前節サッスオーロに敗れて、シーズンダブルを喰らったインテル。
消化試合かつターンオーバーしたとはいえ、リベンジをしたかったですね。
バウンスバックを狙う今節は、フロジノーネと対戦しました。
フォーメーション
ゴール祭り
- フロジノーネのプレッシング
- DFラインの前を使う
- ゾマーのセーブ祭り
- ゴール祭り
※各データは基本的にFBREFを参照
フロジノーネのプレッシング
ディ・フランチェスコ監督が率いるフロジノーネは、基本フォーメーションが3−4−2−1でした。
ボール非保持時はミドルサードで5−4−1のブロックを作り、ボールホルダーにプレスをかけます。
その際噛み合わせ的にインテルの中盤が余るので、そこを誰がマークするのかが注目でした。
攻撃時はWBを高い位置で張らせて、3トップは絞った立ち位置を取ります。
ボール保持時の平均ポジショニングを見ても、5レーンアタックの様なポジショニングをしていました。
※セリエA公式より引用
前半の右サイドに注目するとリロラ、ブレシャニーニ、ゾルテア、スーレが近い距離でひし形を作っていることが分かります。
印象的にも、前半はフロジノーネの右サイドから仕掛けられることが多かったです。
中心になったのはスーレ。タッチ数は62回、ドリブル試行数は7回(成功数は4回)でチーム内トップでした。
ただ、インテルの守備陣はうまく守れていたと思います。
DFラインの前を使う
前述の通り、フロジノーネはブロックを作りながらも、基本的にボールホルダーにプレスをかけてきます。
その際に5−4−1のブロックの、5−4が間延びすることが多くありました。
インテルとしては、相手を釣り出す様なビルドアップでDFラインの前のスペースを狙っていました。
ゾマーのセーブ祭り
先制点は、19分にインテルに生まれました。
ハイプレスからボールを奪うと、テュラムがポケットをとってクロス。
フラッテージがももで押し込みました。
その後は一進一退の攻防が続きました。
フロジノーネにもかなりチャンスを作られましたが、ゾマーのセーブが光りました。
セーブ数は6本を記録。トータルの失点期待値(PSxG)は1.4でしたが、全て防いでくれました。
ゴール祭り
後半に入りフロジノーネが圧を強めてきたため、インテルはカウンター仕様にシフトしていきました。
その中で60分に追加点。
バレッラの意表をついたパスに抜け出したフラッテージがクロスを入れて、アルナウトヴィッチが押し込みました。
そこからゴールラッシュ。
77分にブキャナンがインテルで初ゴール。
センターライン付近から仕掛けて、PA内でカットインからシュート。脱力したシュートが、ゴール右に吸い込まれました。
80分にはキャプテンに久々のゴール。
クアドラードのクロスのこぼれ球を拾って、ラウタロが左足のシュート。
得点数を24に伸ばしました。
84分には締めのゴール。
ラウタロの守備からボールが裏のスペースにこぼれ、拾ったテュラムが自陣から独走してループシュートを沈めました。
久々のゴールラッシュで、0−5で大勝しました。
ハイライト
試合データ
※セリエA公式より引用
次節はラツィオ戦(H)
久々のゴールラッシュで、勝ち点を92に伸ばしました。
ブキャナンの初ゴールや、ラウタロの久々ゴールなど見応えたっぷりでしたね。
次節は鎌田が復活したラツィオと対戦します。
2024/5/19(日) 25:00キックオフです。
では!