前節ミラノダービーに勝利し、勢いに乗るインテル。
今節は、インテルのレジェンドであるスタンコビッチ監督が率いる、サンプドリアと対戦しました。
結果は0-0のドロー。
CL出場権獲得争いから1歩抜け出すためにも、勝ち点3が欲しかったですが、得点を奪うことができませんでした。
ハイライト
マッチレポート
試合データ
WhoScored.com・SofaScoreより引用しています。
サンプドリア | インテル | |
---|---|---|
0 | 得点 | 0 |
34.7% | ポゼッション | 65.3% |
7(2) | シュート(枠内) | 25(5) |
2 | ブロックされたシュート | 7 |
3 | コーナー | 7 |
0 | ビッグチャンス | 1 |
5 | GKのセーブ | 2 |
362(268) | パス(成功数) | 669(600) |
14(5) | クロス(成功数) | 38(12) |
14(8) | ドリブル(成功数) | 14(8) |
138 | ボールロスト | 121 |
38 | 競り合い勝利 | 53 |
9 | タックル | 11 |
6 | インターセプト | 12 |
29 | クリア | 14 |
サンプドリア | 0-0 | インテル |
---|---|---|
45' | ディマルコ ゴセンス | |
ヌティンク | 51' | |
サビリ キュイザンス | 59' | |
64' | ラウタロ | |
66' | ドゥンフリース ダルミアン ブロゾビッチ バレッラ ジェコ ルカク | |
リンコン ジュリチッチ ムル ガッビアディーニ | 72' | |
アミオネ | 78' | |
ランメルス | 83' | |
パオレッティ ザノリ クアッリャレッラ ランメルス | 85' | |
90' | カルボーニ ムヒタリアン |
アイコンの説明
ゴール
イエローカード
投入
オウンゴール
レッドカード
交代
個人的なレビュー
個人的なゲームのポイントをまとめます。
ポイント
- ルカクを中心とした攻撃
- 細かいミスが多かったインテル
- 難しかった交代策
ルカクを中心とした攻撃
この試合では、ルカクを中心に攻撃を組み立てていました。
前線に張ったルカクがDFを背負いながら楔のパスを受けて、ポストプレイから味方のシュートに繋げるシーンが多かったです。
DFラインでパスを回している時も、ルカクへの縦パスを常に狙っていました。
ラウタロも周囲を動き回り、落としのボールを受けるチャンスを狙っていました。
細かいミスが多かったインテル
この試合では、選手達の細かいミスが多かったです。
ゴセンスが簡単なトラップをミスれば、代わりに出たディマルコもキックミスを連発。
カウンターの時にも、味方への横パスがずれてチャンスを潰してしまうシーンがありました。
攻撃の中心に据えられたルカクも、ポストプレイの落としが味方とズレるシーンが何度もありました。
攻守の切り替えも遅かったですし、ちょっとしたパスのズレが攻撃にリズムが出なかった要因です。
難しかった交代策
ルカクを中心とした攻撃を繰り返していましたが、点が入りそうで入らない展開が続いていました。
70分が近付き、ジェコを投入して点を取りに行きたいところでしたが、ルカクとラウタロのどちらを代えるか悩みどころだったと思います。
このままルカクを使って押し込むのも手ですが、エースであるラウタロを簡単に代える訳にもいきません。
中盤を減らしてジェコを投入するにも、同点の状態でリスクを負うのも怖いです。
結局ルカクに代えてジェコを投入しましたが、前線で収める人がいなくなってしまい攻撃が停滞してしまいました。
結果的に効果的な交代とはなりませんでしたが、難しい判断だったと思います。
前半
インテルがルカクを使った攻撃で、チャンスを作っていました。
そして、開始2分にファーストシュートを放ちます。
バレッラの縦パスを受けたルカクが反転してシュートを放ち、アウデロを襲いました。
12分には、デ・フライが高い位置でカットして、チャルハノールがミドルを放つも僅かに枠を外れました。
19分にはスローインを受けたルカクが落として、チャルハノールからフリーのダルミアンにパス。
クロスにラウタロが合わせるも空振ってしまい、こぼれ球をバレッラが拾って再びダルミアンに渡します。フリーでシュートを放ちますが、枠を外れました。
インテルは何度かゴールに迫るも、0−0のまま前半は終了しました。
後半
後半もルカクを中心に攻めるインテル。
しかし、最初のチャンスはサンプドリアでした。
59分に、CKからガッビアディーニにヘッドを打たれるも、ギリギリで枠を外れました。
インテルは77分に反撃します。
左サイドに開いたジェコがクロスを送り、こぼれ球を拾ったチャルハノールがシュートを放つもアウデロにセーブされました。
83分には、左サイドを駆け上がったムヒタリアンから、中のチャルハノールにパス。ジェコとのワンツーで、ミドルシュートを放つも枠を外れました。
92分には、アチェルビがミドルシュートを放つも、アウデロが触りクロスバーをかすめます。
終了間際には、ジェコのバッグヘッドで裏を取ったディマルコがゴール前に折り返すも、受けたラウタロがシュートを打てませんでした。
結局スコアレスドローで、試合は終了しました。
選手レビュー
MOMはアウデロ
WhoScored.comによるMOMは、アウデロでした。
5セーブを記録して、インテルの攻撃をシャットアウトしています。
終盤になっても集中力を切らさずに、アチェルビの強烈なシュートも弾き出していました。
インテルは25本のシュートを放ちましたが、アウデロを破ることはできませんでした。
コンディションを上げたいルカク
ルカクはポストプレイでチームに貢献し、キーパスも3本出しました。
ただ、落としのボールが雑で、味方と合っていなかったのが気になりました。
また、ロングカウンターでサイドに流れて受けた時に、縦に仕掛けるシーンがありましたが、突破できなかったのも気になります。
全盛期に比べてスピードが落ちたのか、全力で走れないのか。
この試合で全力疾走するシーンがなかったのは、コンディションの問題なのでしょうか。
下位相手の取りこぼしを減らすためにも、ルカクの復調に期待したいです。
点を取ってほしかったチャルハノール
試合前には、チャルハノールが思い詰めた様な表情を見せていたのが印象的でした。
恐らく、インナーにトルコの方々へのメッセージを書いていたっぽかったですが、それを見せることはできませんでした。
何とか点を取って欲しかったですし、積極的に狙っていましたがシュートが決まりませんでしたね。
ただ、キーパスは3本出してチャンスを作っていました。
次節はウディネーゼ戦(H)
痛恨ドローとなりましたが、3位とは勝ち点3差の2位をキープしています。
次節は前半戦で、敗戦を喫したウディネーゼをホームに迎えます。
2023/2/19(日) AM4:45キックオフです。
前半戦のリベンジを果たしたいですね。
では!