | ブロックされたシュート | 2 |
8 | コーナー | 6 |
3 | ビッグチャンス | 2 |
4 | GKのセーブ | 2 |
573(492) | パス(成功数) | 347(277) |
32(7) | クロス(成功数) | 12(3) |
12(9) | ドリブル(成功数) | 12(9) |
136 | ボールロスト | 116 |
51 | 競り合い勝利 | 38 |
15 | タックル | 8 |
13 | インターセプト | 11 |
5 | クリア | 31 |
インテル | 1-2 | サッスオーロ |
---|---|---|
ドゥンフリース | 45+1' | |
45' | ペーダーセン ヴィニャ | |
54' | バイラミ | |
61' | トレソルディ ヴィティ カスティジェホ バイラミ | |
63' | ベラルディ | |
サンチェス テュラム フラッテージ ムヒタリアン デ・フライ バストーニ カルロス・アウグスト ディマルコ | 68' | |
74' | エンリケ | |
79' | デフレル ピナモンティ | |
81' | フェラーリ エルリッチ | |
クラーセン チャルハノール | 85' |
アイコンの説明
ゴール
イエローカード
投入
オウンゴール
レッドカード
交代
試合分析
- サッスオーロの守備プラン
- 優位性を保つドゥンフリース
- ラストパスが噛み合わないインテル
- ドゥンフリースの新しい武器
- ペーダーセンの投入
- サッスオーロのハーフスペースアタック
- ベラルディのゴラッソ
- テュラムの交代
- 疲労だけが溜まる試合結果に...
サッスオーロの守備プラン
サッスオーロは、ボール保持とボール非保持の配置が4-2-3-1でした。
そのため、インテルの5-3-2に対して、各選手のマークがしっかりと決まります。
ただし、バストーニやアチェルビが上がった時など、担当する相手が大きく移動した時は、マークを受け渡していました。
プレッシングは高い位置から行いますが、ボールを取り切るといった守備ではなく、じわじわと圧をかける守備でした。
バックパスをした時や、ボール奪取のチャンスと見れば、勢いよくプレスをかけます。
優位性を保つドゥンフリース
前述の通りサッスオーロは各選手、マークの担当が決まっていました。
その中でドゥンフリースは、ヴィニャに対して優位性を持ってプレイできていました。
何度も裏を取ってチャンスを作っていましたし、46分にはヴィニャとの1対1を制して、ゴールを決めています。
後半開始早々に、ヴィニャが交代したのも、ドゥンフリースの活躍あってこそでした。
ラストパスが噛み合わないインテル
前半は、何度もチャンスを作ったインテルですが、ラストパスが噛み合わずゴールを奪えませんでした。
- ベラルディのマークを外したバストーニが、ダルミアンのロングボールを受けてクロスを送るも、ディマルコが合わせられず。
- バレッラとのワンツーで裏を取ったドゥンフリースのクロスに、テュラムが頭で合わせるも枠を捉えず。
- ムヒタリアン、バレッラ、ドゥンフリースのトライアングルで、ドゥンフリースが裏を取ってクロスを送るが、テュラムがシュートを打てず。
- ハーフスペースに入ったムヒタリアンがクロスを送るも、ラウタロがシュートを打てず。
両サイドから2回ずつ決定的なクロスを送りましたが、ゴールに結び付けられませんでした。
ドゥンフリースの新しい武器
この試合の先制点を決めたのは、ドゥンフリースでした。
ヴィニャと1対1になり、上体フェイントをかけながら、カットインして放った左足のシュートがゴールになっています。
これまでのドゥンフリースは縦への突破をケアされると、手詰まりになるということが何度もありました。
カットインも警戒させることができれば、より危険な選手となります。
ペーダーセンの投入
サッスオーロは後半から、ヴィニャに代えてペーダーセンを投入しました。
ペーダーセンの積極的な上がりも影響して、インテルのDFラインは押し下げられていました。
ドゥンフリースも前半ほど、攻撃に転じることができなくなっていました。
サッスオーロのハーフスペースアタック
サッスオーロの特徴といえば、中盤の選手の飛び出しです。
特にゴールに近くでベラルディがボールを持った時に、中盤の選手がPA内に積極的に飛び出してきます。
昨シーズンにインテルが4-2で勝った試合でも、エンリケとフラッテージの飛び出しから2点を奪われました。
この試合でも、それが再現されました。
ベラルディが持った時に、バイラミがハーフスペースに飛び出してパスを受けます。シュートがゾマーのニアを貫きました。
このシーンは、ベラルディが持った時にディマルコにもう少し距離を詰めて欲しかったのと、ニアコースのシュートであれば、ゾマーに止めて欲しかったです。
ベラルディのゴラッソ
サッスオーロの2点目は、どうしようもないものでした。
ベラルディのゴラッソです。
トルヤンが上がったことでディマルコが釣られ、ムヒタリアンとベラルディが1対1の状況になりました。
少し下がりながらの強烈なミドルシュートは、ゾマーも見送るしかありませんでした。
テュラムの交代
インテルは追いつかなければいけない状態でしたが、シモーネはテュラムに代えてサンチェスを投入しました。
てっきり、FW3枚を並べるのかと思いましたが、今後の過密日程を考慮したのでしょうか。
前節、アルナウトビッチが長期離脱したこともあって、FW陣に疲労を溜めたくなかったのかもしれません。
しかし、テュラムがいない状況だと、相手を押し込むことができず、あまりチャンスを作れませんでした。
最大のチャンスは、カルロス・アウグストのクロスを、フラッテージがフリーで受けたシーンでしょうか。
疲労だけが溜まる試合結果に...
ユヴェントスを下していたサッスオーロを警戒したのか、シモーネはこの試合にベストメンバーで臨みました。
であれば勝利は必須でしたが、敗戦したことで疲労だけが溜まる結果になりました。
次節のサレルニターナ戦こそ勝利が必須になりましたが、そこでターンオーバーできるのでしょうか...
その後すぐにCLのベンフィカ戦もありますし、メンバーを固定してじわじわとコンディションが落ちていく自体は避けて欲しいです。
上手くターンオーバーしながら勝って欲しいですが、ムヒタリアンやラウタロの酷使具合を見ると、不安が募ります。
MOMはドゥンフリース
WhoScored.comによるMOMは、ドゥンフリースでした。
先制点を奪う活躍に加え、2度の決定的なクロスを送るなど、特に前半は素晴らしい活躍でした。
キーパス数も、ベラルディに並ぶ4本を記録しています。
ここ最近は、左足の精度が上がっていますね。
カットインからのシュートを見せれば、相手も警戒して、縦への突破がより活きてきます。
次節はサレルニターナ戦(A)
開幕からの連勝は、残念ながら5でストップしました。
連勝はいつか終わるものですが、せめて引き分けて欲しかったです。
次節はサレルニターナが相手ですが、バウンスバックに期待したいですね。
2023/9/30(土) 27:45キックオフです。
できれば、ターンオーバーして勝ちたい所です...
では!